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べーシックを追求! プレーントゥダービー ㉒ サンダース オフィサーシューズ(2)

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 ただ、風が冷たくなってきましたね。

 じわじわと冬を感じるようになってきました。

 

 では、前回の続きです。 

 サンダースの『ミリタリーコレクション』からプレーントゥダービーについて書いています。 


 

ポリッシュドレザー

 カーフの表面を樹脂でコーティングした加工革です。

 独特の光沢感があり、耐水性にも優れています。

 チャーチのポリッシュドバインダーカーフやクロケット&ジョーンズのキャバルリーカーフに相当する革ですね。

 

 以前履いていたチャッカブーツも同じ革だと思うので、その感想を少し書きますね。

 サンダースのポリッシュドレザーは光沢感が割と強めなように思います。

 そういう意味では、コードバンのような見た目ですね。

 ただし、厚みはあまり感じず、むしろちょっと薄いかな、という印象でした。

 それでも革の質感が感じられる樹脂コーティングで、安っぽいガラスレザーでは無いです。

 

 総じて、実用性十分の革という印象でしょうか。

 サービスシューズである事を考えると、イギリスの美意識を感じますね!

 

 個人的にはバーガンディーが綺麗だと思いますね。

 革の質感がより感じられて、それこそコードバンのような見た目です。

 ただ、ブラックの方がオフィサーシューズらしいとは思いますけどね。

 迷った僕は、両方選んだのでした、、、。(懐)

 

シューレース

 ミリタリーコレクションではロウ引きの平紐が付いてきます。

 しかも、ブラックとカーキ(オリーブグリーン)の2色が梱包されています!

 

 一般的には、ドレスシューズでは丸紐が多いように思います。

 紐の主張が控え目で、ドレス感があるからでしょうか。

 それに対して平紐は、平面が表れるので紐の存在感がありますね。

 その為、若干カジュアルに見える事もあります。

 

 平紐は、面でしっかり甲を押さえてくれるので、フィット感が良いのが特徴ですね。

 スニーカーでもよく使われていますよね!

 ミリタリーコレクションも、実用靴として平紐の利点を採用したのかな!?

 (実は、レッドウィングのポストマンシューズでも平紐が採用されていました。)

 

 そして、ロウ引きです!!

 強度を増すという実用面もあるのでしょうが、

 ほんのりと光沢があってドレス感があるように思います。

 

 しかも、一般的なブラッックの他に、よりミリタリー感のあるカーキが付属しているのは確信的ではないでしょうか!!?(笑)

 カーキの平紐をセットすると、グンとミリタリーシューズな表情になります!!

 

 ソール

 オールソールをされた様子が紹介されている記事を見つけました。

サンダースの靴をオールソールする その① – BlueBronze(ブルーブロンズ)靴修理・靴クリーニング・オーダーメイドシューズ等取り扱っています

サンダースの靴をオールソールする その②(完結編) – BlueBronze(ブルーブロンズ)靴修理・靴クリーニング・オーダーメイドシューズ等取り扱っています

 間違いなくグッドイヤーウェルト製法ですね!(笑)

 こうして修理して長く履けるのも革靴の魅力ですね!!

 

 コバの張り出しも結構抑えられていますよね。

 ここもオフィサーシューズのドレス感を上げているポイントですね!

 

 ラバーソールはイギリスITSHADE社製のStudded Rubber Soleが採用されています。

https://shop.r10s.jp/otaichi/cabinet/owarikomaki/koma107/imgrc0083636502.jpg

 やや硬めのラバーで、摩耗に強く、グリップ力もなかなかとの評判です。

 もちろん水にも強いので、水濡れの心配から開放されますね!(笑)

 そして、無骨さやボリューム感を抑えたドレス感のあるデザインですね。

 

 靴をよく見ると、出し抜いのステッチが踵まで靴をぐるりと一周していますね。

 オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法でしょう。

 靴を斬って内部がみられる記事を見つけました。(感謝!)

英国、靴の聖地から届くレザーシューズブランド、 SANDERSがZUTTOに仲間入り。|ずっと使い続けたいモノを集めたセレクトショップ - ZUTTO(ズット)

  断面を見ると、コルクが敷き詰められているのは前部だけですね。

 https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/zutto.store/images/recommend/cm191205-6.jpg

 オールデンでは踵まで

ベーシックを追求! プレーントゥダービー ③ オールデン 990 (2) - 靴と歩む、僕の... 

 トリッカーズも踵近くまで

フルブローグと英国靴。 ③ バートン (2) - 靴と歩む、僕の...

 コルクが敷き詰められていましたが、

 サンダースは割り切っていますね。

 

 インソールからアウトソールまでの厚みもあまり無いですね。

 僕が履いていた時に感じたソールの薄さ(?)の理由はこういうことだったのですね。(納得)

 価格帯の違いが現れている、という事なのかな。 

 

まとめ

 サンダースがコストパフォーマンスに優れていることを勘案しても、英国靴の中では+1万円くらいの価格帯かな、というのが僕の印象です。

 (それでもアジア諸国の靴よりはだいぶ高価ですが・・・。)

 もう1ランク上の価格帯の靴と比べれば、やはりクオリティの違いはあるように思います。

 メリハリの弱いラスト、ライニング、厚みの少ないアッパーとソール、ステッチ、

 正直、量産された工業製品感のある靴です。

 僕がチャッカブーツを手放した理由がそれでした・・・。

 

 でも、ちょっと後悔もしています。

 というのは、やはりこういう靴は他に代わりが無いから!!

 同じようなデザインの靴は他所でも作られていますが、

 サンダースほどリアリティのあるミリタリーオフィサーシューズはなかなか。

  そういうオリジナル性のあるところがこの靴の大きな魅力だと思います。

 

 もちろん、英国靴として十分なクオリティはあるので、手入れをしながら長く履けると思います。

 

おまけ

 かつて、僕が履いていたミリタリーチャッカブーツについて書いたものがありまして・・・

 ブログ初心者とはいえ、画像が寝っ転がっている・・・。(どいひー)

  怖いもの見たさのある方は、、、

 どうぞ、とは言いたくないですね。(恥)

サンダース ミリタリーコレクション ブーツ - 靴と歩む、僕の...

 

 ではでは。


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