こんにちは。
今日は晴れました。
気温も上がって、湿気も少しあって、ビールが美味しい気候ですね!!(?)
インスタのisetanmens_shoesで『靴博2021』の情報がポストされています!(嬉)
続々と発表される靴博限定モデル!
貴重なホーウィンシェルコードバンを使った珍しい限定靴ばかり!!
流石伊勢丹!!!
じっくり見たいですねぇ〜。
今日の天気に後押しされて、
白いドレスシューズに戻ります。
(でも、また暫く雨との予報が・・・)
音楽の話の前が、
マルセル・ラサンスの話で、
その前がCheaneyの白いドレスシューズでした。
今回も英国靴です!
こちらもここ数年人気がグ〜ンと高まってきたブランドです!!
SANDERS 1303
サンダースは以前にも何足か取り上げてきました。
その時に歴史についても少し書きましたね。
久しぶりですので、あらためてサンダースについてざっと書きますね。
創業は1873年で、ノーサンプトンシャー州ラシュデンにてウィリアムとトーマスのサンダース兄弟によって設立されました。
英国警察や英国国防省(MOD)向けに供給されるレザーシューズの殆どを請け負っている点が大きな特色だと思います。
安定した製造によってコストの抑制が可能となり、割安な価格を実現できるのは強みですね。
そして、ファッション的には本物感の強いサービスシューズやオフィサーシューズといったユニフォームシューズを作れるのも魅力ですね。
実際に、A P.C.やラルフローレン等のOEMも受けていますし、有名セレクトショップにもラインナップされています。
それでは靴を見ていきましょう。
ミリタリーラスト
本靴も「Military Collection」からの1足となっていますので、ラストはミリタリーですね。
ミリタリーラストについても以前取り上げました。
中庸なノーズ長で、イギリス靴らしいラウンドトゥです。
ややゆったりとした感じがミリタリーシューズらしい印象ですね。
トリプルステッチ
サイドから見ると、クォーターの革の切り返しがあります。
羽根の付け根からソールへとカーブを描いていますが、そこの縫いがトリプルステッチになっています。
丈夫さをアピールするようなデザインでミリタリーシューズらしいディテールだと思います!
スコッチグレインレザー
表革ですが、シボの付いたコーティングレザー(スコッチグレインレザー)です。
ホワイトレザーはどうしても汚れが気になりますが、スコッチグレインレザーであればいつものクリーナーで汚れが落とせますね!
凹凸の独特の表情が適度な重量感を感じさせ、落ち着いた印象になりますね。
個人的にはホワイトレザーとも相性が良い加工革かなと思います。
クラウン
外側のアウトサイドカウンターをよく見ると、女王陛下の王冠(クラウン)が刻印されています。
シボ革なので刻印が同化して目立ちにくいですが、やはりコレがあるのがサンダース!!
ミリタリーシューズとしての魅力が引き立ちますね!
外鳩目
5ホールのダービーです。
鳩目に注目すると、白い外鳩目が採用されています。
アッパーと同色で目立たないようになっていますが、
シューレースを通しても隙間が見えるのが外鳩目の特徴でしょうか。
金具なので丈夫ですし、シューレースの滑りも良く、スポーティーな印象です。
ミリタリーシューズにぴったりの仕様ですね!
コバ
ウェルトの色はナチュラルで、出し抜いのステッチはホワイトですね。
ホワイトのアッパーと馴染む配色です。
アウトソールはホワイトです。
そのアウトソールとウェルトとの間やトップリフトとの間にはブラウンカラーのレザーが挟まれていますね。
アウトソールのホワイトとはコントラストが出るのでややカジュアルな印象になります。
それでも、ウェルトと色を合わせる事で色数を抑え、カジュアル感が少し抑えられているように思います。
アウトソール
英国ITSHADE社のCommandoソールです。
ソールパターンはスタッテッドですね。
ゴツゴツとした見た目にはならず、ドレスシューズでも採用されるドレス感のあるラバーソールです。
感想
スコッチグレインレザーはシボの表情がある事で、ホワイトレザーに適度な重量感と言いますか、存在感が出ますね。
それによって、コーデ全体の中で足元のバランスを整える効果、多少重めの服でも受け止める安定感があるように思います。
デニムやチノ、ワイドパンツでもバランスが取れるでしょうし、冬の重衣料にも合わせられると思いますね。
ミリタリーコレクションという事で、クセの無い中庸なフォルムがドレスにもカジュアルにも合わせやすそうです。
そして、細かなディテールにサンダースならではのデザインが利いていて、他には替え難い魅力がありますね!
今回はここまでです。
ではでは。