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白いドレスシューズの可能性は!? (32) CHEANEY ④ LEWISHAM

 こんにちは。

 今日も一日冷たい小雨でした。

 今季は一度雨になるとなかなか晴れないですね。

 これまでの季節感(観?、勘??)が通用しない、、、。

 

 夜は国枝慎吾選手の車椅子テニス決勝を観ました。

 見事に王様のポジションに立たれました!(金)

 おめでとうございます!!

 そして、素晴らしい試合をありがとうございます!!!

 受けるにしても、攻めるにしても、読みが凄かったですし、

 流れるような動きと正確な技術が本当に美しかったですね。

 

 前回の続きです。

 チーニーの白いドレスシューズを取り上げています。

 最後のチーニーはこちらです!

CHEANEY  LEWISHAM

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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 レースアップでは無く、ローファーです!

 しかも、かなりドレッシー!!

 「nano UNIVERSE」の別注ですね。

 サイズはUK7Fです。

 

 まずはラストからです。

ラスト 208

 こちらの記事を見つけました。(感謝)

www.british-made.jp

 ラストの特徴しては、

 程よい長さのロングノーズ、

 バランスの良い高の高さ、

 イギリスの伝統のあるやや膨らみのあるエッグトゥ、

 絶妙にシェイプが利いた幅から得られる総合的なフィット感で、

 チーニーの中でも格別なタイトフィットは足に吸い付くような至高のフィットとの事。

 

 とことんドレッシー、エレガントさを追求した極上の木型は、他の靴と比べても非常にスタイリッシュですね。

 

 何だか、超高級靴のような謳い文句!?!?

 それもそのはず、こちらの記事はチーニーの最高峰コレクションである「インペリアル コレクション」についてのものですから!

 そして、「インペリアル コレクション」では全てラスト208が採用されているそうです。

 

 今回取り上げる「LEWISHAM」は、ソールの仕上げ等を見ると「インペリアル コレクション」では無いと思われます。

 ただ、ラストは同じ208ですし、その特徴を意識したデザインが採用されているように思います。

 

シボ革

 ホワイトの表革ですが、シボが入ったすコッチグレインレザーです。

 ゴツゴツと凹凸の大きな感じでは無く、柔らかく上品な感じのシボですね。

 

 ホワイトレザーはやはり汚れが心配ですよね・・・。

 その点、スコッチグレインレザーは汚れが染み込みにくいのはありがたいですね!

 汚れてもいつものクリーナーで軽く拭き取れるので安心です。

 

 ツルッとしたスムースレザーに比べて、少し重みが感じられますよね。

 そういう影響からでしょうか、落ち着いた印象になるように思います。

 

デザイン

 208ラスト自体がかなりドレス感の高いフォルムでデザイン性が高いと思いますが、

 「LEWISHAM」はそのドレス感を強調するかのようにサイドのデザインが利いています!

 

 サドルの付け根の後方から革の切り返しがありますよね。

 いわゆるクォーターですが、ソールの踵のかなり後方にまで伸びています。

 一般的なクォーターはソールのウエストの辺りまでですので、かなり大胆なデザインだと思います。

 

 更に、ヴァンプのモカ縫いと繋がるようなラインを描いていますね。

 モカ縫いをよく見ると、甲部をサイドに乗せて縫い合わせた「乗せモカ」です。

 見た目がシンプルでドレス感が高いのはもちろん、

 クォーターの革の切り返しと同じ「乗せ」のパターンなので、繋がりが生まれていますね。

 インサイド側も同じパターンです。

 そのため、アウトサイド側とインサイド側も一つのラインが繋がったデザインになっています。

 

 こうしてサイドにゆったりと長く伸びる一連のラインが208ラストの細く長いエレガントなフォルムを強調しているように見えます。

 かなりエレガントさを意識したデザインだと思います!

 

後ろ

 アッパーはシンプルに割り縫いですね。

 トップラインに被せられた補強の革もかなり細くて繊細なデザインですね。

 細やかなステッチです。

 

 ソールはコバの張り出しの無いドレスシューズの仕上げです。

 

 かなりシンプルにまとめれていて、ドレス感のある後ろ姿ですね。

 

アウトソール

 シングルレザーソールです。

 オープンチャネルですね。

 

 「インペリアル コレクション」ですと、ここがヒドゥンチャネルで半カラス仕上げ、ウエストはフィドルバック&ベヴェルドウェストで仕上げられています。

 かなり手間をかけた仕事ですね!

 因みに、ライニングも違っていて、モデル名やサイズ・ウィズが手書きされた小窓が設けられています。

 

サイズ違い

 本靴のサイズ違いも見つけました。

 UK7hです。

 状態の良いユーズドで、こちらも1点のみです。

 

感想

 かなりドレス感の高いローファーですね。

 しかも白ですので、控えめに言ってもカッコ良過ぎます。

 英国靴では珍しく、キザっぽく履けるデザインですね!

 

 その上で、シボ革のスコッチグレインレザーにした事で適度に落ち着いた印象になっていると思います。

 ドレスにも履けるローファーになっていますね。

 

 シンプルに、白いリネンシャツ、洗い晒しのブルージーン、素足にこの靴、が似合うとカッコイイだろうなぁ!!

 う〜ん、『Safari』っぽい!?!?

 

追加情報

 CHEANEYの最後に、プロのご意見が書かれた記事も追加しておきますね。(感謝)

 シューリペアの雄『UNION WORKS』の代表中川氏と工場長櫻井氏がチーニーを分解してチェックされています!(貴)

cheaney.jp

 「ある意味で「工芸品」に近い」とまで言わしめる程の高評価ですね!(凄)

 

 英国靴の大きな魅力として、修理して長く履ける事がありますよね。

 チーニーもそうした英国靴として間違いの無いブランドと言えそうです!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

おまけ

 先ほどの記事の中に登場した靴がありました。

 しかも、サイズによってはお買い得ですね!!!

 


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