こんにちは。
今日は曇りで、時折強い風もありました。
夜は雨が降ったり止んだり。
台風の影響でしょうね。
被害無くおさまればいいのですが。
『チーニー』のキャップトゥダービー「TENTERDEN Ⅱ」を取り上げています。
JOSEPH CHEANEY TENTERDEN Ⅱ
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前回はラスト130について書きました。
2016年の創業130周年を記念した「130周年記念コレクション」とともに誕生したラストでしたね。
ラスト125をスマートにモディファイしたとの事です。
記念コレクションはオックスフォード(内羽根)がメインとなっており、ドレスシューズ向きのラストだと思われます。
それでは続きです。
ダービー(外羽根)
ラスト130はオックスフォード(内羽根)のドレスシューズに向いたラストであろう、と言っておきながら・・・
「TERTERDEN Ⅱ」はダービー(外羽根)です!(苦笑)
ただ、現代の僕の感覚からすると、
もちろんフォーマル向きではありませんが、
そこまでカジュアル過ぎるとも思わないかなぁ・・。
ジャケット&パンツにも合わせられそうなスマートなカジュアルという印象でしょうか。
やはりスマートなラスト130が効いていますね!
また、鳩目が外に見えない事もカジュアル感を抑えていますね。
そして、外羽根といっても、羽根のデザインが変わっていますよね!?
クォーターの革の切り返しがソールへと伸びるタイプでは無く、
羽根のみの構成で、それがトップラインを通ってヒールに伸びるタイプです。
個人的には、コンパクトでスタイリッシュな外羽根が靴に躍動感を与えているような印象がします。
特に「TENTERDEN」は羽根からトップラインにかけてブローギングも施されているので、小気味良い快活さが感じられますね。
また、サイドのヴァンプの革が継ぎ目無くヒールまで伸びているので、革の表情がよく表れる事も影響していると思います。
因みに、このタイプの外羽根はどこかで見た事ありませんか??
そう、アメリカンブローグで見られるデザインですよね!
こうのような外羽根をblucher(ブラッチャー)と呼ぶという話もありますね。
ただ、どうもはっきりしないようで・・。
このような外羽根はアメリカっぽいイメージもありますが、
「TENTERDEN Ⅱ」を見ていると必ずしもそうとは言えないような気持ちにもなりますね。
今回はここまでです。
ではでは。