こんにちは。
今日は曇り気味の晴れくらい。
幸い気温もそこまで上がらず、この時期にしては涼。(嬉)
『ジョセフ チーニー』のキャップトゥダービー を取り上げています。
「CAIRNGORM」の定番モデル「R」、
「CAIRNGORM」のハイブリッド仕様「H」、
の次は、
もう一度「CAIRNGORM」です!
今回は「GV」!!
こちらの記事で取り上げられていました。(感謝)
2021年5月の記事です。
おそらく「GV」の登場も同年ではないでしょうか!??
であれば、まだ昨年の事ですので現行品があるだろう・・・
と期待して探したのですが、、、
残念ながら見つかりませんでした。
ですので、現在見つけられたユーズドの1点のみです。
JOSEPH CHEANEY CAIRNGORM 2GV
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サイズはUK5hです。
一点ものですので早い者勝ちです!
話を戻しますね。
「GV」も前靴の「H」と同じく、定番の「R」にドレス要素を融合させたハイブリッドデザインのようです。
チェックしていきますね!
アッパーデザイン
トゥキャップの無い、ステッチだけのイミテーションキャップトゥです。
ステッチは近接したダブルステッチを1組として、少し間を開けた2本線です。
「ケンゴン」の特徴的なステッチですね!
ヴァンプの革がヒールまで切れ目無く伸びています。
ロングヴァンプですね。
サイドのカットラインは弓形のカーブデザインです。
ここも特徴的なデザインですね!
「R」の特徴的なアッパーデザインがそのまま受け継がれています。
ややカジュアル寄りなデザインですが、「ケンゴン」ならではのデザインですね!
こうした個性的なデザインを活かしつつ、
ドレス感のある変更が加えられています。
ラスト175
ラスト175は「H」と同じですね。
キャップトゥダービーで! (32)JOSEPH CHEANEY ② CAIRNGORM H(A) - 靴と歩む、僕の...
カントリーシューズよりもボリューム感は抑えつつ、
ドレスシューズよりもゆとりのあるバランスで、
ドレスとカジュアルの中間のポジションと言えるラストですね。
実は昔からあるラストとの事で、
2000年頃の『J.PRESS』とのWネームの靴にも使われていましたね。
キャップトゥダービーで! (33)JOSEPH CHEANEY ② CAIRNGORM H(B)アッパーデザイン - 靴と歩む、僕の...
今回あらためてこちらの記事を読み直していたところ、
ラスト175についての情報もありました。(感謝)
どうやら80年代終わり頃、色々な靴メーカーがUチップを作り始めた頃の時代に生まれたのではないか、との事。
本国イギリスでは主に外羽根のモデルに採用される木型だそうです。
でも、先ほどの『J.PRESS』の靴は内羽根のフルブローグでしたね。
実際、カントリー向けのラストほどボリューム感が大きくは無いので違和感は無いように思います。
こうしたデザインからも、ドレスとカジュアルのハイブリッドに適したラストである事が窺われますね!
内鳩目
「R」では外鳩目が採用されていましたね。
キャップトゥダービーで! (28)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM (B) - 靴と歩む、僕の...
ミリタリーシューズに由来するデザインですので、丈夫さや滑りの良さといった実用性に優れた外鳩目が適しているのでしょうね。
ただし、金属製の鳩目が目立つので、カジュアルな印象となります。
そこで、「GV」ではドレスシューズと同じように鳩目が表に見えない内鳩目に変更されています。
ここも「H」と同じすね。
ストームウェルト
コバと接するアッパーの淵にはウェルトがかかっています。
ストームウェルとですね。
出し抜いのステッチは踵までぐるりと靴を一周しています。
ダブルウェルトです。
つまり、オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法ですね。
ここも「H」と同じ仕様です。
それでは、「GV」は「H」と何が違うのか?
それは・・・
次回です。(待)
ではでは。