こんにちは。
今日も晴れました。
気持ちの良い秋晴れは嬉しいですね。
『GI.PI』のキャップトゥダービーを取り上げています。
GI.PI イタリア軍 ミリタリーダービー
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聞き慣れないブランドですが、イタリア軍の靴を請け負ったブランドのようです。
本靴は90年代の警察軍靴のデッドストックとの事です。
では靴を見ていきましょう。
フォルム
ノーズ長は長くも無く短くも無い感じでしょうか。
長さは十分で詰まった感じは無いですね。
ややロング寄りの中庸という印象です。
幅は十分にありそうです。
甲も特に低い感じでは無さそうですね。
ラウンドトゥも丸みがしっかりあり、コンフォートな印象です。
このあたりはサービスシューズらしいフォルムですね。
イミテーションキャップトゥ
トゥに直線のステッチがありますが、
トゥキャップの革の切り返しがありません。
プレーントゥにキャップトゥのようなステッチが施されています。
イミテーションキャップトゥですね。
そういえば、イギリス靴のミリタリー系キャップトゥダービーの中にもイミテーションキャップトゥがありましたよね。
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イミテーションには何か理由があるのかもしれませんね??
本靴に戻ります。
ステッチは非常に近接したダブルステッチで、とても細やかですね。
キャップトゥオックスフォードに見れるデザインでドレス寄りだと思います。
警察軍の靴ですが、ドレス感のある印象ですね!
ダービー
クォーターの革の切り返しがあります。
羽根の付け根から後方へカーブを描いて落ちていくデザインです。
オーソドックスなダービーデザインですね。
羽根に注目します。
ドレスシューズでは5ホールが一般的だと思いますが、
本靴は1つ少ない4ホールです。
この点、4ホールダービーはカントリーシューズで見られますよね。
外鳩目で、やや太めの靴紐で、スポーティーなデザインだったりします。
しかし、本靴は内鳩目で、靴紐も細めで、ドレスシューズと同じ仕様です。
そのため、ドレス感のある印象になっていますね。
そして、羽根が少しコンパクトになった事でヴァンプのスペースが大きくなり、ノーズが長く見えますよね。
これによって、「フォルム」のところで書いた「ややロング寄りの中庸という印象」になっているのだと思われます。
横顔を見ても、なかなかスマートですよね!!?
個人的にはイタリア靴らしいデザインだなぁと思います!(笑)
また、アウトサイドカウンターの革の切り返しはありませんね。
ヒール周りもすっきりとした印象です。
このあたりはドレス寄りなデザインですね。
今回はここまでです。
ではでは。