こんにちは。
朝は曇り気味でしたが、その後しっかり晴れました。
中秋の名月も、しっかり見えますね!
なんとなくウサギも見えるような・・・?
キャップトゥダービーに注目しています。
『Church's』の次はこちらです!
EDWARD GREEN イミテーションキャップトゥダービー
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ユーズドです。
モデル名は・・・分かりませんでした。
ソックシートのロゴデザインをチェックすると、
現行ロゴの1つ前、2004年〜2014年頃に作られた靴ではないかと。
小窓もチェックすると、
サイズは9/91/2、ウィズE、ラストは82、ですね。
『エドワードグリーン』はこういう情報が分かるのでありがたいです!!
それでは靴を見ていきましょう。
ラスト82
2003年に登場したラストです。
ブランドの主軸ラストともいえるラスト202の後継と呼ばれるラストですね。
インサイドストレート&アウトサイドカーブで足へのストレスを緩和した履き心地の良さを継承しつつ、ノーズがスッと伸びてスリムな印象になっています。
トゥも小ぶりなラウンドのアーモンドトゥになっています。
現代的でスマートなフォルムで、スタイリッシュなドレススタイルとの相性が良いですね。
ですので、今なおドレスシューズの主要ラストです。
イミテーションキャップトゥ
トゥキャップをよく見ると・・・
革の切り返しが無いですね!!?
プレーントゥにストレートステッチのみが施されたイミテーションキャップトゥです。
革の切り返しが無い事で、あっさりとした(?)、すっきりとした(??)、印象がします。
長さ・・・といっても別革は無いのですが、
爪先からステッチまでの距離、は十分な長さがあります。
落ち着いた、エレガントな印象でドレス感があるように思います。
因みに、『エドワードグリーン』のキャップトゥといえば「CHELSEA」ですよね。
まさにドレスシューズのお手本とも言えるキャップトゥオックスフォードの名品です!
という事で、ラスト82の「チェルシー」のトゥキャップをチェックすると・・・
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十分な長さがあり、エレガントなバランスですね!
あらためて本靴と見比べると、
「チェルシー」とよく似たバランスだと思います。
ステッチは近接したダブル(2本)ステッチです。
細やかなステッチが上品な印象でドレス感がありますね!
ここでも「チェルシー」のステッチをチェックすると、
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近接していて、細やかです。
やはり本靴もよく似ていると思います。
僕の個人的な感想ではありますが。
キャップトゥのデザイン自体は「チェルシー」と同じ仕様だと思います。
何と言ってもキャップトゥのお手本とも言える名靴ですからね!!
・・脱線
ところで、
「チェルシー」にはトゥキャップの革の切り返しがありますよね。
他にも各ブランドで主力とされているキャップトゥオックスフォード(内羽根)ではトゥキャップの革の切り返しが有る場合が殆どだと思います。
それに対して、
キャップトゥでもダービー(外羽根)の場合は、トゥキャップの革の切り返しが無いモデルが意外と見受けられるような気がします。
これまでも、「PEEBLES」や「CAINGORM」シリーズ、「MATLOCK」などがそうでした。
キャップトゥダービーで! (12)CROCKETT&JONES PEEBLES ② - 靴と歩む、僕の...
キャップトゥダービーで! (28)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM (B) - 靴と歩む、僕の...
また、ブーツにまで目を向けると、それこそ『エドワードグリーン』の「GALWAY」もイミテーションキャップトゥですよね!
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オックスフォード(内羽根)とダービー(外羽根)で違うのでしょうかね??
何か歴史的な意味合いがあるような、伝統的なデザインなのかなぁ・・・。
ちょっと妄想が膨らんできたので・・・書いてみます。(楽)
キャップトゥダービー特集の最初の頃に知った情報ですが、
トゥのストレートステッチの由来について、
爪先に芯が入るようになった当初の目安線がそのままデザインとなった、
という説がありましたね。
芯によって爪先を保護し、フォルムを維持する、という機能性だけを考えるなら、目安線だけで用は足りそうです。
そして、カントリーシューズを機能性重視の靴と捉えるなら・・・
イミテーションでも十分なのかな。(??)
それに対して、敢えて別革を足したと考えるなら、そこに装飾的な意味があるとも考えられそうです。
だとすれば、ドレス用のオックスフォード(内羽根)には、装飾としてトゥキャップが付けられたのかも。
とはいえ、プレーントゥ好きの僕の感覚としては、
イミテーションの方がすっきりとした印象かなぁ、、、
革も大きく使って贅沢なのかかなぁ、、、
むしろイミテーションの方がドレス用に向いている!??(笑)
逆に、別革を補強の意味と考えるなら、カントリー用にこそ向いているとも・・。
今回はここまでです。
ではでは。