こんにちは。
今日は晴れました。
そこまで暑く無いようでいて、何だか暑いという、、、
そんな気候が続いていますね。
エリザベス女王がお亡くなりになられたのですね、、、。
つい先日新首相とお会いになられた姿が報道されていたのに、、、。
最後まで君主であり続けられましたね。
寂しいですが、ご冥福をお祈り申し上げます。
イギリスを代表する靴ブランド『チャーチ』のキャップトゥダービー「CARTMEL」を取り上げました。
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フォーマルにも対応するキャップトゥオックスフォード「CONSUL」をダービーに変更したような、ドレス感のあるデザインでしたね。
最後に僕の頭を過ったのが、『クロケット&ジョーンズ』の「NORWICH」でした。
僕がキャップトゥダービーに興味を持つきっかけになった靴で、やはりドレス感のあるデザインでしたね。
もう少し両靴についてあれこれ書きたくて、
今回は余談編です!(笑)
余談
「NORWICH」の最後の回の感想の中で、
ダービーでありながらもドレス寄りな要素を沢山入れてドレス感のあるダービーに仕上げられている、と書きました。
そのように書いたのは、キャップトゥオックスフォードの「HALLAM」をベースにダービーに変更したと考えるのは何と無く違うような気がしたので。
しかし、「CARTMEL」の場合は「CONSUL」という歴史の長い名靴があるので、それをダービーに変更したと書いても大丈夫かなと。
つまり、ベクトルが逆ですね。
「NORWICH」はカジュアル(ダービーシューズ)にドレスな要素を入れたドレス感のあるキャップトゥダービー、
「CARTMEL」はもともとがドレス(「CONSUL」)で、そこにカジュアルな要素(ダービー)を入れたキャップトゥダービー、
という書き方をしました。
ただ、このように思えるディテールもあります。
「NORWICH」はヴァンプとクォーターの縫い合わせ箇所のダブルステッチの間隔が少し開いている点と、ソールに少し厚みがある点、が「CARTMEL」とは違います。
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これらは僅かにカジュアルなデザインだと思います。
そして、「HALLAM」(↓)にはこれらのディテールがありません。
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これらのディテールの違いからも、「NORWICH」と「HALLAM」は別発想なのかなと。
個人的には、「NORWICH」についてはやはり映画『007 SPECTOR』を考えてしまいますね。
ボンドはスーツを着たコマンダーですよね。
ミリタリーシューズをスーツに合うようにドレスアップしたと考えてみると・・・
これらのディテールとの繋がりもあるのかも!?
「NORWICH」を眺めていると、スーツに合わせられるドレス感があった上で、アクティブな雰囲気を感じます。
それが「NORWICH」の魅力だと思いますね!
さて、映画『007 SPECTOR』は2014年ですので、「NORWICH」もその頃に登場したと思われます。
そして、「CARTMEL」が登場したのは2017年秋冬でしたね。
これまで見てきたように、「CARTMEL」は「CONSUL」とほとんど同じデザインを踏襲したダービーで、「NORWICH」のようなカジュアルなディテールは取り入れられていません。
つまり、ダービーである点以外はフォーマルにも対応できるくらいドレス感のあるデザインで構成されています。
後から投入した『チャーチ』は、よりドレス感のあるデザインを選んだという事ですよね。
それって、キャップトゥダービーがドレスシューズのポジションについたという事なのかな!?
「CARTMEL」もダービーですのでアクティブな雰囲気はありますが、
やはりラスト173と、オーソドックスに徹したデザインによって、クラシカルな雰囲気もしっかり感じられますね。
それが「CARTMEL」の魅力だと思います。
キャップトゥダービーはドレスとカジュアルの間のポジションという点で、ドレス寄りからカジュアル寄りまで、デザインの自由度も高くなりますね。
はっきりとしたデザインから細かなディテールの違いまで、楽しめるのではないでしょうか!
シングルモンク特集をした時にもこんな事を書いたような・・。
僕はそういう靴が好きなのかな。(笑)
ただ、キャップトゥには何だかイギリス的なイメージが浮かびますね。
ではでは