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白いドレスシューズの可能性は!? (38)Crockett&Jones ① CHEVIOT 2

 こんにちは。

 今日は雨が降ったり止んだり、強くなったり弱まったり。

 そして、湿気ですね。

 秋の陽気に誘われたいっ!(祈)

 

 前回の続きです。

 白いドレスシューズを取り上げています。

 『チャーチ』の次は『クロケット&ジョーンズ』です。

 

 英国靴ブランドの中でも特にバリエーションが豊富なブランドですので、

 現行品も見つかるかな!?って期待していたのですが、、、

 見つけれませんでした。

 でも、きっと、どこかのショップが別注していたり、在庫を持っておられたりするとは思います。

 楽天で見つけた状態の良いユーズドを取り上げます。 

CROCKETT&JONES CHEVIOT2

 サイズは71/2Eです。

 

ホワイトレザー

 遠目にはスムースレザーのように見えますが・・・

 よーく見ると、シボがあります。

 凹凸の浅い揉み革ですね!!

 

 スコッチグレインレザーのように樹脂加工されているのか、スムースレザーなのかははっきりしませんが、画像を見る限りではおそらく薄く樹脂加工されているのかなと。

 

 浅いシボがある事でホワイトレザーもソフトな印象です。

 適度な重厚感と重量感も感じられますね。

 

ロングウィングチップ

 ロングウィングチップについては、昨年の「ウィングチップ」特集の時に書きました。

グレート ウイングチップ ! ① カァモンベイベ〜・・・ - 靴と歩む、僕の...

 1920年代にイギリスからアメリカへフルブローグが渡り、

 アメリカで独自の進化を遂げて誕生したデザインでしたね。

 そして、アメリカントラディショナルファッションにおいても人気となりました。

 

 で、本靴はCrockett&Jonesで、英国靴です。(注)

 ブルックスブラザーズやラルフローレンをはじめ、様々なアメリカブランドの靴も作ってきた歴史がありますからね!

 

コバ

 コバを見ると、ウェルトの色はブラウン、出し抜いのステッチはホワイトです。

 後で書きますが、アウトソールの色がブリック(煉瓦色)で、ミッドソールがレザー(茶色)ですので、ウェルトの色もこれらと馴染む色を選んだのでしょう。

 ステッチのホワイトはアッパーとの繋がりですね。

 色馴染みの良い落ち着いた配色で、クラシックな上品さを感じます。

 

 また、コバと接するアッパーの際にウェルトが掛かっていますね。

 ウェルトの端を見ると切り跡のように見えるので、スプリットウェルトでしょうか。(?)

 

底付け

 コバを見ると、出し抜いのステッチが踵まで靴をぐるりと一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法でしょうね。

 

 前述したスプリットウェルトと相まって、カントリーシューズの底付けです。

 どっしりとした安定感のあるソール周りで、カジュアルな仕様ですね。

 

ラスト325

 商品説明にはラストの記載は無いのですが、

 「CHEVIOT2」ですのでおそらくラストは325だと思います。

 以前、「PEMBROKE」などを取り上げた時にも登場したラストですね。

フルブローグと英国靴。 ⑬ PEMBROKE - 靴と歩む、僕の...

 1955年に開発されたカントリーモデルのためのラストでした。

 

 「CHEVIOT」も以前取り上げていて、因みにラストは335でした。

 その時に「BLACK FLEECE BY BROOKS BROTHERS」モデルをご紹介しました。

グレート ウイングチップ ! ⑦ クロケット&ジョーンズ CHEVIOT - 靴と歩む、僕の...

 ラスト325のロウングウィングチップで、ホワイトモデルでしたね。

 その靴がこちらです。

Black Fleece by Brooks Brothers 

 ・・・「PEMBROKE2」と同じ・・!??

 ただしこちらはWHITE NUBUCKですので、ホワイトバックスと言っても良いのでしょう。

 そして、シングルレザーソールです。

 

 では「CHEVIOT 2」のアウトソールはというと、

アンツーカーソール

 アウトソールの色がブリック(赤煉瓦色)です。

 アンツーカーソールですね。

 

 アメリカントラディショナルなホワイトバックスによく見られるソールですよね。

 本靴はバックス(起毛革)では無いですが、アメリカントラッドを意識したデザインだと思います。

 

 スタッテッドパターンのラバーソールです。

 刻印を見ると『Dainite』とありますので、本当のダイナイトソールですね!

 

感想

 アッパーの揉み革は、

 傷や皺が馴染みやすいので目立ちにくく、

 樹脂加工されていれば水や汚れも染み込みにくいですよね。

 樹脂加工されてなくても、クリーナーやクリーム等でメンテナンスができます。

 その為、悪天候やアクシデントをそれ程心配しなくて履ける革かなと思います。

 

 そして、

 アンツーカーソールはクッション性やグリップ力に優れた歩きやすいソールですね。

 また、アメリカントラッドを感じさせるデザインです。

 

 つまり、

 かなり実用的で、現代的な白いドレスシューズだと思いますね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 


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