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白いドレスシューズの可能性は!? (36) Church's ② DOWNISH

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、日中はちょっと暑かったです。

 調整を上手くしないとですね。

 

 前回の続きです。

 チャーチの白いドレスシューズを取り上げています。

Church's DOWNISH

 フルブローグの白いドレスシューズですね。

 サイズは80Fです。

 

フルブローグ

 密に連なった大小穴のパンチング、

 細かな山型のピンキング、

 トゥを綺麗に埋めるメダリオン

 チャーチ得意のフルブローグです!

 

 パンチングの穴もくっきりしていて割と派手なブローギングだと思うのですが、

 カチッと引き締まった印象ですね。

 やはりバルモラル(内羽根)のフォーマル感が引き締めているのように思います!

 

 個人的にはチャーチのブローグはレースステイからトップラインを流れる緩やかな曲線が好きです!

 実にエレガントだと思います。

 

ポリッシュドバインダーカーフ

 チャーチらしい革と言えば、ポリッシュドバインダーカーフですよね!!?

 「CONSUL」や「CHETWYND」や「GRAFTON」や「BURWOOD」や「SHANNON」や・・・チャーチの多くの名靴で採用されています!

 

 以前、僕の「MEADWELL」をご紹介した時に書きましたね。

MEADWELL⑦ ポリッシュドバインダーカーフ - 靴と歩む、僕の...

 前回取り上げた「LEYTON5」のロイスカーフの時にも比較して書きましので、

白いドレスシューズの可能性は!? (35) Church's ① LEYTON5 - 靴と歩む、僕の...

 その逆となります。(笑)

 

 コーティングの樹脂が厚めで、光沢感がしっかりあります。

 ただし、革の質感はきちんとあって、チープな印象ではありません。

 コードバンのように輝きつつも、水気や汚れに強いという、ドレス感と実用性が両立した革ですね!

 

last 81

 ラスト81と言えば、「BURWOOD」で有名ですよね!

 以前フルブローグ特集をした時にも取り上げました。

フルブローグと英国靴。 ⑤ BURWOOD (1) - 靴と歩む、僕の...

 1950年頃から登場したとされている名ラストです。

 

 ノーズがやや短く、ポッテリとしたラウンドトゥで、クラシカルなスポーティー感が魅力だと思います。

 

 というか、

 ラスト81で、バルモラルのフルブローグで、ポリッシュドバインダーカーフ

 って「BURWOOD」と同じですよね?

 僕もじーっと見比べているのですが、

 アッパーのデザインとしては・・・同じかと。

 

 では「DOWNISH」は何が違うのか?

アウトソール 

 ブリック(赤煉瓦)色のラバーソールです。

 アメリカントラッドにおけるホワイトバックスで有名な(!?)アンツーカーソールですね。

 このカジュアルなソールが一番の違いではないかと思います。

 というのも、「BURWOOD」では僕は見た事が無いので。

 

 そしてもう1点。

コバ

 コバに注目すると、ナチュラルカラーのウェルトで、出し抜いの糸は白です。

 この色合わせもクラシカルなホワイトバックスでよく見られるデザインですね。

 元々はスポーツカジュアルなデザインです。

 

 やはり僕は「BURWOOD」でこのようなコバを見た事は無いですね。

 サンダルウッドのような明るめのブラウンでも、ウェルトとステッチはダークブラウンですよね。

 つまり、ドレス感を守るデザインですね。

 

 ただし、レディースモデルの「BUWOOD 」でホワイトがありまして、

 そちらはナチュラルカラーのウェルトと同色のステッチでした。

Church's BURWOOD 3 W

 確かに「BURWOOD」でナチュラルカラーのコバと白い出し抜いのステッチです。

 でも、「DOWNISH」のようなカジュアルな印象とはちょっと違うような。

 やはりシングルレザーソールだからでしょうね。

 そして、そのレザーソールの色とコバの色が合っています。

 

 予想するに、

 「BURWOOD」はコバの色はアウトソールと合わせた落ち着いた色味が採用されているのかなと思われます。

 つまり、ドレス感を大事にしたソールなのかなと。

 それに対して、「DOWNISH」はナチュラルカラーのウェルトと白いステッチにアンツーカーソールをを採用しているのではないでしょうか。

 う〜ん、、、トラッドファッションを意識したソールなのかな!??

 

底付け

 コバに注目すると、出し抜いのステッチが踵までぐるりと靴を一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法でしょう。

 

 コバが張り出して、大きなヒールで、迫力がありますね。

 まるで「GRAFTON」のようですね!!?

 

 この点、「BURWOOD」ではシングルウェルトの印象が強いように思います。

 

 やはり、「BURWOOD」はドレスシューズ寄り、「DOWNISH」はカジュアルシューズ寄り、という事なのかな。(?)

 

感想

 チャーチが作るチャーチらしいホワイトバックス・・バックスでは無いですが・・、

 チャーチらしいアメトラ的ホワイトシューズ・・?

 むしろ、現代のトラッドファッションのための白いドレスシューズだと思います!

 

 ポリッシュドバインダーカーフにアンツーカーソールですから、かなり履きやすい・歩きやすい作りですよね。

 前回取り上げた「LEYTON5」と同じように、白スニーカー的な履き方ができる靴ですね。

 

おまけ

 同じモデルのサイズ違いもありました。

 サイズは75Fです。

 

 今回はここまでです。

  ではでは。

 

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