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フルブローグと英国靴。 ⑬ PEMBROKE

  こんにちは。

 今日は雨ときどき曇り。

 気温も下がり、肌寒さすら感じました。

 長袖がちょうど良い感じになってきましたね。

 

 前回はクロケット&ジョーンズのドレスなフルブローグ「CLIFFORD」を取り上げました。

 ハンドグレードらしく強いドレス感が個性を放っていましたね。

 

 今回は、カジュアルなフルブローグです。

PEMBROKE 

 

 そもそも僕がフルブローグについて、

 いや、クラシックなカジュアルシューズについて、

 書き始めたきっかけとなった靴の1つがPEMBROKEのコードバン靴でした。

 それもホーウィンのシェルコードバン

 その靴は既に売れてしまったようですね。

 

 今回ご紹介しているキャバルリーレザーは、コードバンのような光沢感のあるカーフだそうです。

 他にも、スコッチグレインカーフやワックスカーフなど、バリエーションもあります。

 

ラスト325

 1955年に開発されたカントリーモデルのためのラストです。

クロケットアンドジョーンズ特集 NAKAGAWA1948のCrockett&Jones メンズ YAHOOショッピング

 かなり歴史のあるラストですね。

 ペンブロークも作られていたのかなぁ?(興味)

 

 カントリーモデルのためのラストを使ってフルブローグ ダービーを作ったのですから、、、

 つまり、カントリーシューズですよね!!?

 

 ボリュームのあるラストですが、トゥの部分が絞られていてコンパクトなラウンドになっています。

 またノーズの長さも程よくありますね。

 カントリーながらもドレス感のある印象です。

 

 因みに、 ウエストを絞り、ヒールカップも小さくしてフィット感を高めたラスト375を採用した「PEMBROKE2」というモデルもあります。 

 

羽根

 ダービー(外羽根)です。

 ただ、トリッカーズとは違い、5アイレットの内鳩目です。

 シューレースもドレスシューズと同じ細さですね。

 ドレスシューズ寄りの綺麗目な羽根になっています。

 

ブローギング

 定番の親子穴で、ギンピングも施されています。

 トゥキャップのウィングの両端もウエスト手前まで伸びていますね。

 

 トゥのメダリオンは親子穴で構成されています。

 特に親穴を小さくするといった変更はされておらず、カントリーシューズらしい目立つメダリオンになっていますね!

 

ソール

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法がとられており、踵もぐるりと出し抜いの糸で囲まれていますね。

 コバも張り出していて、ストームウェルトも施されています。

 そして、ダブルソールです。

 これらはやはりカントリーシューズ仕様ですね。

 

 とはいえ、クロケット&ジョーンズらしくコバの張り出しも必要最小限に抑えられていて、仕上がりも綺麗です。

 

感想

 ペンブロークはカントリーシューズではありながらも、

 スーツにも合わせられるくらい綺麗目な仕上がりで、

  都会的なカントリーシューズですね。

 それでいて朴訥とした雰囲気があり、落ち着いた印象です。

 

  ではでは。


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