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フルブローグと英国靴。⑭ SWANSEA、FINSBURY

 

 クロケット&ジョーンズのパーフォについて書いています。

 ドレスシューズのCLIFORD、

 カントリーシューズのPEMBROKE、

 ときましたが、

 最後にもう1足。

SWANSEA

 

 フルブローグのダービーですが、PEMBROKEよりドレッシーですね!(笑)

 実はスウォンジー、映画007『スペクター』でジェームズ・ボンドが履いていたらしいのです!?

 ダークブラウンのスエードっぽいのですが・・・

 履いていたかなぁ・・・

 今度見直してみようか。(笑)

 

 やや長めのノーズにコンパクトなラウンドトゥ

 どこかで見たような・・・

 ジョンロブのDARBY3(7000ラスト)!??

 

羽根

 ダービー(外羽根)で、カジュアルな仕様ですね。

 とはいえ、ドレスシューズのように5アイレットで内鳩目。

 シューレースもドレスシューズと同じく細めですね。

 綺麗な印象のダービーですね。

 

 因みに、DARBY3は4アイレットです。

 

ラスト341

 小振りなラウンドトゥで、ノーズもほんのり長くて、全体的にシャープなシルエットです。

 ペンブロークよりもスマートな顔立ちですね。

 やはりラストの影響は大きい!

 

 ヒールも小さめなようです。

 甲の高さは十分あるみたいですね。

 ドレスシューズだけでなく、スリッポン系にも使用されているようです。

 

コバ

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法で、踵もぐるりと出し抜いの糸が囲みます。

 ダブルソールで、これはカントリー仕様・・・

 との違いは、ストームウェルトがありません!

 それによってコバのボリュームが少し抑え気味になり、ドレス感が上がっていますね!

 

ブローギング

 爪先からカカオとまで、フルにブローギングが施されています。

 パンチング穴の大きさは一般的な親子穴のようですね。

 メダリオンも親子穴で構成されています。

 

 キャップの翼の両端は、踏まず手前までしっかり伸びていますね。

 長めの翼は落ち着いたエレガンスな雰囲気を感じさせます。

 若干長めのトゥだからなのか、

 ブランド側の意図的なデザインなのか。(たぶんこっちでしょう。)

 ペンブロークでさえ翼は長めでしたよね!

 クロケット&ジョーンズのフルブローグは、長めの翼に拘りがあるようですね。

 

まとめ

 スウォンジーはカントリーシューズにかなり近い仕様ではありますが、

 綺麗目なドレスシューズとして履けるようにデザインされています。

 

 ドレスシューズの中では、英国の伝統的なカジュアル感があって、ダービーの活動的なイメージもあって、アクティブな印象でしょうか。

 もちろん、オフのカジュアルでも履けるでしょうし、綺麗で都会的なカントリーシューズのような印象もあります。

 

 

 因みに、

 同じ341ラストのフルブローグで、バルモラル(内羽根)仕様になった靴もあります。

FINSBURY

 

  こちらは、シングルウェルト仕様のドレスシューズですね。

 

 エドワードグリーンの82ラストのMALVERN寄りのデザインでしょうか。

 因みに、

 マルバーンの定価が174900円、

 フィンズベリーの定価が86900円。

 こういう靴を出してくるあたりが、クロケット&ジョーンズらしいのかな。(ニヤリ)

 

 

 他にも、クロケット&ジョーンズのフルブローグを探し出すと、結構いろいろな靴が見つかります。

 加えて、同じモデルでもラストを変更して「2」とか「3」とかも。

 どれもが名作・・・とまでは言えないかもしれませんが。(苦笑)

 とはいえ、時代性にあったデザインだったり、超高級ブランドを意識したデザインだったりで、使い勝手の良いフルブローグを提供してくれていると思います。

 そういうところもクロケット&ジョーンズらしいと言えばらしいのでは。

 

 ではでは。


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