こんにちは。
今日は、台風が来るぞ、でっかいのが来るぞ、と誰かに言われていたその日。
ほぼ曇りで、雨がパラっと、で済みました。
あー良かったぁ。(幸)
英国のフルブローグについて書いています。
カジュアルからドレスまで、
Tricker's、Church's、EDWARD GREEN、JOHN LOBB、
という錚々たる英国靴ブランドが作る名作の数々を堪能してきました。
ところで、CROCKETT&JONESを忘れていないかい?
実はご紹介する靴を探すのが難しかったのです・・・。
というのも、取り上げたいフルブローグがなかなか見つからなくて、、、。
CLIFFORD
ラストは337。
んっ!、と来ました?
靴好きですねぇ〜。(笑)
そう、Audleyでも有名なラストですね!
という事は!?
ハンドグレードラインです!
ここでちょっと復習を。
チャーチのチェットウィンドが173ラスト、
エドワードグリーンのマルバーンが202ラスト、
ジョンロブのストーウェイは8695ラストですが、1つ前の主力ラストです。
そう、僕が注目したのは、ラストです!
クロケット&ジョーンズには主力ラインの「メインコレクション」と上級ラインの「ハンドグレード」がありますね。
メインコレクションのドレス用定番ラストは、オールドスタイルの236と現代的な348でしょうか。
ハンドグレードのドレス用定番ラストが337ですね。
そして、ハンドグレードはクラシカルでエレガントなドレスシューズに力が注がれていると思います。
そんなハンドグレードの定番ラストを注入して作られたフルブローグがクリフォードなのです。
こちらのブログで紹介されているクリフォードも素敵ですね。
2013年の記事の中で「10年くらい履いている」との事なので、2003年頃には有ったのでしょうね。
僕なりに少し感想を書いてみます。
337ラスト
337ラストはスリムでロングな現代的フォルムですね。
フルブローグにはラウンドトゥが多いような印象があるので、シャープなスクエアトゥは個性が表れているように思います。
ブローギング
全体的なデザインはMALVERNと似ていますね。
ブローギングのラインはレースステイを履き口まで上りきってから、トップラインに沿って施されています。
トゥキャップの羽の両端もウエスト深くまで伸びてソールへ落ちています。
ひときわ長い翼はノーズの長い337ラストのエレガントさを活かしていますね!
パンチングは一般的な親子穴で、定番のフルブローグらしさがありますね。
ギンピングも一般的で、キャップやクオーターやヒールに施されています。
トップラインにはギンピングは無いですね。
メダリオン
メダリオンのパンチングに使われている穴は親子穴とは少し違いますね。
親穴より小さな穴と子穴が使われています。
目立つ事を抑えたメダリオンだと思います。
小穴が中央に集まってトゥを降るデザインも印象的です。
ところで、
まじまじと見ていると、
クルンとした角のある羊のように見えませんか!?(笑)
感想
バルモラル(内羽根)のフルブローグは、
カントリーシューズに由来するフルブローグの伝統と、
ドレスシューズとしての現代的なスマートさ、
この両者のバランスをどうデザインするかで、印象がかなり違うように思います。
クリフォードはかなりスタイリッシュな方向へ振り切ったフルブローグですね!
何と言っても一際長いノーズが印象的です。
おまけ
楽天で見つけられたのはこの2足(中古)だけでした。
ではでは。