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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (29) SANDERS PUNCHED SANDAL ②

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 一昨日の冷え冷えとした感覚からすれば、マイルドな寒さでしたね。

 

 前回の続きです。

 サンダースのレディースのシングルモンクを取り上げています。

SANDERS 2265 FEMALE PUNCHED SANDAL

 前回は、スコットランドのキルト(スカート)と本靴のような所謂「メリージェーン」を取り上げて、もともとはメンズデザインだったものが今ではレディースデザインとして認知されている、という余談から始めました。

 そしてファッションの世界にもジェンダーレスの流れが出てきている今日、あらためてメンズシューズとしても本靴のようなデザインが気になります!

 ・・と、余談が長くなってしまったのですが、

 そろそろ靴を見ていきましょうね!

ラスト

 ラストに関する情報が見つけられなかったので不明です。

 レディース用だからなのか、それともレディースサイズで小さいからなのか、メンズと比べてシュッと細い印象がしますね!

 あくまでメンズと比べてとまでしか言えなくて、、、レディースシューズとしてはどうでしょうね??

 でも、メンズと比べられる靴だからこそ一層引き立つ魅力でもあると思います!!

 

 ノーズ長は中庸で、トゥは丸みのあるラウンド、

 メンズシューズ譲りの本気の英国紳士靴スタイルですね!

 

デザイン

 本靴のデザインで一番の特徴と言えば、やはり羽根とタンが無いところですね!!

 これを何と呼べば良いのか分からないのですが、オープンタン??(笑)

 

 そして、僕はシレーっと『シングルモンク』として紹介していますが、サンダースは『サンダル』としていますね。

 

 タンのところがオープンなのでソックスや素足が見える構造となっています。

 現代の感覚からするとカジュアルなデザインでしょうね。

 でも、きちんとしたソックスを合わせる事で上品な印象になるから面白いです!

 僕はこの靴のそういう点にも興味があります!!(笑)

 

フルブローグ

 トゥキャップは翼を広げたような形状ですのでウィングチップです。

 淵にはギンピングと親子穴のパーフォレーションが施され、トゥにはメダリオンもあります。

 

 他にもトップラインやアウトサイドカウンターの縁、ストラップにもパーフォレーションが施されています。

 

 靴全体にブローギングが施されたフルブローグですね!

 やはりメンズシューズと何ら遜色の無い本気のフルブローグです!!

 

ストラップ、バックル

 

 ストラップはやや太めです。

 淵には親子穴のパーフォレーションとシングルステッチが施されています。

 びっしりと装飾の入った存在感のあるストラップですね。

 

 バックルも少し大きめです。

 角に丸みのある長方形で、色がゴールドです。

 この点、アッパーがブラックですとバックルはシルバーの場合が多い印象があります。

 ですので、ゴールドは珍しいように思いますね。

 

 靴全体にブローギングがびっしりと施されているからか、かなり装飾性の高い印象がしますよね。

 そのためバックルにゴールドが加わっても悪目立ちしていません。

 むしろゴールドの方が重厚感があってバランスが良いように思います。

 

 

ポリッシュドレザー

 アッパーには樹脂加工されたポリッシュドレザーが使われています。

 水や汚れに強く、簡単に拭き取る事で綺麗な光沢が蘇るのでメンテナンスもお手軽です!

 

 サンダースのポリッシュドレザーはやや薄めの革ですが、光沢が割と強く、革の質感も感じられ、安っぽく無い、満足感のある革という印象を持っています。

 こういうところがしっかりしているから人気が続いているのでしょうね!

 

横顔

 アッパーの重厚感が感じられる横顔です。

 バックルの存在感によってより一層ですね!!

 

 そして、アウトソールも少しゴツ目でしょうか。

 スタッテッドパターンですのでドレス寄りのラバーソールではありますが、

 ヒールのコバが張り出している事もあってどっしりとした印象です。

 

 本当に紳士靴と遜色が無いですね!

 

ソール

 ヒールのコバの上にも出し抜いのステッチがあります。

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法でしょうね。

 アウトソールは英国ITSHADE社のCommandoソールでスタッデッドパターンです。

 悪路にも比較的強いのでいつでも気兼ねなく履けるソールですね。

 

感想

 『メリージェーン』スタイルに女性的なイメージがあるからか、女性靴として違和感の無い印象ですが、実はメンズシューズ顔負けの本気の英国紳士靴の作りですね。

 

 靴全体にしっかりとブローギングが施されていて、更にオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法によってソールもどっしりとしていて、とても重厚感のあるデザインです。

 それに対して、タンの箇所がオープンになっている事で重厚感が適度に抜かれ、華やかな印象となっていますね。

 

 僕(🕴)の超個人的な思いですが、こういうメンズライクな靴をコーデに取り入れる事で逆に女性的な魅力が引き立つ事もあると思います。

 それは『CLUEL』や『FUDGE』が証明していますしね!

fudge.jp

fudge.jp

 特にサンダースのようなきちんとしたクオリティの靴を丁寧に履かれていると好感度と僕の心拍数が上がり過ぎてドキドキしてしまいますね。(幸)

 

 タンが無いのでソックスを見せる事ができるのも魅力です!

 ブラックを合わせて落ち着いた印象に、

 ホワイトを合わせてフォーマルな印象に、

 レッドを合わせてモード感を出しても良いですよね。

 他にも、ポップなイエローとか、落ち着いたベージュとか、ニュアンスのあるライトブルーとか、いろいろ合わせてみたくなりますね。(楽)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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