こんにちは。
今日は曇り気味の晴れでした。
そして、昼頃から一気に寒くなりましたね・・・。
ついて行くのが大変です、、、。
前回の続きです。
クロケット&ジョーンズのシングルモンクを取り上げています。
今回もペンシルバニア・チャールストンのショップ『Ben Silver』からです!(感謝)
CROCKETT&JONES CHALFONT
『Ben Silver』については前回書きました。
さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (15) CROCKETT&JONES LAWRENCE - 靴と歩む、僕の...
ブレザーやブレザーボタンを得意とするショップのようで、クラシックなスタイルにも精通しておられるのではと思われます。
そのようなショップでクロケット&ジョーンズがセレクトされている事から、逆にC&Jのクラシックなスタイルを見直しました。(学)
「CHALFONT」が日本でも販売されていないかググったところ、ユーズドでは数足見つかりましたが完売していました。
現在ネットで取り扱いされているショップは見つけられませんでした。
おそらく以前は販売されていたモデルなのでしょうね。
それでは「CHALFONT」を見ていきましょう!
ラスト324
ラストについて情報を探したのですが、なかなか見つかりません。
メインコレクションの「WOBURN」やハンドグレードの「ALBION」などのチャッカブーツに使われる事も多いみたいですね。
メインとハンドの両方で使われるラストというのは珍しいかも!??
ノーズは少し長めの現代的なノーズ長でしょうか。
ウィズは十分にありそうですね。
トゥは丸みのあるスクエアトゥに見えます。
温和なスクエアトゥで、クラシックな雰囲気がありますね。
それでいてスマートなノーズ長で、野暮ったく無いです。
なお、インソックのデザインを見ると、メインコレクションですね。
フルブローグ
トゥキャップを見ると、鳥が羽を広げたような形状です。
羽には親子穴のパーフォレーションが、
淵にはギンピングが、
トゥにはメダリオンが、施されています。
ブローギングはアウトサイドカウンターにも施されていますね。
つまり、フルブローグです!
フルブローグのシングルモンクは他の英国靴ブランドでも見かける事があります。
英国ではクラシックなデザインなのかもしれませんね。
前回の繰り返しのような話で恐縮ですが、
英国におけるフルブローグの歴史はカントリーブーツから、でしたよね。
つまりカジュアルなデザインです。
そしてモンクストラップのポジションはフォーマルとインフォーマルの両方なので、カジュアルを含んでいます。
どちらもカジュアルなデザインなので、両デザインの組み合わせは相性が良いのかなと。(理屈っぽい・・・)
ただ、同じフルブローグでも、レースアップのダービーと比べてモンクストラップの方が少しドレス感が高いような印象がします。
ヴァンプが長く見えるからなのか、バックルが装飾的だからなのか。
これも、オックスフォード > モンクストラップ > ダービー、というポジションの通りかなと思います。
そして、今年の『伊勢丹靴博2021』ではあの靴が登場していましたよね!!!!
その靴についてはまた後々。
装飾デザイン
個人的に、メダリオンが凄く綺麗だなぁと思いました。
トゥのフォルムに合った全体のバランスはもちろん、カーブを描いて外へ抜ける子穴のラインが綺麗です。
仕事もとても丁寧ですよね。
バックルは小ぶりのスクエアで、角は丸みがあります。
上品なフォルムがクラシックな雰囲気にぴったりですね。
アッパーがブラウンなので、ゴールドのバックルが馴染みます。
今度は逆に装飾を減らした箇所です。
それは羽根とストラップ、そしてトップラインの縁です。
レースアップのダービーであればブローギングされている箇所ですよね。
本靴を全体から見ると、トゥとヒールにブローギングがあり、その間はプレーンなデザインです。
このメリハリによって、ブローグのデザイン性と装飾を抑えたドレス感とが引き立て合っているように思います。
このバランスにクラシックな美しさを感じます!(美)
おまけ
You Tobeでこちらを見つけました!(感謝)
ではでは。