こんにちは。
今日は曇りでした。
やはり陽が無いと寒いですね。
前回はプレーンなサイドゴアブーツから離れて、
デザイン性のあるフルブローグのサイドゴアブーツ「トリッカーズ ヘンリー」
を取り上げました。
その勢いを借りて、今回はこちらです!
サンダース 1140 ミリタリー キャップトゥ チェルシーブーツ
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英国国防省(MOD)のオフィシャルサプライヤーであるサンダースならではの人気コレクション、『ミリタリーコレクション』からのサイドゴアブーツです!
『ミリタリーコレクション』は、『プレーントゥダービー』の時にも書きました。
僕、好きなんだろうな。(笑)
デザイン
革の切り返しのあるタイプのサイドゴアブーツ です。
ゴアの中央下に縫い合わせのステッチがありますね。
ゴアは長方形型で、オーソドックスなデザインです。
甲の傾斜に合わせた角度が付いていますね。
足入れしやすさへの配慮だと思いますが、デザインとしても綺麗ですね。
シャフトの長さは、通常くらいでしょうか。
プルストラップは踵側のみで、コンパクト(短め)です。
全体的には、クラシカルでオーソドックスな印象ですね。
その上で、特徴的なデザインがあります!
キャップトゥ
サイドゴアブーツはプレーントゥが基本だと思うのですが、
このブーツにはトゥに革の切り返しが!!
ミリタリーコレクションですので、トリプルステッチで縫われています。
これも特徴的ですね!!
キャップの大きさもコンパクトで、引き締まった印象です。
デザインのバランスが綺麗だと思います。
オックスフォード(短靴)であれば、キャップトゥはフォーマル度が上がるディテールですね。
そもそもサイドゴアブーツは英国王室に由来するフォーマル感のあるブーツなので、フォーマル寄りのデザインとの相性が良いと思います!
また、ミリタリーコレクションはその名の通りミリタリー デザインな靴なので、トゥキャップは爪先の補強のようにも見えますね。
将校の正装に相応しいブーツという妄想が広がります!!(楽)
その妄想を広げるデザインがもう1つ!
刻印
トゥキャップに加えて、アウトサイドのヒールに刻印されたクラウン(王冠)も特徴的です。(好)
英国王室の護衛を務める勲章、みたいなイメージ!!?(妄想)
男心をくすぐるニクイ演出ですね!(上手)
この刻印はミリタリーコレクションならではのデザインですね!
ラスト
ミリタリーコレクションは、ラストから企画されたコレクションだそうなので、おそらく全モデル共通ではないかと思います。
ボールジョイントは十分な幅があり、そこからトゥに向かって緩やかなアウトサイドカーブ&インサイドカーブを描いています。
甲も高さがあって、ゆとりのあるラストです。
そういう意味ではやはりミリタリーシューズだと思います。
でも、外観はそれほどポッテリしていませんよね!
キリッと引き締まった印象です。
そこが流石英国靴だと思います!
ポリッシュドレザー
上品な光沢感のあるアッパーは、薄い樹脂加工がされたポリッシュドレザーです。
水や汚れに強く、悪天候でも履ける革靴ですね。
汚れも革に浸透しづらいので、表面を拭くだけでお手入れも簡単です!
グッドイヤーウェルト製法
出し抜いのステッチが踵まで施されていて、靴をぐるりと一周しています。
オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法ですね。
ストームウェルト等は無く、コバの張り出しは抑えられています。
サイドゴアブーツのドレス感を壊していませんね。
ラバーソール
ダイナイトスタッドソール(英ハルボロ・ラバー社)、ではありません。
ITSHIDE(英デビーズ・オーデル社)のスタッテッドラバーソールです。
こちらの記事で詳しく説明されています。
RESH(MEN'S SHOE REPAIR JR大阪三越伊勢丹):数量限定 ITSHIDE クラブソール(ダイナイトパターン)キャンペーン
イッツシェイドはコマンドソールで有名なメーカーなのですね。(へー)
今回のスタッテッドソールも、正式には「コマンドクラブソール」になるのかな??
スタッド(スタッテッド)ソールはボリュームを抑えたドレス感のあるラバーソールなので、サイドゴアブーツのシックな印象を壊しませんね。
それをダイナイトでは無くコマンドを採用するところにもミリタリーコレクションの拘りを感じます!!(美)
ではでは。