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キャップトゥダービーで! (18)SANDERS ③ URBAN RESEARCH 25周年

 こんにちは。

 今日は曇り時々雨でした。

 今の時期にしては多少涼しいのでしょうね。

 

 『サンダース』のキャップトゥダービーを取り上げています。

 今回はこちらです。

SANDERS URBAN RESEARCH MILITARY DERBY SHOE

 

 『URBAN RESEARCH』の別注による「MILITARY DERBY SHOE」です。

 商品説明に記載が無いので定かでは無いのですが、

 「同ブランドシグネチャーモデル「Militaryderby」をドレスアップしオーダー。」との事ですので、おそらくベースは前回取り上げた「1128B」ではないかと思われます。

キャップトゥダービーで! (16)SANDERS ② 1128B - 靴と歩む、僕の...

 

 そして、本靴は『アーバンリサーチ』が2022年で25周年をむかえる事を記念して別注された「SPECIAL COLLABORATION PRODUCT」の1つとなっています!(祝)

media.urban-research.jp

 時代やヒトの変化とファッションの魅力を探求する姿勢が感じられますね!

 そして25周年の節目に掲げられたテーマが「ReSERCH」との事です。

 本靴も今とこれからの装いにふさわしい靴として作られたのかな!?

 と想像しています。(楽)

 

 個人的には、キャップトゥダービーが選ばれた点に勝手に親近感を抱いています。

 何となくですが、僕が「NORWICH」に感じた感覚と近いのかもって。(笑)

 キャップトゥダービーは

 オンでは活動的なドレスシューズとして、

 オフではイギリス的なカジュアルシューズとして、

 幅広く履ける実用的なデザインと言えるのかなと。

 

 商品説明の中には「ビジネスシーンでもハイパフォーマンスを魅せる25周年スペシャルモデル」とありますね。

 それでは靴を見ていきましょう。

ボックスカーフ

 インラインの「1128B」はポリッシュドレザー が使われていましたね。

キャップトゥダービーで! (17)SANDERS ③ 1128B - 靴と歩む、僕の...

 別注では、「上質で上品なフランス産のボックスカーフ」が使われているとの事。

 つまり、ドレスシューズと同じタイプの革でしょうね。(美)

 

 アッパーの革は靴の印書に大きく関わりますよね。

 ブラックのボックスカーフはフォーマルシューズでも使われる革です。

 つまり、ドレスにぴったりの革といえるのではないでしょうか。

 その為、例えばフルブローグのカントリーシューズのようにカジュアルなデザインであったとしても、ブラックのボックスカーフを採用すると、どことなくシックな印象、綺麗目できちんとした印象がしてくるように思います。

 

 本靴はミリタリーなキャップトゥダービーなので、伝統的にはカジュアルシューズだと思いますが、ミリタリーフォーマルな一面もあるように思います。

 ですので、ドレス感も適度に持ち合わせたデザインだと思います。

 それをブラックのボックスカーフによって更に引き出された別注ではないでしょうか。

 

 この点、ポリッシュドレザーも革の風合いが感じられる加工ですので、ドレス感もありますよね。

 ただし、やや光沢が強いので場合によってはカジュアルな印象にもなるかなと。

 それに対してボックスカーフはもう少し柔らかい光沢ですので、ドレスシューズとして間違い無いですね!

 

ライニング、ソックシート 

 ライニングやソックシートといったインソールもオールブラックでまとめ、ドレス感を出したとの事。

 確かに畏った感じ、フォーマルな感じがしますね!

 

 因みに、インラインの「1128B」はナチュラルカラーです。

 

 そういえば、以前ライニングについて調べた事があったような・・。

Paraboot MANEGE 〜 冬のフレンチクラシックブーツ!?(6)ライニング - 靴と歩む、僕の...

 ナチュラルの方が機能的には優れているようです。

 が、

 やはりオールブラックは特別感がありますね!(好)

 

 この辺りは用途や好みに合わせて、でしょうか。

 

 

ラバーソール

 アウトソールも非常に凝っています!

 イギリス『ITSHHIDE』社のUNIONJACK型のラバーソールです!!

 

 こんなデザインがあるのですね!(驚)

 検索したところ、こちらの記事でも取り上げらていました。(感謝)

www.london-cobbler.com

 「BRIT GRIP」という名前なのですね。

 「パンクかスキンズの曲名みたい」って・・

 本靴の商品説明にも「UKパンクの遊びを加えたフォルム」ってあります。(繋)

 確かに、ファッション的には「BRIT」や「ユニオンジャック」にはUKパンクのイメージもありますね!

 

 2015年11月の記事で、日本で最初に取り扱いを始めたショップ!?との事ですので、比較的新しいデザインなのでしょうね。

 「CHEANEY」では既に採用されていたようです。

 

 製造は「1128B」のソールと同じくイギリスのITSHIIDE社ですので、品質は間違いないと思います!

 今回のような記念モデルにも花を添えていますね!!

 

オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法

 コバを見ると、ヒール周りも張り出していますね。

 そのコバの上を出し抜いのステッチが走り、靴を一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法です。

 カントリーシューズに見られる製法で、ドレスシューズでは

 アメリカの『アレン・エドモンズ』は採用していますが、

 他は殆ど採用していないと思います。

 コバが張り出すのでドレス向きでは無いという事でしょうね。

 

 加えて、「BRIT GRIP」ソールはヒールのボリューム感もありますね。

 所謂コマンドソールに近い印象がします。

 それは前から見た時も同じような印象です。

 オーソドックスなドレスシューズからすればややボリューム感のあるソールですよね。

 プレーンなウェルトの大人しいコバである事でドレス感も感じられますが、

 やはりゴツい。

 

 アッパーはミリタリーダービーですし、ややもするとコマンドやワークに寄ってしまいます。

 個人的には、ドレスシューズと見えるか、ワークシューズと見えるか、という際どいラインを攻めているように思います。

 ここは好みが分かれるかもしれませんね。

 

 でも、これが現代的とも言えそうです。

 タフで運動性の高い実用的なソールをドレスシューズに取り入れる事で、

 スニーカーとは違う、ドレスシューズとしての履き心地の良さをアップデートしているように思います。

 そして、こうしたデザインを受け入れられるファッションの流れもあるように思います。

 

 

感想

 ドレス感の高いブラックのボックスカーフを採用しつつ、

 カジュアル感の高いBRIT GRIPソールを採用しています。

 大胆なセンスで微妙なバランスを攻めているのではないでしょうか。

 

 そして、ベースとなった「1128B」の完成度の高さをあらためて感じますね。

 オーソドックスな「1128B」を選ぶも良し、

 新しい魅力を提案した「別注」を選ぶのも良いと思います!

 因みに、別注の方の替紐はホワイトですね。

 モノトーンのモードな雰囲気、

 暑い時期に涼やかな雰囲気、

 スポーティーな雰囲気、

 どういう感じになるのかな!!?(楽)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

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