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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(7)歴史⑤ 20世紀初頭のイギリス

 こんにちは。

 今日は安定した晴れの日でした。

 外を歩くと気持ちの良い気候ですが、楽しく街を歩ける日常はもう少し先のようで・・・。

 

 テニスシューズの歴史を調べています。

 いえ、本題は真っ白なスニーカーなのですが・・・、

 なかなか本題に戻れない・・・。(苦笑)

 

 前回は1920年頃からのアディダス(前ダスラー)について書きました。

 同時期のアメリカでは、ケッズ(はテニスシューズのイメージもありますが)やコンバースが登場しましたが、どちらかというとバスケットボールシューズの印象が強かったですよね。

 やはり当時のテニスの中心はヨーロッパなのかな??

 

 ちょっと気になったので、シューズでなくテニス自体の歴史もググりました。(感謝)

テニスの歴史をわかりやすく解説 | テニスベア

テニス - Wikipedia

 テニス的な行為は紀元前の古代エジプトにまで遡るのですね。(驚)

 ただし、それはスポーツや娯楽というよりも、宗教的な意味を持って行われていたようです。

 

 12世紀頃からはフランスの修道院で楽しまれたそう。

 きっかけは8世紀〜11世紀にイベリア半島から南フランスまで進出していたイスラム教徒がエジプト時代と同様に宗教的行為として行っていたものをキリスト教の僧侶が興味を持って模倣したと言われています。

 ただし、当時は手のひらや手袋を使って球を打ち合っていたそうです。

 14世紀にはラケットの原型が誕生しましたが、ガットは張られていませんでした。ガットが張られるようになるのは16世紀になってからです。

 

 16世紀になると「ジュ・ド・ポーム」と呼ばれ、王宮貴族の遊戯として楽しまれるようになりました。攻守交代の際にサーバーが「トゥネス((ボールを落とさずに取ってみろ)」と言っていた言葉がテニスの語源と言われているそうです。(へー)

 しばらくするとラケットが使われるようになりました。

 

 その後、ジュ・ド・ポームはイギリスへ伝わり全盛期を迎えます。

 イギリスではテニスと呼ばれました。

 テニスはイギリスで発展を遂げ、1505年には世界初の国際試合が行われたそう。以降、世界各地で競技目的スポーツとして普及していきました。

 

 1873年12月、ウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐が編み出したスフェリスティキ(スティッキ)というスポーツがローンテニスの始まりだそう。

 それはネットを挟み、現代のソフトテニスのようなボールを打ち合う、まさに現代のテニスと同じようなスポーツでした。

 

 そして、1877年、イギリスのロンドンで、アマチュアの大会となる第一回ウィンブルドン選手権が開催されました。

 

 1881年アメリカで創立されたアメリカ国立ローンテニス協会(現・全米テニス協会)が規定を統一化し、テニスを更に構造化しました。また、同年にはロードアイランド州ニューポートで全米オープンの前身となるアマチュア大会の第一回が開催されました。

 

 なるほど。

 フランスで近代化し、イギリスで更に発展し、アメリカで現代化されたのが1881年ですか。

 という事は、20世紀初頭のアメリカではテニスも人気があったのでは!?

 ただ、イギリス上流社会のスポーツというイメージも込みで入ってきた可能性もありますよね。

 それに対してバスケットボールはアメリカが発祥ですし、冬季の屋内体育プログラムとして創り出されたスポーツですよね。より身近で、楽しいスポーツとして人気が高まったのかもしれませんね?

 

 

 

 テニスシューズの話に戻りますね。(余談、長っ)

 ところで、テニスシューズが誕生したのはイギリスと言われていましたよね?

 だったら、20世紀初頭のイギリスのテニスシューズはどんなだったの?

 って思いません?(耳)

 僕は思ってしまったので、あれこれググりました。(笑)

 そしてこちらの記事を見つけました。(感謝)

suniken.com

 フレッド・ペリーといえば、月桂樹マーク(「ローレル・リース・ロゴ」)のポロシャツで有名なあのブランドですね!

 ファッション視点でも大事なブランドではありあますが、今回はテニスシューズをテーマにしているのでブランドとしてのフレッド・ペリーには触れません。(我慢)

 

 フレッド・ペリー氏についてもwikiっておきましょう。(感謝)

フレッド・ペリー - Wikipedia

 

  フレッド・ペリー(1905年5月18日-1995年2月2日)はイングランドストックポート出身のテニス選手です。フルネームはFrederick John Perry。

 1933年、全米選手権で優勝。

 1934年、全豪選手権、ウィンブルドン選手権、全米選手権の年間3冠達成。

 1935年、全仏選手権で優勝し、男子選手として初めて4大大会のシングル・タイトルを全て獲得した選手となりました。これは男子テニス選手史上初の「キャリア・グランドスラム」達成を意味します。

 因みに、正真正銘の「年間グランドスラム」は1938年のドン・バッジ(米)によって達成されました。

 1934年から1936年にかけてウィンブルドン選手権で大会3連覇を達成します。

 4大大会でシングル通算8勝を挙げており、最高世界ランキングはシングルス1位です。

 

 あらためて、物凄い選手だったのですね!!!

 彼がウィンブルドンで優勝して以降は、2013年にイギリス人男子アンディ・マリーが優勝しました。実に77年ぶりの優勝でした。

 「イギリスのテニスの神様」と言われるはずですね。(偉)

 

 今回のテーマとの関係では、

 氏の活躍した時期は1930年代という点をチェックしておきましょう!

 

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 冒頭の記事に戻りますね。

 プレーヤー時代はベストドレッサーとしても知られていた、とありますね。

 という事は、ファッション面でも注目されていたのでしょうね!

 

 そして記事の後半からはフレッドペリーが履いていたテニスシューズの話が書かれています!!!

 それが何とダンロップ!?!?

 

 うーん・・・今のダンロップのスニーカーは正直・・・(イケテナイ)。(小声)

 

 でも、当時のテニスチャンピオン、スーパースター、そしてベストドレッサーが履いていたのですから、憧れの人気シューズだったのではないでしょうか!?

 それがダンロップの「グリーンフラッシュ 1555」です!!

 確か19世紀はゴムメーカーが最先端のシューズを作っていましたよね。

 

 記事中にもダンロップについて興味深い記載があります。

 最初に作っていた靴はビーチで履かれていた事から「サンド・シューズ」と呼ばれていたものです。その後、ラバーソールとキャンバスアッパーの境目が船のプリムソルラインに似ている事から「プリムソール」として知られるようになりました。

 このあたりの話は以前書いた事と重なりますね!

真っ白なテニスシューズを履きたい気分(2)歴史① - 靴と歩む、僕の...

真っ白なテニスシューズを履きたい気分 (3)歴史② ゴム - 靴と歩む、僕の...

 

 プリムソールは安価で機能的でしたが、戦後1920年代に入ると人々はよりファッション性の高いお洒落な靴を求めるようになりました。

 そこで誕生したのが「グリーンフラッシュ」です。

 当初のオリジナルは、それ以降のモデルとは異なりオールホワイトだったそうです。(!)

 アッパーには薄くステッチが入り、爪先に緑色のアクセント「フラッシュ」が施されたデザインだったそうです。(!!)

 その当時のフレッド・ペリーの写真も掲載されていますね。

 残念ながら靴の細かいところまでは見えないのですが(悔)、

 ドレス感のある美しいテニスシューズですね!!

 

 あまりに悔しいので、氏の画像検索をしました。(笑)

 ヤバイです!! かなりカッコ良いです。

 当時の服装はオールホワイトですね。(!)

 ツープリーツのワイドパンツはむしろ今っぽいかも!?!?(欲)

 で、肝心の靴ですが・・・はっきり見えないですね。(沈)

https://www.fredperry.jp/subculture/manage/wp-content/uploads/2020/01/Sweatband-editorial-image-01.jpg

リストバンド:フレッド・ペリーのワイルドカード | FRED PERRY JAPAN | フレッドペリー日本公式サイト

 頑張ってクローズアップして見ていると、

 羽根が短くスッキリしていて、ノーズがきちんとある感じですね。

 まるでバルモラル(内羽根)のドレスシューズのようです。

 それと、アーチのところがしっかり窪んでいますね!

 その後に作られたグリーンフラッシュは長めの外羽根デザインなので、だいぶ違う印象がしますね。

 

 今も販売されていないか探したのですが、見つかりませんでした。

 Amazonで以前販売されいたらしいのですが、今は無いようです。

 更にググったところ、UKのAmazonには少しだけありました。

www.amazon.co.uk

 白地に緑のデザインが合わさったキャンバス製のスニーカーです。

 昔のデザインと比べると、緑色の面積が多くなっていますね。

 

 因みに、掲載されていた「1960年代のレディースのグリーンフラッシュ」ですが、フレッド・ペリー氏が履いていた初期のデザインとも、ノーザンプトン博物館にあるという1960年代初頭のデザインとも、だいぶ異なりますね。

 何と言っても羽根のデザインが独特です。外羽根ですが4ホールとコンパクトで、ホールカットの側面に乗せられている構造ですよね。

 また、アッパーのトゥにもラバーが被せられています。

 オールホワイトで、上品なデザインですね。

 とても気になったので色々ググりました。

 その結果、、

 どうもオーストラリアのVOLLEYというブランドのスニーカーがよく似ているように思います!??

 こちらは5ホールですが、特徴的な羽根の切り返しやトゥのラバーなどはレディースのグリーンフラッシュと似ていますよね!??

 

 VOLLEYについてもwikiりました。(感謝)

Volley (shoe) - Wikipedia

  VOLLEYは元々オーストラリアにあったDunlop Australiaが1931年に作ったテニスシューズだそうです。

 開発の経緯についても書かれていますが・・・キリがなくなるので割愛させて下さい。

 で、VOLLEYとダンロップが繋がったので、

 先の1960年代のレディースのグリーンフラッシュもひょっとしたらVOLLEYと関係があるのかな?、と思いました。

 ただ、グリーンフラッシュのアウトソールの刻印にはMADE IN ENGLANDとありますよね。

 そして、よく見るとUSAのサイズ表記もあります。

 どういう靴なんでしょうね!??(興)

 個人的には、刻印の中にあるDunlopのロゴを囲むラインが靴の形をしているところにニヤリとしました!(笑)

 それにしても細かい加工技術ですね!!

 

 その後のダンロップ社はタイヤを始め様々な事業に広がっていき、世界のビジネス競争の中で資本関係も複雑に変わっているようで、、、とてもここでまとめられません。(難)

 日本では住友ゴム工業が権利を持っているようです。

 スポーツにおいてもテニスやゴルフの用品で有名ですね。

 その中でスニーカーの注目度は、、、静かな感じがしますね。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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