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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(60)Tricker's M6474 ショートモンキー

 こんにちは。

 今日は昼過ぎまではちょっと暑いくらいの天気でした。

 が、あれよあれよという間に曇り、暗くなり、雨と風、

 そして、雷、さらに雹・・・

 まだ梅雨・・、っていうか、本当に日本??

 年々、天気の変化が激しくなっていますね。

 

 前回の続きです。

 ドレスシューズブランドが作る真っ白なテニスシューズを取り上げています。

 老舗シューズブランドが多いイギリス。

 チャーチとジョンロブは2015年からテニスシューズ(タイプのスニーカー)を発表していましたね。

 他にもテニスシューズを作っているブランドを探していたのですが、

 意外と(?)、少ないようですね。

 その際に見つけたこちらの靴がちょっと気になりました。

Tricker's M6474

https://tradingpost.jp/admin/wp-content/uploads/2018/10/IMG_3996.jpg

 Trading Postさんの別注モデルとして販売されていたようです。

トリッカーズのレザースニーカー – Trading Post

  この画像を見つけた時、最初は

 スニーカー!?

 しかもトリッカーズ!!

 そしてグッドイヤーウェルト製法!!!

 おぉぉーー、僕がずっと気になっていた、履き潰しでは無いテニスシューズ、

 ソール交換できて長く履けそうなテニスシューズかも!!?

 って思いました。

 

 だって、

 低く平たい方向性で、

 中庸なノーズ長で、

 長い羽根のダービー(外羽根)で、

 「スタンスミス」に倣ったようなアッパーデザインですよね!?!?

 

 ただ、記事をよく読むと、

 実はモンキーブーツのショートカットモデルだそうです。(驚)

 因みにTrading PostさんはソールをVibramのモルフレックスソール仕様で別注されたそう。

 

 「モンキーブーツ」といえば、トリッカーズの定番ロングセラーモデルですよね!

 Tricker's M6077

  確かに、言われてみれば、

 モンキーブーツの羽根デザインはダービー(外羽根)のテニスシューズとよく似ていますよね!!

 ひょっとして、テニスシューズと関係あるのかな!?

 もしかしたら、ルーツ!??(わくわく)

 

 という事で、

 モンキーブーツの歴史をググってみたのですが、、、

 めぼしい情報が見つけられませんでした。

 ただ、名称の由来について書かれたTrading Postさんの記事が気になりました。(感謝)

モンキーブーツ – Trading Post

  第一説は、チェコスロバキアのアーミーブーツを起源とするデザインで、正面から見るとサルの顔のように見えるから、というもの。

 因みにチェコスロバキアのアーミーブーツらしきシューズも見つけました。 

 1940年代初頭のデザインをベースに復刻しているようです。

 時代的には、、、SUPERGA「2750」(1925年)よりだいぶ後ですね。

真っ白なテニスシューズを履きたい気分(12)SUPERGA 2750 ① - 靴と歩む、僕の...

  もしも「2750」が1925年当時から長い羽根のダービーだったとすれば、

 モンキーブーツがテニスシューズのデザインを取り入れたと考えるべきかもしれませんね。

 

 第二説は、電線施設工事用のワークブーツとして履かれていたそうで、工員が高所にも軽々と登り、サルのように作業をしている様から、というもの。

 ここで思い出したのが「ラインマンブーツ」。

 ラインマンとは電線工の事ですね。

 つまり、ラインマンブーツとモンキーブーツは同じワークブーツでしょうね。

 因みに、ラインマンブーツとしてはこちらが有名でしょうか。

 RED WING 2904

  商品説明を読むと、20世紀初め頃のアメリカでラインマンが登場したようですね。

 ただし、当初からこのようなデザインのブーツがあったのかどうかは分かりません。

 仮にあったとするならば、先ほどの「2750」よりも前になるでしょうか!??

 他のブランドの「ラインマン」には1940年頃の復刻デザインとされているものがあったので、その頃からなのかなぁ、とも思えます。

 どうなんだろう??

 

 結局のところ、「モンキーブーツ」と「テニスシューズ」のどちらが先に長い羽根のダービーをデザインしたのかは分かりませんでした。

 それはまたいつか、という事にさせて下さい。

 

フィット感

 上記の記事を拝読していて、あらためて知った事があります。

 それは、長い羽根のダービーはホールド感に優れているという事です。

 確かに、一の甲辺りから羽根が被さるデザインなので、紐で調整してフィット感を変える事ができますよね!

 そして、足場に乏しい高所で作業をするラインマンにとっては、シューズのフィットは安全性に直結するので大事です。

 また、テニスプレーヤーにとっても、機敏な動きをするためにシューズのフィットは重要ですよね。

 だから長い羽根のダービーなのですね!(学)

 

ソール

 あ、今回はトリッカーズのテニスシューズの話でしたね。

 冒頭のM6474はテニスシューズっぽいかなぁ??

 にしては、ちょっと硬い印象が強いような、、、。

 

 やはりウェルトとコバと出し抜いの影響でしょうかね。

 それともアウトソールがワークブーツ的過ぎるのかなぁ。

 その辺りをそれっぽくしたら、テニスシューズに見えるかなぁ。

 

 グッドイヤーウェルト製法のテニスシューズ、は有りなのか、無しなのか。

 今回はまだ結論に至りませんでした。

 

 ではでは。

 


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