こんにちは。
今日は晴れました。
気温もそこそこで過ごしやすかったですね。
前回の続きです。
それでは、現行のM3616について見てみましょう。
Tricker's M3616 BLACK CASTORINO SUEDE
ラストW2298
このラストを使った代表的なモデルがM3616 ROBERTですね!
すっきり細めのフォルムで、トゥも低く、ドレス感がありますね。
ただ、爪先はスクエア気味の大きなラウンドトゥで、ややカジュアル寄りでしょうか。
羽根が長い事もあってか、ノーズはそれ程長さを感じませんね。
無駄の無いコンパクトな感じがクラシックな英国靴らしいように思います。
トゥがポッコリしていないのですが、先芯が無いのかもしれませんね。(?)
薄いトゥがスマートな印象です。
ダービー
アメリカ靴によく見られるホールカットタイプのダービーです。
つまり、贅沢に一枚革を使っています!
ドレスシューズに多い5アイレットの内鳩目です。
カントリーシューズのウッドストックが4アイレットでしたが、それより1つ鳩目が多いせいか、羽根も少し長いですね。
ヒールにアウトサイドカウンターのようなステッチが見られますが、飾りステッチのようですね。
ヒールで一枚革のアッパーを縫い合わせるのですが、そこに革を当てて補強しています。
アッパー
「CASTORINO SUEDE」という革が使われています。
そしてアンラインド(ライニング無し)仕様です。
柔らかいスエードという説明がありますので、足当たりも良さそうですね!
カラーは、BLACKの他にCOFFEEもあります。
M3616 / COFFEE CASTORINO SUEDE (ULTRAFLEX LEATHER SOLE) | MEN | Tricker's | トリッカーズ 公式オンラインショップ
因みに、今季のビームスFでもラインナップされていました!
スエード2色の他に、別注のブラックカーフもありますね!!
Tricker's CASTORINO カーフ プレーントウシューズ
カーフでもアンラインドになっていますね。(珍)
ビームスFでしか手に入らない限定モデルというのも魅力的だなぁ。
PayPayモールからも購入できるようですね!
シューズ ドレスシューズ Tricker's / 別注 CASTORINO カーフ プレーントウシューズ ZOZOTOWN - 通販 - PayPayモール
ソール
「ULTORAFLEX LEATHER SOLE」というソールです!?(初耳)
従来のレザーソールより30%ほど軽量で、やや薄く、高い屈曲性が特徴との事。
シングルレザーソールで、オープンチャネルです。
ストームウェルトもありますね。
カジュアルなソールの作りですが、ボリューム感を抑えて大人しい印象がしますね。
まとめ
M3616は素材や作りが「軽くて柔らかい」という方向ですね!
「トリッカーズは重くて硬い」という従来のイメージを刷新しそうな靴!?(驚)
TRAMPING BOOTのOlivviaレザーの時も驚きましたが、以来、トリッカーズには柔らかいという新たな方向性も加わってきたように思います。
Olivviaレザーは環境に優しい作りでもあるそうですが、心地良さを求める時代の空気にも合っているのかもしれませんね。
シンプルで綺麗目なプレーントゥダービーで、
心地良さが伝わるデザインで、
とても今っぽい靴だと思います!
でも、重くて硬い伝統的なトリッカーズも足に馴染んでくれば履き心地が良くなるので、僕は好きです!(笑)
もう1足です!
Tricker's M8035
ラストとアッパーデザインはM3616 ROBERTと同じですね。
おそらく、M8035はロバートの素材違いではないかと思います。
コードバン
アメリカ靴に多いホールカットタイプのプレーントゥダービーにコードバンを採用しています。
M8035はアメリカ靴を意識したモデルなのかな??
なお、こちらのモデルはライニングがついていますね。
トゥも少し盛り上がっていますね。
先芯があるのでしょうね。
ベーシックなブラックのコードバンもありますね。
M8035 / BLACK CORDVAN (LEATHER SOLE) | MEN | Tricker's | トリッカーズ 公式オンラインショップ
ソール
オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法で、ストームウェルトの付いたダブルソール仕様です。
リッジウェイソールで限定ソールとされていますね。
因みに、上でご紹介したブラックの方はレザーソールで、オープンチャネルです。
カントリーラインと同じソールでしょうかね。
フラットウェルトのシングルソールとなっており、大人しい印象がしますね。
まとめ
ダービー、コードバン、オールアラウンドグッドイヤーウエルト、
というカジュアル要素で構成されているので、ブリティッシュトラッドの中ではカジュアルシューズなのでしょうね。
でも、
スッキリとしたラスト、プレーントゥ、艶やかな革、
はドレス感をもたらしていて、アメリカントラッドの中ではドレスシューズとしても通用すると思います。
そうなると、ライバルはオールデン990!?
990はちょっと長めのノーズと幅の広さが感じられる、どっしり・ゆったりなアメリカ靴。
M8035は短めのノーズと幅を抑えた感じで、スッキリ・コンパクトなイギリス靴。
でしょうか。
今回はここまでです。
ではでは。