こんにちは。
今日も晴れました。
気温はそこそこで、少し肌寒かったかな。
じわりじわりと寒くなってきましたね。
前回の続きです。
トリッカーズの現行のプレーントゥダービーを取り上げています。
今回はドレスシューズ!??
Tricker's M6467 WILSTSHIRE
ドレスシューズの並びの中にありますので、ドレスシューズでしょうね。(笑)
楽天でもお得に買えますね!
ラスト5067/1
「短いノーズと高めの甲、すっきりしたシルエットのラウンドトゥが特徴」とのこと。
コンパクトで無駄の無いフォルムに古き良き英国靴を感じます。(好)
今はこういうタイプの靴が少ないかもしれませんね。
他はエドワードグリーンくらいでしょうか。
前回取り上げた綺麗目なカジュアルシューズのロバートと画像比較してみましょうか。
↑がM6467
↑がM8035(M3616 ROBERTのコードバン仕様)
全体的な傾向は、似ていますね。
でも、よく見ると、
ロバートの方がトゥの丸みが大きいですね。
コバの張り出しもロバートの方が目立ちますね。
そして、羽根のデザインは全然違います。
ダービー
クオーターの革の切り返しがあるタイプのダービーですね。
羽根の付け根からソールへ落ちるステッチラインのカーブを見ると、
後方へ水平に伸びてからヒールの手前に落ちていて、実にオーソドックスなデザインですね。(手本!)
羽根の下部は水平のカットですので、NAVVY CUTですね!(学)
やはりオーソドックスなデザインですね!
ドレスシューズでよく見られる5アイレットです。
ブラックカーフ
正当な靴ブランドにおいては概ね革の質は価格に比例するように思います。
トリッカーズは、エドワードグリーン、クロケット&ジョーンズのハンドグレードよりは下ですね。
クロケット&ジョーンズのメインコレクションが同価格帯でしょうかね。
それでもなかなか高価ではありますが、クラシックで実用的なグレードがこの辺りなのかなぁと。
トリッカーズらしく、やや肉厚で丈夫そうなカーフですね!
ブラックの他に、チェスナットバーニッシュドもありますね。
英国のドレスシューズで茶というのは邪道かもしれませんが、現代ではありですよね。(笑)
アンティーク感が綺麗ですね!
ソール
もちろんグッドイヤーウェルト製法です!
ドレスシューズですので、シングルウエルトですね。
ただ、踵周りのソールの張り出しはそれ程削っておらず、ヒールもやや大き目でしょうか。
シングルのレザーソールで、ヒドゥンチャネルです。
まとめ
ドレスシューズですが、細部まで細やかに仕上げられている靴では無いように思います。(苦笑)
でも、それは更に上の超高級靴ブランドの領域でしょうね。
むしろ、トリッカーズの場合は、
丈夫な素材、丈夫な作り、クラシックなデザイン、
という頑固さ(!??)が魅力のように思いますね!
デザインも、非常にクラシカルでオーソドックスだと思います。
個人的に、こういうお手本的な靴はエドワードグリーンに期待していたのですが、見つけられませんでした。
なので、ドレスシューズでダービーというのは一般的では無いのかな、、、と。
歴史的には、ブラッチャー(外羽根、ダービー)の誕生が19世紀初頭で、バルモラル(内羽根)の誕生は19世紀中頃です。(オックスフォードシューズ - Wikipedia)
という事は、ダービーの方が歴史が長いですよね。
ただ、バルモラルの方が新しいからこそ、そしてアルバート公にゆかりがあるからこそ、フォーマルシューズとしての地位を築いたのかもしれませんね。
ともあれ、現代の服は昔より機能的に進化していて、ダービーのドレスシューズもハマりますね。
ミリタリーシューズという起源があるからか、バルモラルよりも活動的なイメージも浮かびます。
ミリタリー由来のドレスウェアにもダービーの方が似合うかもしれませんね!
ではでは。