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キャップトゥダービーで! (11)CROCKETT&JONES PEEBLES ①

 こんにちは。

 今日は曇りで、夜は小雨となりました。

 気温もそこまで暑くはならず、ホッと一息です。

 

 「キャップ(帽子)」の話から「キャップトゥダービー(靴)」の話に戻りますね。

 『クロケット&ジョーンズ』のキャップトゥダービーを取り上げています。

 僕がキャップトゥダービーに興味を持つきっかけとなった「NORWICH」から始めて、

キャップトゥダービーで! (1)CROCKETT&JONES NORWICH ① - 靴と歩む、僕の...

 ドレス寄りのモデルからカントリー寄りのモデルまで、いろいろと見てきました。

キャップトゥダービーで! (10)CROCKETT&JONES SEDBERGH2 - 靴と歩む、僕の...

 

 さて、今回も『クロケット&ジョーンズ』なのですが、

 残念ながら現在販売されているショップは見つかりませんでした、、。

 でも、こちらの記事に興味を持ってしまったので。(感謝)

forzastyle.com

 2017年2月10日付けとなっていますね。

 初っ端の一文が今の僕にグサッと刺さります・・

 「このチャンスを逃すと後悔する!?」

 痛っっ!(苦笑)

 

 まずは靴を見ないとですよね。

 画像を一枚お借りさせて下さい。

CROCKETT&JONES  PEEBLES

https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/7/0/1200m/img_70547e13b3d486d7677d18fbce447af4337287.jpg

https://forzastyle.com/articles/-/50882

 ボリューム感のあるカントリー寄りなキャップトゥダービーですね。

 特筆すべきはもちろんアッパーの革!

 「RUSSIAN GRAIN」という名前の型押し革です!!

 名前からもお分かりのとおり、幻の革「ロシアンカーフ」に似ていますよね!?

 

 「ロシアンカーフ 」については以前書きました。

キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑨ ユタカーフ - 靴と歩む、僕の...

 1786年に沈没した船から1973年にサルベージされた革でしたね。

 1986年に『ジョージ・クレバリー』が買い付けたそうなので、近年の靴で「ロシアンカーフ 」を意識した革が使われるようになったのはこれ以降でしょうね。

 

 因みに、僕の「BORDON」で使われている『Haas』社の「ユタカーフ」も、ロシアンカーフを意識したであろうオイルドレザーです。

キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑧ ユタカーフ - 靴と歩む、僕の...

 また、『Horween』社の「ハッチグレイン」もそうですね。

www.mistore.jp

三越伊勢丹オンラインストア

 

 そして今回の「RUSSIAN GRAIN」です。

 おそらく以前取り上げたあの記事にあった革ではないでしょうか!?

キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑧ ユタカーフ - 靴と歩む、僕の...

 この時に拝見した記事によると、(感謝)

092話:英國J&FJ Baker社ロシアンカーフ1|ZinRyu|note

 イギリスの『J&FJ Baker』社が『エルメス』の依頼を受け、沈没船から引き揚げられたロシアンカーフ を解析・研究し、6年の歳月をかけて復刻した革との事。

 地元デヴォン州の子牛の皮を用いているそうです。

 

 桁違いの手間隙をかけて鞣された事で、床面側の網状層の強靭性は非常に優れているようですね。

 ただし、銀面側の乳頭層には課題もあるようで、銀面割れのリスクがあるようです。

 対処のポイントはオイルなのかな!??

 

 ともあれ、

 当面はまだ取り扱いが難しいのか、

 はたまた供給がタイトなのか、

 そもそもコストが凄い事になっているのか・・・

 現在「PEEBLES」を含めて「RUSSIAN GRAIN」を使った製品を目にする事は難しいようですね、、、。

 

 でも、全く作られないという訳でも無いようです。

Peebles Russian Grainrow.crockettandjones.com

 本国サイトでも「DISCONTINUED PRODUCT」となっていますが、

 「SPECIAL ORDER」は受け付けているようですね。

 なかなか興味深い記述が見られます・・・

 が、

 今回はここまでです。

 

 ではでは。

 


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