こんにちは。
今日も晴れました。
流石に気温も上がりましたね・・・。
まぁ、風があった分涼しい方だったと思います。
前回に続きです。
今季は「王道の次」のスリッポンが気になっています。
という事で、
まずは個人的に「王道の次」のお手本に相応しいと思う、
『GUCCI』のアイコンの1つ、
「ホースビットローファー」を取り上げています。
前回までで、基本となる「1953 ホースビットローファー」をチェックしました。
現在から見れば中庸なフォルムで、華やかさと上品さのバランスが良い、完成度の高い名作ですね。
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更に、
ディテールに違いが見られるモデルも見つけました!
バリエーション!??
Gucci グッチ ホースビット 1953 ローファー - ブラック
パッと見は、前靴と同じ・・でしょうか。
中庸なノーズ長のオーソドックスなフォルム、
広く大きなU字型の被せモカと側面の細かなギャザー、
サイドの革は踵からつま先を回って踵までの一枚で、
上品なゴールドのホースビットとハーフサドル、
裾広がりの少し大きめな市革、
と、基本的なデザインは前靴と共通していると思います。
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それでは一体どこが違うのか?
1つは靴の内側です。
ソックシート
ソックシートがレザー製というのは共通しています。(色が少し違いますが)
しかし、
中央のブランドデザインが異なります。
前靴は別パーツのラベルを縫い付けたデザインでしたが、
本靴はロゴの型押しです。
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そして、ライニングも異なります。
ライニング
前靴はファブリック素材でしたが、
本靴はレザー素材です。
(ちょっと見えずらいですが・・。)
商品説明には「裏地:カーフレザー100%」とありますね。
ライニングにもカーフを使うのは贅沢な仕様だと思います!
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これは正直あまり自信が無いのですが、
アッパーの革も若干異なるでしょうか??
どちらも牛の表革である「表地:カーフレザー100%」と記載されています。
その上で、
前靴は割と張りのある感じの質感ですが、
本靴はもう少し皺感のあるシュリンクレザーのような質感に見えます。
タンナー、鞣、等の違いがあるのかもしれませんし、
ただの個体差かもしれませんが・・。
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でも、
ここは明らかに違うデザインとなっています!
ソール
本靴はコバが少し張り出していますよね。
よく見ると、縁に細かな刻み(目付)も施されています。
また、
アッパーと接する際箇所が少し立ち上がっていて、ストームウェルトのように見えます!
とはいえ、
コバの上に出し縫いのステッチは無く、
おそらく従来と同じマッケイ製法でしょうね。
そして、
ソールに厚みがあります。
ダブルレザーソールですね。
ヒール周りまでコバが張り出していて、
迫力のある後ろ姿になっていますね!
つまり、
敢えてデザインとしてソールに少しボリューム感を持たせているように思います。
カントリーシューズのようなソールデザインですね。
この点、
前靴は逆に、
コバの張り出しが無く、
薄いシングルレザーソールで、
ボリューム感を極力抑えたデザインでした。
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感想
アッパーのデザインはオーソドックスな「ホースビットローファー」で、前靴と大きな違いは感じません。
ライニング素材の違いはありますが、ファッション的な見た目にはそれ程影響しないと思います。
やはり1番の違いはソールでしょうね。
前靴はマッケイ製法の特徴を活かしてコバの張り出しを無くしていました。
レザーソールも薄くして、まさに室内靴を思わせるような、華奢でノーブルな印象に仕上がっていましたね!
それに対して、
本靴は、マッケイ製法にも関わらず、敢えてオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法を思わせるようなコバデザインを採用していますね。
イギリスのカントリーシューズを思わせるような、いやアメリカのドレスシューズを思わせるようなデザインでしょうか。
もちろん、『グッチ』らしいエレガントな仕上がりですが!
前靴と比べて、より外履きらしい印象に仕上がっていると思います。
おそらく、ファッションに合わせての仕様の違いなのかなと。
ヨーロッパ寄りのファッションには前靴が、
アメリカ寄りのファッションには本靴が、
相性が良さそうです。
とはいえ、正直、コーデの中では殆ど気づかれないくらいの違いだと思います。
靴好きとしては、この違いを踏まえてファッションを考えるのが楽しいのです!(笑)
ただし、
履き心地は少し変わると思います。
前靴は、ファブリックのライニングで、薄いシングルレザーソールですので、より柔らかな履き心地になるでしょうね。
しかし、ソールが薄いので路面からの衝撃が伝わりやすくなります。
本靴は、レザーのライニングで、ダブルレザーソールですので、最初は若干硬い履き心地かもしれません。とはいえマッケイ製法なので反りは良いでしょうし、馴染んでくれば柔らかな履き心地になっていきます。
そして、ソールに厚みがある分、路面からの衝撃は緩衝されます。
今回はここまでです。
ではでは。
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