こんにちは。
今日は曇り時々雨でした。
気温はそこまで上がらず、涼しいような、湿気があるような、感じでした。
前回の続きです。
今季は「王道の次」のスリッポンが気になっています!
最初に『GUCCI』の「ホースビットローファー」を取り上げ・・・
ようとしているのですが、同靴にまつわるアレコレが楽しくて・・・(笑)
今回もアレコレになりそうです!
GUCCI ホースビットローファー
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前回は『グッチ』と「ホースビットローファー」の歴史に触れました。
1953年に、創業者グッチオの三男アルドが生み出した「ホースビット ローファー」。
同年に『グッチ』はアメリカに進出していましたね。
すぐにハリウッド俳優等のセレブリティーに愛用されようになり、
1970年代には「ウォール・ストリートのユニフォーム」と称されるくらい米国のビジネス界でも人気となりました。
幾度か廃盤を繰り返し、それを機に新しいデザインが生まれ、進化をしてきました。
60周年の2013年に「1953コレクション」が登場して復活しました。
70周年の2023年、サバト・デ・サルノはランウェイで新たなホースビットローファーを登場させましたね!
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ファッション的な魅力が伝わるこちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
「ここ数年、選ぶシューズといえばスニーカーばかりだったのですが、合わせる服もTシャツやチノパンなどどんどんベーシック化していき、もはや「スニーカーで着こなしを外す」という役割もなく全身カジュアル化してしまっていました。「そろそろ、少しキチンとしたおしゃれを楽しみたいな」と思っていたときに見つけたがこの一足です。」
確かに!と思わず頷いてしまいました。(笑)
ファッションのカジュアル化が進んでいる現代だからこそ、
あらためて革靴の魅力が引き立つという面があるように思います!
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「予想以上の快適な履き心地と、いつもの着こなしをスマートにアップデートしてくれるデザインの優秀さは、実際に履いてみると「タイムレスでコンテンポラリー」と評される理由がよくわかります。改めて考えてみても、時代を超えて愛されているシューズって本当に少なくて、やはりこのグッチのホースビット ローファーは、シャネルのバイカラーシューズらと並んで永遠の名品なんだと再確認しました。」
履き心地の良さへの言及は多く見られますね。
イタリア靴は柔らかな革使いと反りの良さに定評がありますが、
チュブラー製法のホースビットローファーもまさに!ですよね。
それでいて、デザインの優秀さも兼ね備えているのです。
実際に履いて「タイムレスでコンテンポラリー」を実感されたとの事ですので、やはり素晴らしい靴ですね!
2024年春夏コレクションのルックから、プラットフォームソールのホースビットローファーが紹介されています。
コーデのアクセントになる靴ですね!
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もう1つ、こちらの記事も読ませて頂きました。(感謝)
「クラシカルなベロア素材のドレスやマニッシュなジャケットのセットアップ、幅広い服に似合って早速大活躍中ですが一番出番が多いのはデニムの日。シャツとデニムのベーシックなスタイリングもこの1足を投入するだけで、上品に格上げされるのがやっぱり頼もしい。なんてことない服を着ていても、遠目にみてもわかる上質なレザーとゴールドの金具輝くローファーが、“きちんとおしゃれしている人”に仕上げてくれるんです。」
良い靴というのはまさにこういう魅力がありますよね!!
何気ないシンプルなスタイリングを洒落た雰囲気にしてくれて、
気分良く、心地良く、させてくれるのです。
2024年春夏コレクションから、超厚底のホースビットローファーを紹介されています。
やはり注目度が高いようですね!
シンプルでヘルシーな服にアクセサリーを加えたスタイリングが印象的でしたが、シューズも効果的なアクセントになっていました!!
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さて、
ベーシックなスタイリングを上品に格上げしてくれる靴には、
2つのアプローチがあるように思います。
1つは、素材と作りに拘った上質な靴ではないでしょうか。
伝統的なメンズファッションではデザインは控えめが宜しいとされるように思いますが、ベーシックなデザインでも素材と作りで違いを魅せる事ができます。
これは老舗靴ブランドに多く、スタイリグを上品に上げてくれますね!
そして、普遍的なデザインなので長年愛用できます!
もう1つが、新しいデザインです。
世の中に多く有るベーシックなデザインとは異なる点で特別感があり、
それがスタイリングのアクセントになります。
伝統的なファッションから敢えて外れ、敢えて飛び出し、時に破壊し、
必ずしも好感を得られるとは限らないのですが、
それが人気となれば特別感が増しますし、
更に人気が長く続けばブランドのアイコンとなって、安定した特別感が生まれます!
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そして、
「ホースビット ローファー」は後者の成功例ではないでしょうか。
1950年代はおそらくドレススタイルがキチッとしていたと思われます。
オーソドックスなローファーでもカジュアル専用と見られていたかもしれません。
ヨーロッパより自由度の高いアメリカで若者によるアイビーファッションが誕生した頃ですから。
オーソドックスなローファーから見ても金属の装飾は派手だと思います。
ひょっとしたら50年代当時のホースビットローファーはアヴァンギャルドだったのかもしれませんよね!??
しかし、馬具に由来するデザインという事で洗練された格調高いイメージが加わり、憧れの対象となったのかなと想像します。
もちろん、イタリアブランドの上質な素材と作りがあっての事ですが。
どこまで攻めた新しいデザインが受け入れられるのかというのは、
時代環境の影響もありますよね。
ホースビットを見ていると、時代とデザインの関係を思うとともに、
時代を超えてアイコンとなった靴の偉業に敬意を感じます。
それでは靴を見て行き・・・たいところですが、
今回はここまでです。
ではでは。
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