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「王道の次」のスリッポンを探求! GUCCI ホースビットローファー (参)

 こんにちは。

 今日は曇りのち雨でした。

 気温も上がらず、

 ちょっと肌寒い、でも湿気も感じるという、

 モヤモヤとした感じでした。

 

 今季は「王道の次」のスリッポンが気になります!

 最初の靴として『GUCCI』の「ホースビットローファー」を取り上げ・・ようとしています。

 前振りがだいぶ長くなってしまいましたが、、、

 それでは(やっと・・)靴を見て行きましょう!

GUCCI 1953 ホースビットローファー


 

 基本となる「1953」を見ていきます。

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フォルム

 幅は太過ぎず、細過ぎず、といったところでしょうか。

 

 ノーズも長過ぎず、短過ぎずで、ほんのり長いかなというくらいですね。

 中庸でありつつエレガントな雰囲気が感じらるバランスだと思います。

 

 トゥ周りは緩やかなラウンドです。

 

 ウェストの絞りはそこそこ、

 ヒールは普通くらいでしょうか。

 

 全体的には、

 インサイドはストレート気味、

 アウトサイドは緩やかなカーブが効いていて、

 弓形のようなシェイプに見えます。

 

 足に沿ってフィットしそうなフォルムで、

 オーソドックスでクラシックなローファーの雰囲気がありますね!

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フロントデザイン

 U字型のエプロンフロントを見ると、

 サイドは際近くまで広がり、

 先端はトゥの立ち上がり際近くまで伸びていて、

 めいいっぱい大きなU字型を描いています。

 『G.H.BASS』の「WEEJUNS」等のオーソドックスなローファーに見られるタイプですね。

 

 なお、サイドの革のトゥ箇所に縫い合わせのステッチはありません。

 一枚の革ですね。

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モカ縫い

 サイドの革とヴァンプの革の縫い合わせ箇所をよく見ると、

 側面にヴァンプの革の切れ端が見られます。

 ヴァンプの革でサイドの革の端を挟み込んでモカ縫いをしていますね。

 被せモカです!

 

 被せモカは、革を山折にしてその中に別革を挟んでいるので、縫い合わせ箇所に隙間が生じず、水などの侵入を防ぐ効果が高まります。

 ただし、革が重なる事で厚みが増します。

 それをしっかり縫い合わせるためにやや太めの丈夫な糸でステッチが掛けられる事が多いですね。

 そのため、モカ箇所にボリューム感があります。

 

 更に、本靴ではサイドの革にギャザーを設けていますね。

 

 細かなギャザーが入る事で、革の柔らかな雰囲気や手作り感が感じられますね。

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サドル&ホースビット 

 サドルパーツは、

 下部(前方)がストレートカット、

 上部(後方)はU字を描くカットデザインです。

 甲の嶺がよりシャープに見えるデザインですね!

 

 そしてホースビットです!!

 ゆらいは馬具のハミでしたね。

 こちらの記事で解説があります。(感謝)

www.equus.co.jp

 「馬をコントロールし人馬のコミュニケーションを円滑にするためのハミは、人類と馬をつなぐ世界共通の言語のようなものといえるだろう。」

 との事で、非常に大事な道具なのですね。

 

 そんなハミをモチーフにした金具装飾を誕生させたたのは創業者グッチオの三男でしたね。

 本靴のホースビットは、

 金属の頑丈さと、

 細い繊細さや丸みによる柔和さが感じられます。

 鈍いゴールドもクラシックな上質感が感じられますね。

 

 華やかな装飾物なのですが、

 主張し過ぎないバランスで、

 やはりオリジナルの完成度の高さを感じますね!

 

 この辺りを突っ込んでいくとビットローファー特集をしたくなってしまうので、

 それはまたいつか・・・。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

おまけ

 『パラブーツ』本あります。

 

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