こんにちは。
今日も晴れました。
春の訪れ・・??
というくらい、温暖な冬晴れでした。
前回の続きです。
『Padmore&Barnes』のブラックスエードブーツを取り上げようとしています。
前回は、ブランドの歴史やコラボレーションなどについて、書きました。
なんといっても、1960年代から20年以上製造を請け負ってきた『Clarks』の「Walabee」ですよね!
その後1987年に『クラークス』から独立しましたが、
「ワラビー」の世界的な人気によって『パドモア&バーンズ』の名声も上がったのではないでしょうか。
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それでは靴を見ていきます!
Padmore&Barnes P404
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ブラックスエードのカジュアルブーツです!
いわゆる、『クラークス』の「ワラビーブーツ」タイプですね。
繰り返しになりますが、
1966年に発売された『クラークス』の「ワラビー」を20年以上に渡り製造していたのが『パドモア&バーズ』です。
そして、その当時の木型は『パドモア&バーンズ』が所有しているのです。
という事は、
1966年から1987年までの間で木型の変更が無かったとすれば、
1966年発売当時のオリジナル「ワラビー」と同じ木型で作られている事に、
仮に変更があったとしてもその当時と同じ木型で作られている事に、
なりますね!!
公式サイトによると、
「Nature Form Last」とあります。
チェックしましょう!
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Nature Form Last
比較のため、『Clarks』の「ワラビー ブーツ」の画像(↓)も。
撮影角度と筒丈の影響で『クラークス』の方はウェストから踵周りが分かりずらいですが、、。
中庸なノーズ長や、
親指側がやや前に出た大きなスクエアトゥ、
といった「ワラビー」ならではの特徴的なフォルムは共通しています。
当たり前と言えば当たり前なのかな。(笑)
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ただし、
『パドモア&バーンズ』の方が
気持ちボールジョイントが張っているような、
アウトサイドカーブが効いているような、
輪郭線がくっきり表れているような、
感じがします。
また、
『パドモア&バーンズ』の方が
気持ち親指側が前方に出ているような、
スクエアトゥのシェイプもくっきり表れているような、
感じがします。
全体的には、
『パドモア&バーンズ』はメリハリが効いた感じ、
『クラークス』はシュッと真っ直ぐな感じ、
がします。
そういう点では、
前者の方がクラシックな雰囲気、
後者の方がモダンな雰囲気、
とも言えるかもしれませんね。
なお
サイドから見たフォルムや
バックから見たフォルム、
底面から見たフォルム、
については後で各所のデザインを見ながら確認したいと思います。
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フロントデザイン
サイドの革の上にヴァンプの革を被せて縫い合わせた被せモカです。
サイドやトゥいっぱいまで広がる大きなモカは「ワラビー」タイプの特徴的なデザインです。
「handstiched Moccasin」との事ですので、手縫いのモカシンでしょう。
絶妙なテンションによる温もり感がありますね。
ブーツタイプなので、羽根部に高さがあります。
足首近くに2ホール開いています。
全体的には「ワラビー ブーツ」と共通したデザインです。
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更に『クラークス』と見比べてみましょう。
『パドモア&バーンズ』はヴァンプを低く抑えてから甲を立ち上げた感じ、
『クラークス』はヴァンプにも少し角度がついて甲を立ち上げた感じ、
がします。
この辺りは吊り込みの違いでしょうかね。
『パモドア&バーンズ』はHandlasted、つまり手で吊り込みを行っているとの事なので、メリハリの効いたフォルムが実現できているのかもしれませんね。
また、
『パドモア&バーンズ』の方が
革のカットが綺麗に整っている感じ、
革の質感もしっとりとやわかなそうな感じで、
上等な仕上がりなように思います。
そして、
筒丈が異なっていますね。
『クラークス』の方が少し高いように見えます。
今回はここまでです。
ではでは。
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