こんにちは。
今日も晴れました。
9月になっても、まだ・・夏いですね。
『JOHN LOBB』の「CANNON」を取り上げています。
JOHN LOBB CANNON
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前回は、ラスト、アッパー素材、について書きました。
ラストは1019で「FOUNDRY」と同じ、
アッパー素材はナチュラルグレインカーフ、でした。
『ジョンロブ』らしい上質な革ですね!
その美しい革を生かすようにアッパーがデザインされています!
アッパーデザイン
トゥガードの革の切り返しがあり、
その両端はサイドを通ってヒールまで伸びています。
ドレスシューズで言うところのロングウィングチップのようなデザインでしょうか。
加えて、クォーター箇所はゆるやかな山形のカットデザインになっています。
そのため、一枚の革が大きく使われていますね!(贅)
さらに、
ヴァンプもレースステイからトップラインを通ってヒールまで伸びています。
ここも一枚の革が大きく使われています!!(贅)
こうしたデザイン、以前にもあったような・・?
同じグループ会社『Hermes』の今季モデルですね!
『Santoni』にもありました!!
こうしたデザインのお手本と言えそうなのは、
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こちらはトゥガードとサイドは別パーツですね。
「AIRマックス 98」なのかなと。
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こちらの方が「CANNON」と近しいですね!
いずれもスニーカーの歴史に名を刻む名作です!
ハイブランドやドレスシューズブランドのスニーカーも影響を受けているのでしょうね。
さて、
『エルメス』の今季モデル(①)の時に書いた事なのですが、
「エアマックス95・98」の影響を感じつつも『エルメス』ならではのクオリティの高さに見惚れました。
そして、
『ジョンロブ』といえば靴の王様!
やはりクオリティが凄いのです!!
レベルソ仕上げ
革のパーツが合わさる箇所を見ると、
縫い合わせのステッチが・・・
無い!!?
ドレスシューズでレベルソ仕立てと言われる技術でしょうね。
レベルソというのは反転という意味だそうです。
こちらの動画を見つけました。(感謝)
ひっくり返して裏から縫っているようです。
僕が言うとすごく軽〜く聞こえますが、(苦笑)
ここ(⑤)に至るまでの緻密な計算と細かな仕事の数々(①〜④)があり、
さらにこの後の⑥、⑦、最終へと続く、
大変な手間隙を掛けて作られているのです!!(匠)
ゆえに希少であり、
高級であり、
なんと言っても美しいのです!!(美)
今回はここまでです。
ではでは。