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キャップトゥダービーで! (80)EDWARD GRENN ⑥ SHOREDITCH (B) ロンドングレイン

 こんにちは。

 今日は曇り時々雨。

 意外と蒸し暑さを感じました。

 ・・・涼しくなるんじゃ無いの??

 秋の訪れが近いようで・・なかなか、、。

 

エドワードグリーン』のキャップトゥダービー「SHOREDITCH」を取り上げています。

EDWARD GREEN  SHOREDITCH

www.edwardgreen.com

 日本で販売されているショップを見つけられず・・

 本国オンラインからです。

 前靴「CONISTON」同様サイズも限られているのですが、

 廃盤になるのか、追加があるのか、???

 個人的には良い靴だと思うのですが。

 

ダービー

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/S/h/Shoreditch_082_Black-London-Gr_side_5.jpg

Shoreditch | Men's | 82 Last | Edward Green

 クォーターの革の切り返しがあるダービーです。

 羽根の付け根から後方へカーブを描いて落ちていくカットラインです。

 オーソドックスなダービーデザインですね。

 

 羽根に注目すると、

 5ホールで内鳩目です。

 オックスフォードシューズと同じ仕様ですね。

 

 そして、レースステイの脇にはスワンネックのステッチが施されています!

 今でこそ他所のブランドでも時折見られるデザインですが、

 『エドワードグリーン』のスワンネックは細やかなステッチと柔らかなラインですね。

 やはり象徴的なディテールだと思います!(美)

 

BEAMS Online Shop

 

ブローグ 

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/S/h/Shoreditch_082_Black-London-Gr_side_5.jpg

 羽根の付け根からソールへのカットラインの淵には親子穴のパーフォレーションと細やかなギンピングが施されています。

 それ以外にはブローギングはありません。

 

 つまり、ブローギングが施されているのは、

 先ほどのトゥキャップの淵とクォーターの一部だけです。

 これもクォーターブローグという事になるのかな??

 

 というのは、クォーターブローグですと、トップラインの淵やレースステイの脇にもブローギングがされているデザインが多いように思うので。

 例えば、以前取り上げたこちらのキャップトゥダービーのような。

maeego.hatenablog.com

 この辺りはデザインの自由度があるのかもしれませんね。

 

 控えめなブローグではありますが、

 逆に印象的なブローグでもあるように思います。

 

三越伊勢丹オンラインストア

London Grain

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/924x805/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/S/h/Shoreditch_082_Black-London-Gr_main_5.jpg

Shoreditch | Men's | 82 Last | Edward Green

 説明文によると、

 しなやかなフレンチカーフで、独特の自然な風合いを出すためにmilledされているようです。

 このmilledという意味を探していたところ、ひょっとしたらこちらの記事にある事なのかなと。(感謝)

tsuchiya-kaban.jp

 「空打ち Milling」という項目がありますね。
 ドラムと呼ばれる巨大な樽状の回転機の中に入れて、中で回転させる事で革を揉みほぐす工程との事。
 これにより柔らかな革となり、自然なシワやシボが付きます。
 シュリンクレザーとの違いは革が縮んでいない点で、ふんわりとした印象に仕上がります。
 
 ロンドングレインの特徴とも合致しているように思います。
 
 
 こちらの記事ではロンドングレインが取り上げられています。

tradingpost.jp

 2019年4月6日の記事です。
 新素材として紹介されていますね!
 
 という事は、比較的新しい革なのかな。
 大きく素材感のある革で、
 圧倒的な存在感がある、との事。
 
 確かに、迫力のある大きなシワが印象的な革です。
 ユタカーフもそうでしたが、エドワードグリーンは柔らかくてシボのある革に注目しているのかもしれませんね!?
 というのも、
 『エドワードグリーン』の説明文に戻ると、
 ロンドングレインは、
 今日のテーラリングに見られるより柔らかい手触りの生地と良く合う、
 との事。
 つまり、現代のファッションに合わせたデザインという事ですよね!
 
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ソール

 シングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。
 オックスフォードシューズと同じ仕様ですね。

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/S/h/Shoreditch_082_Black-London-Gr_add_5.jpg

Shoreditch | Men's | 82 Last | Edward Green

 シングルレザーソールです。

 ソールは、オーク、トウヒ、ミモザの樹皮の溶液で9ヶ月間鞣されたオークバークソールが使われています。

 快適で耐久性にも優れた高級レザーソールです。

 

 ソールはドレスシューズと同じ仕様ですね。

 

感想

 印象の強いロンドングレインレザーは一見キワドイ感じがしそうなものですが、

 不思議とそれ程主張が強い感じがしないように思います。

 スマートでドレス感の高いラスト82と、

 ドレスシューズと同じシングルレザーソールを採用した事で、

 全体としては端正にまとまっているからでしょうか。

 

 トゥキャップとサイドに施されたブローギングも目を引き、ロンドングレインの個性を適度に緩和しているような印象です。

 かといって、これ以上ブローギングを足すと重々しくなりそうです。

 個人的にはこの加減が丁度綺麗なのではないかと思います!

 

 革のナチュラルな質感も現代的な印象ですね。

 

 ドレスに合わせれば個性がキラリと光りそうですし、

 カジュアルに合わせればきちんとした印象に格上げしてくれそうです。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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