こんにちは。
今日も晴れました。
残暑感は無くなってきましたが、
長袖を着ても袖をまくりたくなる感じです。
『エドワードグリーン』のキャップトゥダービー「MACKINTOSH 別注」を取り上げています。
底付け
中古 】676 / 0713 使用数回 マッキントッシュ エドワードグリーン...
コバに注目すると、
コバの張り出しが爪先からヒールまで靴をぐるりと一周していますね。
その上には出し抜いのステッチも走っています。
オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法ですね。
コバと接するアッパーの淵に注目すると、
ウェルトがアッパーにかかっています。
ストームウェルトですね。
合わせてソールにも注目します。
分厚いですよね!!?
ダブルソール 仕様です。
これらのディテールはカントリーシューズでお馴染みですよね。
そして、『エドワードグリーン』では珍しいように思います。
オックスフォードの印象が強いブランドですし、
カジュアルなデザインでもシングルウェルトが多いように思います。
これまで見てきたキャップトゥダービーにも無かったですよね。
クラシカルで上品なイメージの強いブランドかなと。
そんな『エドワードグリーン」が(注:個人の感想です)、
こんなにコバの張り出した、
ボリューム感のある、
カントリー感の強い、
底付けをするとは!!?(驚)
でも、じっくり見ていると、やはり『エドワードグリーン』ですね。
出し抜いのピッチが細やかですし、
ウエストより前方のコバの淵には細目付けが施されていますし、
側面も綺麗に整っていますし、
丁寧です!(美)
アッパーの革や作りと相まって、
やはり上質ですね。(贅)
アウトソール
中古 】676 / 0713 使用数回 マッキントッシュ エドワードグリーン...
アウトソールはレザーソールです。
後からハーフラバーが貼られているので全貌は見えませんが、
検索したところ、全カラス(全て黒塗り)で仕上げられているようです。
もちろん、出し抜いのステッチが見えないヒドゥンチャネル仕様です。
ドレスシューズと同じ仕様ですね!
ヒールにも、お馴染みの3本1組の釘打ちが見られますね!
ゴムのデザインはラスターです。
感想
ボリューム感のあるカントリー仕様のアウトソールや、
クォーターブローグで外鳩目のダービーというデザインからは、
一見『エドワードグリーン』だとは思いつかないですね。
象徴的なスワンネックも無いですし。
まぁ、実際『エドワードグリーン』の名前は入っていないのですが・・・。(笑)
でも、
素材の上質さや作りの丁寧さから、通常のカントリーシューズとは異なるオーラは感じられます。
『エドワードグリーン』製と聞いて納得のオーラですね!
そこであらためてキャップトゥが持つフォーマル感が見直されます。
ブラックの上質なカーフと相まって、どことなくドレス感もあるように思います。
カジュアルでありつつ、きちんとした印象もあるという、現代的なキャップトゥダービーと言えるデザインですね!
おまけ
ところで、
オックスフォードの名作が揃う『エドワードグリーン』ですが、
クォーターブローグのオックスフォードは見つからない??
「BERKELEY」はパンチドキャップトゥ、
「CADOGAN」はセミブローグで、
「MALVERN」はフルブローグ。
・・クォーターブローグは?
でも、ダービーでは、
本靴⑦「MACKINTOSH別注」や前靴⑥「SHOREDITCH」、④もそうでしたね。
いずれも程良いブローギング量で、カジュアルな中にドレス感もあり、現代的なキャップトゥダービーとしても良いバランスだと思います。
ダービーでは魅力的なクォーターブローグが
これがオックスフォードになるとまた雰囲気が違うのかな??
今回はここまでです。
ではでは。