こんにちは。
今日も晴れました。
寒さもそこそこで、過ごしやすくなってきましたね。
『アレンエドモンズ』のキャップトゥダービー「COLTON」を取り上げています。
Allen Edmonds 3330 Colton
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ユーズドです。
前回はクォーターとアウトサイドカウンターについて書きました。
オーソドックスなセミブローグダービーを踏襲しつつも、微妙なデザインの違いにイギリス靴とは違うアメリカ靴らしさが感じられるように思います。
アウトソールに行く前に、
アッパーの最後のチェックポイントです。
カーフ
カタログでは「Chesnut Burnished Calf 」とありました。
質感は適度な厚みがありつつ、柔らかそうです。
エイジングや写真の具合もあると思いますが、
やや明るい色味のブラウンですね。
トップラインのパイピングの色とコントラストが効いている事で、カジュアル感が増しているように思います。
カントリーシューズのような雰囲気も感じられますね。
底付け
前回「後ろ姿」のところでも確認しましたが、踵周りのコバも張り出しています。
コバの上には出し抜いのステッチがかけられ、爪先から踵まで靴をぐるりと一周しています。
オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法です。
ウェルトはストームやスプリットタイプでは無く、フラットです。
『アレン エドモンズ』ではドレスシューズと同じ仕様です。
アウトソール
シングルレザーソールです。
出し抜いのステッチが見えるオープンチャネルです。
ヒールのトップピースは全ゴムです。
ここもドレスシューズと同じ仕様ですね。
感想
アッパーデザインはセミブローグのダービーですし、
カーフの色味も明るめのチェスナットブラウンで、
レースステイやトップラインにはダークブラウンのパイピングも有り、
カントリーシューズのようなカジュアルなデザインだと思います。
しかし、
内鳩目やフラットウェルト、シングルレザーソールというドレス寄りなデザインを取り入れる事で、カントリーシューズでは無く、タウンシューズに仕上がっていますね。
クラシックなイギリスのカジュアルシューズのような感じがしつつ、
レースステイやパーフォレーションのちょっとしたバランスの違いがアメリカ靴なのかなと思いました。
今回はここまでです。
ではでは。