こんにちは。
今日も晴れました。
夏、ですね。
『サンダース』のキャップトゥダービーを取り上げています。
今回はこちらです。
SANDERS 別注 LIFE STYLE TAILOR Cap Toe Cerby Shoe LST2471URD
|
|
『LIFE STYLE TAILOR』とは、『URBAN RESEARCH DOORS』が提案するメンズドレスラインです。
LIFE STYLE TAILOR（ライフスタイルテーラー）より、Staffが選ぶ2022S/S間違いない、ドレススタイリング – URBAN RESEARCH MEDIA
『URBAN RESEARCH DOORS』とは、「環境」と「ここちよい暮らし」をテーマに、デザインはもちろん、環境にも良いロングライフ商品を提案するブランドとの事。
という事は、本靴も「環境」と「ここちよい暮らし」に合ったドレスシューズという事になるでしょうか。
また、『DOORS』は実用的なアイテムを現実的な価格帯で展開されているように思います。
そういう意味でも『SANDERS』は合っているのではないでしょうか。
ところで、『アーバンリサーチ』別注の『サンダース』のキャップトゥダービーは以前にも１型取り上げましたね。
25周年を記念して、
おそらくミリタリーコレクションの「1128」をベースに
現代的で都会的な仕様に別注をしたモデルでしたね。
そして本靴です。
同じ『サンダース』のキャップトゥダービーですが、
こちらはミリタリーコレクションでは無いように見えます。
というのも、
ソックシートのブランドロゴを見ると、全て大文字で「SANDERS」とありますね。
その上のマークはロイヤルクラウンでは無く、
その下に「military collection」の文字もありません。
このデザインは通常ラインのものだと思われます。
詳しい情報が見つからないので、靴を見ていきましょう。
フォルム
ノーズはロングでもショートでも無い感じで、中庸くらいでしょうか。
やや丸みのしっかりしたラウンドトゥですね。
ウィズも十分にありそうです。
キャップトゥ
トゥキャップの長さは英国靴にしてはやや短めでしょうか。
これは「ミリタリーコレクション」でも見られたバランスで、『サンダース』の特徴かもしれませんね！？
短めと言ってもバランスを崩す程では無く、ややスポーティーな印象のキャップトゥかなと。
トゥキャップの縁のステッチは非常に近接したダブルステッチです。
キャップトゥオックスフォード（内羽根）に見られるドレス仕様のステッチですね！
ダービー（外羽根）
5ホールのダービー（外羽根）ですね。
クォーターのカットラインは、羽根の付け根から後方へ伸びてカーブを描いて落ちています。
オーソドックスなデザインですね。
ステッチはダブルです。
ダービーでもややドレス寄りなステッチですね。
シングルウェルト
コバに注目すると、出し抜いはヒールの手前までで、ヒールの周りにはありませんね。
シングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。
「ミリタリーコレクション」はダブルウェルトですが、本靴はドレスシューズと同じシングルウェルト仕様ですね。
コマンドソール
アウトソールは『ITSHIDE』社のコマンドソールです。
「ミリタリーコレクション」でもお馴染みのラバーソールですね！
コマンドソールと言ってもスタッテッドパターンなのでゴツさは軽減されています。
ドレスシューズにも使われるパターンですね。
Black Calf
アッパーはブラックカーフとの事。
樹脂加工のポリッシュドバインダーカーフでは無く、スムースレザーです。
足馴染みが良く、上品な艶で、ドレスシューズでは定番の革ですね。
感想
本靴はダービー（外羽根）ですが、ドレス的なデザインが多く取り入れられていますね。
説明文には「ビジネス・カジュアルどちらのスタイリングにも落とし込める凡庸性の高いデザインをテーマに」されたとの事で、現代におけるキャップトゥダービーのポジションが窺い知れますね。
因みに、アッパーの素材違いもラインナップされています。
Polo Snuff
ブラウンスエードです。
ブラックカーフと比べるとカジュアルな印象ですね。
それでもドレス寄りなディテールとトゥキャップが効いて、
スエードも毛足が短くスマートな質感で、
キチンとした印象もありますね。
今回はここまでです。
ではでは。
