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キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑦ キャップトゥ

 こんにちは。

 今日は雨も上がり、曇りと晴れの間くらいでした。

 ちょうど良い気候なのでしょうが、気持ちがノって来ないのは何故??

 

 今季の気分で履いている『エドワードグリーン』の「BORDON」について書いています。

 これまでラスト202について書いてきました。

 とても有名な、ファンの多い、名ラストですので、たくさんの先人方が解説をされてきましたよね。

 僕もそのような情報から魅力を知り、憧れを持つようになりました。

 実際に自分で履いてみて、

 僕も何か新しい有益な情報を書きたい!

 ・・・と意気込んではみたものの、、、

 なかなか言葉って出てこないものですね。(凡)

 

 足入れをした感覚としては、包み込むという言葉が一番しっくりくるように思います。

 締め付けられるような、掴まれるような、食いつくような、タイトさは無く、

 ズレるような、ブレるような、緩さもありません。

 履き慣らす時間もほぼ必要無かったですね。  

 長時間安心して履くことができる足に優しいラストです!

 

 さて、前回の最後に、

キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑥ - 靴と歩む、僕の...

 一目で『エドワードグリーン』とわかる顔となったラスト202をベースに、中身を改良し続けるというブランドの姿勢を取り上げました。

 そして、「BORDON」もラスト202を基軸としつつ新しいデザインへの試みが感じられるように思います。

 という事で、ここからは「BORDON」のデザインについて書いていきます。

キャップトゥ

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 爪先に横一直線の革の切り返しがありますね。

 キャップトゥです。

 

 『エドワードグリーン』でキャップトゥといえば、「CHELSEA」ですよね!

 ブランドを代表する、いやイギリス靴を代表する、いやキャップトゥオックスフォードを代表するくらい有名な靴です。(尊)

 ゆえに(?)、『エドワードグリーン』のキャップトゥにはちょっと特別感を感じるのは僕だけでしょうか?(笑)

 

 

 まずは、長さです。

 『エドワードグリーン』のトゥキャップは意外と長いんです!

 ちょうど近くにあった『Church's』のラスト73の「DIPLOMAT」と並べてみました。

 因みに「DIPLOMAT」のサイズは75、「BORDON」のサイズは71/2なので、一応基同サイズです。

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 「BORDON」(→)の方がだいぶ長いですよね!

 よく見ると羽根の位置も「BORDON」の方が高い(足首寄り)ですね。

 というのは羽根が短いバランスでデザインされているからで、その分ノーズが長く見えます。

 むしろ「DIPLOMAT」の方が個性的なバランスではないでしょうか。

 

 ラスト73もラスト202も、ノーズが長くは無い(短め)クラシカルなタイプという意味では共通するかと思いますが、

 「DIPLOMAT」の方がよりクラシカルでカチッとした雰囲気、

 「BORDON」の方が伸びやかでソフトな雰囲気、

 なのは、ヴァンプスペースの違いが影響しているように思います。

 これが個性の違いであり、それぞれの魅力の違いですよね!

 

 そして、キャップトゥの美醜は、トゥキャップの長さそのものよりも、全体とのバランスが大事だと思います。

 例えば、トゥキャップと羽根の間のヴァンプ スペースが空き過ぎると、間延びしたような印象になると思います。

 かといって、トゥキャップを長くし過ぎても悪目立ちしてしまいますよね。

 

 「BORDON」は長めのギリギリくらいのバランスで、これ以上長いと目立ち過ぎるかなと思います。

 これによってヴァンプスペースは抑えられていて、靴全体が引き締まって見えます。

 

 

 そして、ステッチです。

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 トゥキャップのステッチをよく見ると、ステッチが2列並んでいます。

 非常に細やかでステッチが目立たないので上品な印象です。

 とともに、丁寧な仕事と高い技術力が現れますね!

 

 ここまでは「CHELSEA」で語られる事と同じですね。

 つまり『エドワードグリーン』の顔中の顔、のままです。

 そこからの新しい試みとして「BORDON」を取り上げているわけですから、それを書かないといけません。

 「CHELSES」からの新しい試みの1つが、ダービー(外羽根)です!

ダービー

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 クォーターの革の切り返しがありますが、ヴァンプの上から縫い付けられていますね。

 

 「CHELSEA」がキャップトゥバルモラル (内羽根)であるのに対して、

 「BORDON」はキャップトゥダービー(外羽根)なのです!

 

 ディテールとしては僅かな違いとも言えますし、

 スタイルとしては大きな違いとも言えますね。

 

 僕は勝手に「CHELSEA」のダービー版と見て「BORDON」を選びました。

 昔から定番モデルとしてあってもおかしくないように思うのですが、僕はそのようなモデルを知りません。

 ですので、新しい試みのように思えるのです。

 

 とはいえ、キャップトゥダービー自体は昔からある伝統的なスタイルの1つのようです。

 そういう意味では、新しい試みと言うのは大袈裟かもしれませんね・・。(苦笑)

 

 ただし、キャップトゥダービーはカジュアルシューズという位置づけが一般的のようで、パンチドキャップトゥやセミブローグが多いようにも思います。

 この辺りについてはまたあらためて書きたいと思っています。

 

 「BORDON」はシンプルなキャップトゥという点もお気に入りポイントでして、

 「CHELSEA」を思わせる感じ、ドレス感が魅力なのです!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

おまけ

 ユタカーフを使った靴を楽天で見つけました。

 

 ラスト202のUK71/2Eです。

 状態もかなり良いですね。

 

三越・伊勢丹オンラインストア


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