真っ白なテニスシューズを履きたい気分（63）Grenson ④ Sneaker30

　こんにちは。

　今日は曇り空から夕立？ 

　雷と激しい雨がありました。

 　前回の続きです。

 　前回は「Sneaker1」の完成度の高さにすっかり魅了されてしまった僕。

　今回もGrensonです！

Grenson　Sneaker30

グレンソン Grenson メンズ スニーカー シューズ・靴【Sneaker 30】White Calf/Off White Suede 価格：54800円（税込、送料別) (2021/7/14時点) 楽天で購入

　基本的なデザインは前回の「Sneaker１」を踏襲していますね。

　その上で、ボリューム感を増した感じが今っぽい！？？

フォルム

　低く平たい方向性、

　中庸なノーズ長、

　自然な丸みのラウンドトゥ、

　そして、羽根はU字型の「ホールカット型」です。

　前回の「Sneaker1」を踏襲していますね。

　次に「Sneaker1」との違いを書いてみます！

厚底

　何と言っても一番の違いはアウトソールの厚みでしょう！

　分厚くてボリューム感がありますよね！！

　厚底テニスシューズといえば、

　以前取り上げたPRADAの「トライアングルロゴ」、

真っ白なテニスシューズを履きたい気分（39）PRADA ③ トライアングルロゴ - 靴と歩む、僕の．．．

 　Church'sの「MACH」、

真っ白なテニスシューズを履きたい気分（51）Church's MACH - 靴と歩む、僕の．．．

 　Santoniにもありましたね。

真っ白なテニスシューズを履きたい気分（42）Santoni ③2021年モデル - 靴と歩む、僕の．．．

　昨今の服はワイド目、ゆったり目でボリューム感があるので、スニーカーも厚底で丁度良いくらいのバランスでしょうね。

外鳩目

　羽根に注目すると、鳩目にシルバーの金属が見えます。

　厚底ソールとのバランスを考えて、敢えて存在感のある外鳩目にしたのではないかと思います。

タン

　他方で、タンの先端にプルタブがありません。

　ここはデザインを引いていますね。

　ただし、素材が起毛革に変更されています。

　同系色ですが、少しベージュ寄り、素材の質感も違うので、デザイン上のポイントになっていますね。

ヒール

　踵の縫い合わせ箇所にはテープ状の革の切り返しが有り、

　上端にはプルタブがあります。

　一見すると、「Sneaker1」と同じように見えるのですが・・・

　実はテープ状の革の切り返しパーツにはブランドロゴが型押しされています。

　「Sneaker1」は無地でしたので、デザインが足されていますね。

アウトソール　

　アウトソールの側面を見ると、ステッチが靴を一周しています。

　オパンケ製法でしょうね。

　底面のデザインは「Sneaker１」とは違います。

　（平面ですが）テトラポット（？）のような形と、

　台形を繋げたような（？）ブロック区画で、

　独特のデザインですね。

　「Sneaker1」がポップなデザインでしたので、引き算かな。

感想

　全体的な印象は「Sneaker１」より目立つのですが、

　細かなデザインを見てみると、逆に引き算されいるところもありました。

　そういった匙加減（？）、バランス感の調整（？）、を見ても、

　スニーカーはデザインの自由度が高いなぁと思いますね。

　その上で、

　グレンソンは「Sneaker1」にしても「Sneaker 30」にしても、

　装飾性を極力控えた至極シンプルなデザインですよね。

　どちらもクラシックな美しさがありながら、

　違いがきちんとあります。

　ドレスシューズブランドがスニーカーを作るとは、こういう事ですよね！

　スポーツブランドとも、ファッションブランドとも違う、

　ドレスシューズブランドらしいデザインだと思います。

　あらためて、グレンソンのスニーカーシリーズは完成度が高いと思いますね。

余談

　正直、最初はグレンソンについてあまり興味が無かったと言いますか、、

　あまり良い印象を持っていませんでした。

　というのは、ブランドの方向性が変わってきた頃から品質に疑問を感じるように、、、。

　でも、今回スニーカーをチェックしていて、あらためて結構良いんじゃない！？って思えてきました。

　初回で取り上げたティム氏のインタビュー記事の中にあった「鍵はデザイン」という言葉が具現化されていると思います。

　コロナがおさまったら、実物を見に行きたいですね！

　今回はここまでです。

　ではでは。

おまけ

　スニーカーでは無いですが、

　アマゾンでお買い得価格のGrensonのドレスシューズを見つけました！

　もちろん、イギリス製でヒドゥンチャネル仕様のラインです！！

　ただし、カラーとサイズで価格が変わります。

[グレンソン] ビジネス LONDON 60(コニャック/UK8)

  　評判も良いようで、やはり良い靴を作れるブランドなのでしょうね。