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白いドレスシューズの可能性は!? (35) Church's ① LEYTON5

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 ちょっと蒸し暑かったですが、安定した天気は安心できますね。

 

 白いドレスシューズについて書いています。

 僕もこの夏からHESHUNGのホワイトバックスを履いています。

 ただし、天気など諸々の条件が整った日に限られるので、正直出番は少ないですが。(残念)

 安定した天気に感謝ですね!

 

 さて、ホワイトバックス等の白いドレスシューズは、一般的には夏のカジュアルドレスシューズとされていますね。

 今は、夏の終わり、いや秋の始めでしょうか・・・。

 とはいえ、僕的には、

 白スニーカーのドレスアップ的な感覚で履けないかなぁというイメージが浮かんでいて、

 今のところ未だ、あれこれ試して履いてみたい気持ちがあります。

 ただ・・・如何せん天気が、、、不安定で、、、出番が、、、少。

 そういう意味では、白のスムースレザーやコーティングレザーの方が多少の悪条件にも安心かもしれませんね!!?

 もちろん、白の起毛革もトラッドな雰囲気や質感の魅力等ありますよ!

 

 話を戻して、

 白いドレスシューズについて書きますね。

 

 次はチャーチです。

 プラダグループによるファッション性と、

 老舗英国靴ブランドとしての伝統と、

 両者のバランスを上手にとりながら魅力的で堅牢な靴を作っています!

 

 現行品では白いドレスシューズが見つかりませんでした。(残念)

 ウィメンズでは「Shannon t」等が展開されているのですけどね。

 メンズでは少し前にあったモデルが見つかりました。

Church's LEYTON5

 サイズは80Fです。

 

 白いスムースレザーのプレーントゥダービーです。

 チャーチらしく(「Shannon」の影響)、少しボリューム感のあるフォルムですが、

 基本的にはクラシカルな白いドレスシューズです。

 

ラスト142

 ボールジョイントの幅がしっかりあって、

 内外からトゥに向かって緩やかにカーブを描き、

 やや大きめのラウンドトゥですね。

 

 見た感じは「シャノン」のようで、ラスト103に似た印象!??

 しかし、捨て寸がやや短めで、ノーズも僅かに短くなります。

 その為、ラスト103より僅かに小さめな感じでしょうか。

 サイズ選びの感覚としては81ラストに近いかなぁと。

 

ユニオンジャック

 ハーフソックにはユニオンジャックの柄がデザインされています。

 かなり洒落たデザインでカッコ良いですね!

 

ロイスカーフ

 艶っとした質感は樹脂加工されたカーフならではですね。

 

 チャーチの同加工革といえばポリッシュドバインダーカーフが有名ですよね。

 両カーフを比べると、

 ロイスカーフの方が樹脂がやや薄めで、光沢感もやや抑えられた印象です。

 往年のブックバインダーカーフに近い質感という声も聞かれますね。

 

アンライニング

 こちらの靴はライニングの無い仕様となっています。

 その為、樹脂加工のカーフでも割合柔らかな足当たり・履き心地となります。

 

ダービー

 クォーターの革の切り返しがあるデザインのダービーです。

 「シャノン」とは異なるデザインですね。

 

 レースステイを見ると、5アイレットの外鳩目です。

 スポーティーでカジュアルな仕様ですね。

 

 ただ、鳩目の色はアッパーと同色の白で、穴の大きさはコンパクトです。

 上品なデザインだと思います。

 

 ヒールカップの付近にもステッチが入っています。

 大き目なラインを描くステッチで、カジュアルなデザインでしょうね。

 

 アウトソールの色は黒です。  アッパー及びコバ(ウェルト)の白をアウトソールの黒がしっかり引き締めていますね!  白と黒というシックなモノトーンだからこそ成立しうる白いウェルトなのかなと思います。

 

底付け

 コバを見ると、出し抜いのステッチが踵までぐるりと靴を一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法でしょうね。

 

ウェルト

 ウェルトの色は白です。

 これまで様々な白いドレスシューズを見てきましたが、オーソドックスなウェルトの色はナチュラル(茶系)が多かったと思います。

 アッパーの白と馴染む色合わせでコバの存在を上品に見せていました。

 それによって、クラシカルなカジュアルドレスシューズとしての印象をもたらしていたように思います。

 

 それに対して、白いウェルトはアッパーと繋がったような印象で、コバの存在を消そうとするデザインのようにも思えます。

 そうする事で、クラシカルなドレスシューズから離れようとしているのかなと。

 それではどこに向かっているのか?

 それはスニーカーなのではないかな。

 つまり、ドレスシューズの作りで、スニーカーのように履ける靴を作ろうとしているのかなって。

 

 ちょっと妄想が膨らんでしまいましたが、

 コバとアッパーが繋がったような見た目は、ステッチダウン製法のようにも見えますね。

 アッパーのボリューム感が増した印象となり、デザインとしてはカジュアルだと思います。

 

 あと、コバと接するアッパーの淵にはウェルトが被さっています。

 ストームウェルト仕様ですね。

 

 そして、アウトソールの色が黒です。

 アッパー及びコバ(ウェルト)の白をアウトソールの黒がしっかり引き締めていますね!

 白と黒というシックなモノトーンだからこそ成立しうる白いウェルトなのかな。

 

アウトソール

 軽量のウェッジダイヤモンドラバーソールです。

 スポンジ系のラバーソールで、見た目も重さを感じませんね!

 

 ヒール一体型で、段差が殆ど無く、フラットに近いデザインです。

 スニーカーに近い印象ですね。

 

感想

 白いスニーカーをテーマにした時に、チャーチの「MIRFIELD」などを取り上げました。

僕のChurch'sの白スニーカー。① - 靴と歩む、僕の...

 全体的にはテニスシューズに倣ったスポーツスニーカーのデザインを取りつつ、

 ドレスシューズブランドらしい素材使いやディテール等でドレス感を出していましたね。

 

 それに対して、「LEYTON5」は

 全体的にはドレスシューズのデザインを取りつつ、

 白いアッパーや軽快なアウトソールを採用してスポーティーなスニーカー感を出しています。

 

 カジュアルとドレスの間を取るような現代的な靴を作ろうとする意思を感じます。

 「LEYTON5」はまさに白スニーカーのように履ける白いドレスシューズだと思います。

 スニーカーと比べて適度なドレス感があるので、上品な印象になるでしょうね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 


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