こんにちは。
今日も日中は晴れて、暑さがじわじわと。
夜に雨が降って、深夜は上がってるのかな?
これが梅雨なのか、、、夕立っぽくないか!?
前回の続きです。
今季の僕は真っ白なテニスシューズが気になっています。
歴史、名作、お手本となるファッションブランド、と書いてきました。
現在取り上げているのがプラダです。
実は最初、取り上げようかどうか迷っていました。
というのも、はたして僕がテーマとして考えている「クラシック」や「トラッド」のお手本としてはどうなんだろう??って思ってしまったので。
プラダは1913年の創業ですので、老舗ではあります。
ただし、当時はスーツケースやカバンを作っていたそうです。
また、戦争による経営不振や、戦後の方針転換などあったようです。
そして、ミウッチャ・プラダがトップに着いて大躍進するのですが、
アパレル分野は1985年以降からで、
1989年にレディース、メンズにおいては1994年から。
そのデザインはミウッチャ女史によるものです。
つまりファッションとしてのプラダはまだ一代とも言えるくらいで、
デザインの方向性はレトロ感があってもモダン、
ハイテクを取り入れ進歩的、
新しいユニフォームスタイルのような印象もあります。
ですので、「クラシック」や「トラッド」とは必ずしも相性が良いとも思えなくて。
でも、今もファッションの歴史を刻み続ける重要なブランドである事は確かです!
また、少し視点を変えれば、スニーカーの履き方の未来を占うブランドとも言えそうです!!
そう考えると、プラダからもテニスシューズ的なスニーカーが出ているという事には意味がありそうですね。
そんなプラダからもう一足です!
PRADA トライアングルロゴ
パッと見た感じはクラシカルなテニスシューズかな!?!?
フォルム
低く平たい方向性、
中庸なノーズ長、
自然な丸みのラウンドトゥ
長い羽根のダービー(外羽根)、
アディダス「スタンスミス」に倣ったような、クラシカルなテニスシューズのフォルムですね。
ただし、前回の「VITELLO SOFT」と同じように、少し幅が広めな感じ、コロンとした感じにも見えます。
ですので、アディダス「スーパースター」のようなボリューム感が入ったようなテニスシューズという印象がします。
6ホール
レースステイに注目すると、6ホールの外鳩目です。
このタイプのテニスシューズでは7ホールが一般的で、前回の「VITELLO SOFT」も7ホールでしたね。
ですので、1つ少ないのは特徴的だと思います!
羽根の長さやレースホールの間隔には特に変則的なデザインは見られません。
よく見ると、一番下(トゥ側)のレースホールの位置が若干高め、一番上(足首側)のレースホールの位置が若干低め、 に配置されていますね。
コロンとしたフォルムと相まって、愛嬌のあるカジュアルな印象になっているように思います。
シグネチャーデザイン
サイドには特にロゴやラインテープなどは入っておらず、
靴を前から見た印象は、
一見どこのブランドのスニーカーなのか分からないくらい
シンプルですっきりとしていますよね。
でも後ろから見ると・・・
しっかりとプラダのトライアングルロゴが入っています!
ブラック&ホワイトのシックな色味ですが、
ラバーの質感がスポーティーでモダンな印象を与えますね。
タン
タンの上端にもトライアングルロゴがあります。
こちらはアッパーと同色のホワイトで、目立たないようにデザインされていますね。
でも、レースホールのところで書いたように、一番上のレースホールが少し低い位置に配置されている事もあり、トライアングルロゴがしっかり見えるようになっていますね!(魅)
ソール
このスニーカーの一番の特徴はソールでしょう!
通常のテニスシューズの倍近くの厚みがありそうなラバーソールです。(厚)
ここ数年、厚底シューズやダッドスーカーの流行が続いているようで、
上品なテニスシューズも厚底になるとモード感が高まりますね。
底付け
アッパーとアウトソールが重なる側面にステッチが見えます。
おそらくオパンケ製法でしょうね。
アウトソール
アウトソールの底面は波型の刻み込みです。
感想
一見すると、レトロなテニスシューズのように見えますが、
フォルムやレースホールのバランス、
トライアングルロゴの質感、
分厚いソール、
といったデザインが効いています。
クラシックなようでいて、進歩的なデザインですね。
こういうデザインから新しいユニフォームスタイルを感じます。
プラダらしいと思いますね。
ではでは。