こんにちは。
今日も晴れました。
風も昨日ほど強くはならず、割と穏やかな一日でした。
では前回の続きです。
HELIXのラバーソールを見てきました。
次はソール付けです。
ノルウィージャンウェルト製法
エシュンの創業時から続き、得意とするノルウィージャンウェルト製法です。
堅牢性と防水性に定評のある製法で、登山靴やスキー靴などで採用されてきました。
因みに、ノルウィージャンウェルト製法はパラブーツも得意としていますよね。
何となく両社の靴が似てしまうのも特徴的なあのステッチのせいかもしれませんね!??
特徴的なのは、コバと接するアッパーの縁の外側を走る掬い縫いの白く太いステッチですよね!
以前僕もパラブーツの時に調べました。
その白いステッチで、外側から「ウェルト/アッパー/(外からは見えませんが)リブテープ」を掬い縫いしています。
ウェルトというのは、(上の画像で)アッパーの縁をぐるりと囲む革テープですね。
そのウェルトがコバの上に被されてアウトソールと出し抜い(コバの上の黒い太いステッチ)されています。
つまり、アッパーとアウトソールがウェルトを介して縫い合わされているのです。
互いにしっかり縫い合わされる事で堅牢性が生まれています。
そして、そのウェルトがアッパーの外側とコバの上をL字型に覆う事でアッパーとコバの間に隙間が生まれず、水などの侵入を防ぎます。
だから、ノルウィージャンウェルト製法は防水性が高いと言われるのですね。
悪天候にも強いのは心強く、とても実用的だと思います!
ただし、アッパーの外側にウェルトと掬い縫いのステッチが見えるので、見た目はカジュアル寄りになるでしょうか。
それを靴全体のデザインの中でどう活かすかが腕の見せ所かもしれませんね!!?(楽)
デザインについては、前にパラブーツとの比較をした時にも少し書きました。
パラブーツはどちらかというとアウトドアカジュアル寄りの印象で、ボリューム感を出したデザインと組み合わせているように思います。
対して、
エシュンはもう少しボリューム感を抑えた印象で、スマートさやスポーティーさのあるデザインと組み合わせているように思いますね。
HELIXは、繊細な印象のトライアングルモカやサドル、綺麗なカーフなどのおかげで、アッパーに少しドレス感があるように思います。
上品なアッパーデザインとカジュアルなノルウィージャンウェルト製法の組み合わせが絶妙で、適度なボリューム感がありながらもゴツ過ぎず、綺麗目な印象があるように思います。
そういうデザイン性がエシュンの魅力だと思いますし、
現代的なフレンチローファーに仕上がっていると思います。
今回はここまでです。
ではでは。
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