こんにちは。
今日も晴れました。
少し寒さも和らいだ感じがしました。
三寒四温・・はまだ早いかな。
前回の続きです。
『アレン エドモンズ』のキャップトゥダービー「ACE」を取り上げています。
Allen Edmonds ACE
前回は、ダービー(外羽根)とクォーターやアウトサイドカウンター、そしてダブルステッチをチェックしました。
アメリカ靴の雄『アレン エドモンズ』であっても、流石にこれだけのデザインが盛り込まれるとワークシューズ寄りな印象にはなりますね。
とはいえ、ワークっぽくてもスマートでエレガントな感じに仕上がっているのはやはり『アラン エドモンズ』です!
という話の中でサラッと触れたのですが、
靴の印象に大きく影響するアッパーの革をチェックします。
ブラックカーフ
アッパーは「ブラックのカーフ」とあります。
綺麗なスムースレザーですが、
ドレスシューズのカーフとは質感が少し違うような感じもするような・・!?
あくまで画像を見ての僕の個人的な感想ですが、
ややしっとりとした感じ、オイリーな感じに見えるかなと。
例えるなら『パラブーツ』のリスレザーのような印象でしょうか。(↓)
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とはいえ、写真の撮り方で雰囲気も変わると思いますので、実際は違う質感かもしれませんが。
ただ、スポーティーなアウトソールの影響もあるのかもしれませんが、『パラブーツ』や『エシュン』のような、アウトドアやワークを背景に感じるような、そういう雰囲気を感じます。
そこにオイルドレザーも有りうるかなと。
ワークシューズのような雰囲気が感じられるのはアッパーだけではありません。
先に答えを言ってしまいましたが・・(苦笑)
アッパーでは無いとなると・・・
そう、ソールです!
底付け
踵周りに注目すると、
コバが張り出していて、その上に出し抜いのステッチが走っています。
オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法・・でしょうか??
『アレン エドモンズ』ですから同製法は得意中の得意だと思いますが、
ちょっと違うようにも見えるのです。
というのも、
コバをよく見ると、
コバと接するアッパーの縁にウェルトが被っていますね。
ストームウェルト・・・でしょうか??
ここも自信が無いのは、
そのアッパーに被さるウェルトの上から大きなピッチでステッチがかけられているような!?
ステッチも全て黒なのでよく見えないのですが、
コバの出し抜いのステッチだけでは無いようにも見えるのです。
ステッチが有るとするなら、
ここから想像できるのは2つのパターンです。
1つは、『パラブーツ』で有名なノルウィジャン製法です。
つまり、アッパーに被さるウェルトとアッパー(とインソール)がすくい縫いされている構造ですね。
もう1つは、『オールデン』で聞いたことがあるリバースウェルトです。
この場合、ステッチはイミテーションですね。
そして、底付けはオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法です。
製法としては違いがありますが、
いずれにしても見た目としては、ウェルトとコバの張り出しによってボリューム感のあるソールになっていますね。
これはアウトドアシューズやワークシューズに多く見られるデザインですので、本靴にもそうした印象が生まれていると思います。
更に、アウトソールも。
ラバーソール
アウトソールにはラバーソールが採用されています。
「軽量で耐摩耗性のラバーを使用しています。」とありますね。
底面のパターンは大きなブロックパターンで溝がデザインされています。
厚みもある程度あります。
『パラブーツ』でいうところの「MARCHE Ⅱ」のような感じでしょうか。
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アウトドアシューズやワークシューズで見られるアウトソールですね。
また、見えない箇所ではありますが。
履き心地に影響するこちらにも工夫があるようです。
インソール
「クッションインソール仕様で、快適な履き心地です」との事。
「Boulevard」のところで確認した「CustomCork™ insoles」とは違うのでしょうかね??
キャップトゥダービーで! (165)Allen Edmonds ① Boulevard(D)シャンク - 靴と歩む、僕の...
いずれにせよ、
『アレン エドモンズ』は履き心地に拘るブランドですので、
クッション性のあるインソールを取り入れる事にも積極的なのかな。
今回はここまでです。
ではでは。