こんにちは。
今日は晴れました。
昨日よりは多少・・・
でも、空気冷たいです。
前回の続きです。
『アレンエドモンズ』のキャップトゥダービー「Boulevard」を取り上げています。
Allen Edmonds Boulevard 7483
日本のサイトが見つからなかったので、本国オンラインショップからです。
前回はアッパーとエッジの色味について書きました。
アッパーは赤味のあるミディアムブラウンにアンティーク感のある色付けがされていて、エッジも地の革が薄らと見えるようで、明るさのある色味です。
それらによって靴に軽やかでスポーティーな印象が生まれているように思います。
そこからアメリカのドレススタイルに妄想を広げました。(笑)
では今回です。
後ろ姿
Boulevard Cap-toe Dress Shoe | Men's Dress | Allen Edmonds
踵は縫い割りで、上端はドッグイヤーです。
少し長めの、長方形に近い形の、耳ですね!
ソールのヒールもチェックします。
コバが少し張り出してて、その上を出し抜いのステッチが走っています。
ヒールブロックの積み上げは少し低めでしょうか。
底付け
先ほども書きましたが、出し抜いのステッチが踵までかけられており、靴をぐるりと一周しています。
オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法ですね。
『アレンエドモンズ 』はオックスフォードのドレスシューズでも同様である事で有名です。
それは履き心地に拘るから!
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
靴を裁断して構造が見られる画像がありますね。(貴)
踵までしっかりコルクが敷き詰められています!
また、インソールにも厚みのある革が使われていますね。
これについては本国サイトでは「CustomCork™ insoles」と記載されています!
こちらの動画も見つけました。
とくに詳しい説明は・・・無いようですが、(苦笑)
「NATURALLY MOLDS TO CONTOUR OF FOOT」と「ERGONOMIC FIT 」であると。
これらによってクッション性に優れ、足に馴染んでいくソールとなるのですね。
さらに、『アランエドモンズ 』はシャンクも使わない・・と言われていましたが、どうやら必ずしもそうとは言えないようで・・??
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
2014年以降の「パークアベニュー」との事。
このころあたりから木製のシャンクが入るようになってきたそうです。
そもそもシャンクの役割とは何なのでしょう?
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
「Shank(シャンク)」は土踏まずの支えとなる重要なパーツとの事です。
歩行時にかかるエネルギーを補助して安定感を生むのですね。
では、シャンクが入っていない靴やシャンクが効いていない靴はどうなのか?
形状が歪み、靴の寿命が短くなる、アーチの崩れや足や脚のトラブルにも繋がりうる可能性があるのですね。
シャンクは「かたくて、しなる」事が大事との事。
荷重を支えるためのしっかりとした剛性と、
屈曲に対するバネの役割、
が求められるのですね。
シングルレザーソール
Boulevard Cap-toe Dress Shoe | Men's Dress | Allen Edmonds
アウトソールはシングルソールです。
パンチドキャップトゥのダービーというカジュアル寄りともいえるアッパーデザインに対して、カントリー仕様のダブルソールでは無く、ドレス仕様のシングルソールなのです。
すなわち、本靴はカントリーシューズでは無く、現代のドレスシューズである、というメッセージとも思えますね!
ソールはベジタブルタンニンレザーが使われています。
底面を見ると、出し抜いのステッチが見えるオープンチャネルです。
トップリフトは全ゴムで、しっかりとした大きさもあり、歩きやすさを考えたデザインですね。
これらは『アレン エドモンズ』ではオックスフォード(内羽根)でも同じ仕様です。
今回はここまでです。
ではでは。