こんにちは。
今日は晴れて、気温も上がって、雪が溶けてくれました。(ホッ)
今季はこれで終わりだと良いのですが。
前回の続きです。
『アレン エドモンズ』のキャップトゥダービー「Madison Ave」を取り上げています。
Allen Edmonds 8601 Madison Ave
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ユーズドです。
サイズは10.5、ウィズはDです。
前回はクォーターとブローグ、そして後ろ姿をチェックしました。
底付け
前回の「後ろ姿」のところでも書きましたが、
ヒール周りのコバも少し張り出していて、その上に出し抜いのステッチが走っています。
ダブルウェルトのオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法です。
『アレン エドモンズ』では同製法が基本なようで、ドレスシューズでも採用されています。
ドレスシューズでも採用されるからでしょうか!?
コバの張り出しが抑えられていますね。
そのため、カントリーシューズのようなボリューム感では無いですね。
アウトソール
シングルレザーソールです。
厚みが抑えられていてドレス感がありますね。
出し抜いのステッチが見えるオープンチャネル仕様です。
外側ギリギリに位置している事からも、コバの張り出しが抑えられている事が分かります。
ヒールのトップリフトは全面ラバーです。
ここも『アレン エドモンズ』ではドレスシューズでも同じ仕様です。
グリップと衝撃吸収が効いて歩行の安定性・快適性に繋がります。
ソール周りはドレスシューズと同じデザインですね。
やはりカントリー寄りでは無く、あくまでドレス寄りなのだと思います。
おまけ
ここまで何度か取り上げているもう一つの「Madison Ave」、
キャップトゥダービーで! (174)Allen Edmonds ⑤ Madison Ave (B)年代判別 - 靴と歩む、僕の...
「8692」のアウトソールもチェックしますね。
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まずは底付けから確認します。
踵周りもコバが少し張り出していて、その上を出し抜いのステッチがかけられています。
ダブルウェルトのオールアラウンドグッドイヤーウェルト製法ですね。
ストームウェルトなどは無く、コバの張り出しは抑えられています。
ここまでは先ほどの「8601」と共通しています。
でも、
アウトソールのウエストの辺りをよ〜〜く見ると、
ちょっと厚くない?
ダブルソールですね!
全体を見ると(↑)、少し厚みがあります。
とはいえ、アッパーがダービー(外羽根)ですし、
インパクトのあるデザインでもあるので、
ダブルソールのボリューム感もそれほど目立たず、
すんなり馴染んでいると思います!
さて、
そのアウトソールが少し変わったデザインなのです。
ブランドロゴが入っていますので、オリジナルデザインなのでしょうね。
そういえば!
本靴が掲載されていたカタログの後ろの方にアウトソールの一覧があったような。
Allen Edmonds Fall 2011 catalog by Allen Edmonds Shoe Corporation - Issuu
56ページ目ですね。
ブランドロゴのデザインが少し違うのですが(?)、
パターンデザインから「VIP Rubber Sole」でしょうね。
でも・・・あれ??
カタログの「8692 Madison Ave」には「Clare rubber sole」と記載されていますよね。
先ほどのアウトソール一覧にも同ソールが掲載されていますが、パターンデザインが違います。
おそらく、アウトソール違いの「8692」がいろいろあるという事なのかな。
感想
クォーターブローグのキャップトゥダービーですが、
イギリス靴とは違う、アメリカ靴らしい、自由で伸びやかな、個性の強いデザインが印象的です。
それをドレスにも合わせられる仕様で作られているので、マディソンアベニューを闊歩するイメージが浮かんできますね!
今回はここまでです。
ではでは。