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キャップトゥダービーで! (181)Allen Edmonds ⑥ 2010 (C)シングルソール

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 でも・・それほど暖かくは無く、

 風が冷たかったです。

 

 『アレン エドモンズ』のキャップトゥダービー「2010」を取り上げています。

Allen Edmods 2010


 

 ユーズドです。

 サイズは111/2、ウィズはDです。

 

 前回は「トゥキャップ」と「クォーター」を見てきました。

 ブローギングが施されていますが、イギリス靴に比べてパーフォレーションの親穴が僅かに小振りなように思いました。

 イギリス靴のブローグがくっきりと、パキッとした印象なのに対して、

 本靴(アメリカ靴)の方が控えめで大人しい印象がして、

 ある意味、英米の逆転現象ではないかと。(笑)

 

 ブローギングが施されている箇所がもう1つあります。

アウトサイドカウンター

 踵周りにアウトサイドカウンターの革の切り返しがあります。

 ヒール最後部の上部から垂直方向へ少し降りてから、大きなカーブを描いてソールのウェスト近くへ落ちていくカットラインです。

 オーソドックスなデザインだと思います。

 

 淵には親子穴のパーフォレーションと細やかなギンピングが施されています。

 このブローギングは前回のトゥキャップやクォーターと同じですね。

 

 アウトサイドカウンターがある事でヒール周りにボリューム感が生まれますし、

 ブローギングがある事で目立ちますので、

 カジュアル寄りな雰囲気になっていると思います。

 

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底付け

 ヒールの周りもコバが少し張り出しています。

 その上を出し抜いのステッチが走っていますね。

 

 出し抜いのステッチは爪先から踵まで靴をぐるりと一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法です。

 

 本靴はセミブローグのダービーですのでカジュアル寄りなデザインと言えますが、

 キャップトゥオックスフォード「パークアベニュー」でも同じ底付けですので、

 『アレン エドモンズ』ではドレス、カジュアルを問わないようです。

 

 そうしてみると、本靴のコバの張り出しはかなり抑えられているように思います。

 ドレスシューズと同じくらいかなと。

 

 

 さらにアウトソールもドレス仕様!?

アウトソール

 レザーソールですね!

 厚さをじーーーーっと見ているのですが、

 シングル?

 おそらく・・シングルソールだと思います。

 

 というのは、

 気のせいでしょうか・・・

 厚さがしっかりあるように見えるような・・!!?

 

 あらためて「パークアベニュー 」のソールも確認したのですが、


 

 少し厚みのあるシングルレザーソール・・のような感じがします。

 といっても僅かな感じでして、

 コバの仕上げ方とかでも印象が変わると思いますので、

 僕の気のせいかもしれません。

 底面は出し抜いのステッチが見えるオープンチャネルです。

 ヒールのトップピースは全ゴムです。

 『アレンエドモンズ』のドレスシューズと同じ仕様ですね。

 

 

感想

 モデル名やラスト番号など、分からない事が多い靴ですが、

 スマートなフォルムや上質なカーフ、ドレスシューズと同じソール周りで、カジュアル過ぎない印象になっています。

 そういう点では前靴「Madison Ave」とも共通しているかもしれませんね。

キャップトゥダービーで! (175)Allen Edmonds ⑤ Madison Ave (C)ラスト - 靴と歩む、僕の...

 

 違いはもちろんアッパーのデザインです。

 「Madison Ave」はアウトサイドカウンターの無いクォーターブローグですが、

 本靴はメダリオンまであるセミブローグです。

 

 ブローグ量の多い本靴の方がカジュアルなデザインとなるでしょうか。

 それでも、本靴はオーソドックスなセミブローグデザインで、ブローグも細やかですので、そこまでカジュアル過ぎない感じもしますね。

 ドレスにも合わせられるセミブローグ ダービーだと思います。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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