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キャップトゥダービーで! (124)Enzo Bonafe キャップトゥダービー (C)メダリオン

 こんにちは。

 今日も晴れました、、が、

 夜は寒くなりましたね。(震)

 そろそろ冬支度なのかな。

 

 『エンツォ・ボナフェ』のキャップトゥダービーを取り上げています。

Enzo Bonafe  


 

 ユーズドです。

 サイズは41との事。

 モデル名や型番号、ラストなどは分かりません。

 

 アッパーのデザインをチェックしています。

 「横顔」の続きからです。

ヒール

 更に、ヒールに注目です。

 アウトサイドカウンターの革の切り返しはありませんが、

 アウトサイド側のヒールにパーフォレーションが施されていますね!(驚)

 花びらのようなデザインで、これってメダリオンですよね!?

 ここにメダリオンがあるのは珍しいですね!?

 

 因みに、トゥキャップ以外の場所にメダリオンが入る靴といえば、

 『エドワードグリーン』の「Sandringham」や「Falkirk」、「Braemar」でしょうか。


 

 いずれもフルブローグですが、クォーターやヒールにメダリオンが追加される事で一層カントリー色が強く感じられますね。

 

 そういえば、以前見た『J.M.Weston』の「BAGATTELLE」にも印象的なメダリオンがありましたよね!

さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (57)J.M.WESTON 529 ① - 靴と歩む、僕の...

 ヴァンプに大きな薔薇が描かれていました。

 

 自然をモチーフとした装飾はカジュアル寄りなデザインでしょうか。

 本靴はかなり控えめな装飾ですが、自然への憧れが広がるデザインですね。

 

AIGLE

後ろ姿

 縫い割りで、上端はドッグイヤーです。

 ピンッと張った革でヒールカップの丸みが綺麗に成形されています。(美)

 アウトサイド側には先ほどのメダリオンも見られますね。

 

 ソールのヒールもチェックします。

 コバの張り出しはありません。

 ヒールブロックが丁寧に積まれ、綺麗な仕上がりですね。

 

BEAMS Online Shop

 

底付け

 「(A) 前置き」の回で、ボナフェの靴にはイギリス靴のような情報の記載が無い、と書きました。

キャップトゥダービーで! (122)Enzo Bonafe キャップトゥダービー (A)前置き - 靴と歩む、僕の...

 が、底付けについては記載があります!

 その場所は、

 ソックシートです!

 「Lavorate a mano good year」とあります。

 9分仕立てのグッドイヤー製法ですよね。

 『エンツォ・ボナフェ』の代名詞的な製法で、

 釣り込みや掬い縫いを手で行い、リブテープは使っていません。

 最後の工程の出し抜いのみ機械を使っています。

 

 リブテープも中物にコルクも使っていないので、

 ソールの反りが良いのが特徴的です!

 独特の柔らかな履き心地の所以でしょうね。

 

 そして、

 個人的に『エンツォ・ボナフェ』で感心させられるはコバです。

 丁寧で細やかで正確な目付が綺麗ですね。

 更に、

 出し抜いの糸はどこ??

 っていうくらい分かりません。(匠)

 美しさの反面、こうして書くときには困ったもので(?)、

 本当に出し抜いされているのかなぁ??

 本当はマッケイなのでは??

 って。(笑)

 

 

アウトソール

 

 ユーズドなので、後からハーフラバーが貼られています。

 

 元はシングルレザーソールですね。

 『エンツォ・ボナフェ』ですから、底付けの糸が隠れるヒドゥンチャネルです。

 派手な仕上げはしませんが、実直で綺麗なアウトソールです。

 

 ヒールのトップリフトのゴムはラスターですね。

 

感想

 ロングノーズでスタイリッシュなイタリア靴らしいキャップトゥダービーですね。

 スマートなドレスやカジュアルにも合わせられるデザインです。

 ヒールのメダリオンがさり気なく効いていて、他には無い特別なデザインに仕上がっていると思います。

 

 ではでは。

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