こんにちは。
今日も晴れました。
昨日よりは寒さも和らいだ感じでした。
冬物は着たくなくなってきましたね。
『アレンエドモンズ』のキャップトゥダービー「COLTON」を取り上げています。
Allen Edmonds 3330 Colton
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ユーズドです。
前回はトゥキャップとレースステイについて書きました。
イギリス靴との微妙なデザインの違いにアメリカ靴らしさを感じました。
クォーター
クォーターの革の切り返しがあります。
羽根の付け根から後方へ水平へ伸びてから、ソールのヒール手前辺りへカーブを描いて落ちていくカットラインです。
本靴はオーソドックスなダービーデザインですね!
前回、羽根のサイズがややコンパクトな印象がすると書きましたが、
キャップトゥダービーで! (183)Allen Edmonds ⑦ COLTON (B)レースステイ - 靴と歩む、僕の...
羽根の付け根の位置を見ると・・・
意外と(?)前寄りですね。
ここのバランスはクラシカルなドレスシューズに近い感じがします。
しかし、やはり一番下(爪先側)のレースホールの位置はやや後方(足首)寄りだと思います。
羽根の下部がカーブを描いているからでしょうね。
これにより、羽根がコンパクトに見えるのでしょうね。
ヴァンプと接するクォーターの淵にも親子穴のパーフォレーションが施され、その上下を細やかなシングルステッチが走っています。
ギンピングはありません。
また、トップラインの淵にも同様のブローギングが施されています。
アウトサイドカウンター
踵にはアウトサイドカウンターの革の切り返しがあります。
トップラインの最後尾からカーブを描きながらソールのウエスト辺りへと落ちていくカットラインです。
淵には親子穴のパーフォレーションが施され、その上下を細やかなシングルステッチが走っています。
ギンピングはありません。
アウトサイドカウンターがある事でヒール周りに重厚感がありますね。
ブローギングがある事で存在感も増しています。
カントリーシューズと同じ仕様ですよね。
そのため、カジュアル寄りな印象かなと思います。
後ろ姿
アウトサイドカウンターのデザインからチェックします。
トップラインからあまり垂直方向へ下がる事無く横方向へ流れています。
アウトサイドカウンターの面積が大きいですね。
これにより大きくどっしとした重厚な印象がします。
因みに、オーソドックスなイギリス靴ですと、
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トップラインから垂直方向へある程度落ちながら急カーブを描いて前方へと流れていくデザインが多いように思います。
引き締まった印象になりますね。
踵は縫い割りです。
上端にはドッグイヤーも市革も見られません。
トップラインにパイピングがあるのでそれで十分という事でしょうかね。
ソールのヒールもチェックします。
ヒール周りのコバも張り出しています。
色味の影響でしょうか(??)、張り出しがしっかり感じられますね。
その幅でヒールブロックが積まれるので、ヒールも大きめです。
今回はここまでです。
ではでは。