こんにちは。
今日も晴れました。
でも、まだ風が冷たいですね。
気分としては春に入ってきているのですが、
体感としてはまだ早い感じでしょうか。
『アレンエドモンズ』のキャップトゥダービー「COLTON」を取り上げています。
Allen Edmonds 3330 Colton
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ユーズドです。
前回はインソールやライニングから本靴の情報を探しました。
2004年春に登場したモデルでしたね。
Spring 2004 Catalog by Allen Edmonds Shoe Corporation - Issuu
それでは靴を見ていきましょう!
ラスト0
前回見つけたカタログの中では
「Swing last curves inward giving a great fit. Similar to 4 last.」
と記載されていました。
内側へカーブしたスウィングラストとの事で、トゥの中心位置がやや内側へ寄っているように見えますね。
小指辺りで膨らむ外側のカーブも大きめに見えます。
ラウンドトゥの丸みも緩やかで、若干大きめでしょうか。
ノーズ長は中庸くらいに見えます。
ウェストは絞られ、ヒールは普通くらいでしょうか。
全体的には穏やかでクラシカルなドレスシューズのような印象がします。
『エドワードグリーン』のラスト202のような感じに近い感じでしょうか。
トゥキャップ
トゥキャップの革の切り返しがあります。
十分な長さもとられています。
淵には親子穴のパーフォレーションが施されています。
前靴「2010」の時にも思ったのですが、
『アレンエドモンズ』の親穴は僅かに小振りな印象がしますね。
ギンピングはありません。
パーフォレーションの上下を細かなシングルステッチが走っています。
更に、メダリオンも施されています。
トゥの先端側は剣先のような形で、全体的にも三角形のようなバランスで、ややシャープなデザインですね。
因みに、前靴「2010」は横に広がるようなデザインでしたね。
ダービー(外羽根)
5ホールです。
本靴はオーソドックスなデザインですね。
因みに、前靴「2010」は1対少ない4ホールでした。
ただし、オーソドックスな5ホールの羽根よりも少しコンパクトな感じがします。
シューレースを見ても、少し密な印象がします。
レースホール同士の間隔が少し近いデザインなのでしょうね。
鳩目の金属は表に現れていません。
内鳩目ですね。
また、左右の羽が接するエッジのカットラインをよくみると、僅かなカーブを描いています。
この点、オーソドックスなイギリス靴ですと、
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左右の羽根を閉じると上から下までしっかり合わさるカットラインが多いように思います。(↑)
これに対して、本靴は上と下が離れるのでしょう。
ここにも独特のデザインが見られますね!
アイレットの並びの下にも親子穴のパーフォレーションが施され、その上下を細やかなシングルステッチが走っています。
羽根の淵に注目すると、
細やかなダブルステッチが走っていますね。
ここはシングルでは無く、ダブルです!
また、パインピングも施されています。
アッパーの色より濃いブラウンなので、コントラストが効いています。
これにより、ややカジュアル感が強まっているように思います。
今回はここまでです。
ではでは。