こんにちわ。
今日は冷たい雨でした。
雷も鳴り、思いの外荒れた天気でしたね。
前回の続きです。
僕がこの春に履きたいフレンチローファー、
HESCHUNGのHELIXを紹介しています。
今度はアウトソールを見てみましょう。
アウトソール
ブランドロゴの入ったオリジナルラバーソールです。
パラブーツのようにラバーソールを自社製造している訳では無いようです。
それでも、
アルザスという山岳地域にあるからなのか、
はたまたスキーシューズで大きな成果を挙げたからなのか、
エシュンのラバーソールも非常に良い出来だと思います!
その特徴を挙げてみますね。
耐水性
レザーソールとの大きな違いは、やはり耐水性ではないでしょうか。
防水性を高めたレザーもありますが、ラバーは基本的に水が進入しませんね。
急な雨でも安心して履けるのはラバーソールの強みです。
HELIXのソールには、淵のところに出し抜いのステッチがかけられていますね。
この点、マッケイ製法のように靴の中(内側)にステッチが通じている場合は、ステッチを介して水が侵入する事もありうるようです。
しかし、HELIXはノルウィージャンウェルト製法なので、このステッチはコバと繋がっています。
なので、万が一ステッチから浸水しても靴の中に水が入る事はありませんね。
そして、アウトソールが縫い付けられている事で、接着剤の劣化によるソール剥がれを心配しなくて済みますね。
グリップ力
また、ラバーソールの強みとしてグリップ力も挙げられますね。
乾いた路面や屋内を歩く分にはレザーソールでもほとんど支障は無いのですが、
濡れた路面や滑りやすいところを歩く時にはラバーソールが強みを発揮する事があります。
もちろんラバーソールにもいろいろありますから、一概ではありませんが。
HELIXの場合ですが、
特徴的なブロックパターンと溝があることにより、かなり滑りにくいソールとなっています。
さまざまな形の三角形や四角形のブロックパターンが配置されているデザインはリッジウェイソール(英)に近いでしょうか。(こちらです↓)
ちょっと脱線します。
ユニオンワークスさんから画像(↑)を拝借させて頂いたのですが(感謝)、
オールソール前の画像を見るとウエストン純正のラバーソールが見られますね。
よく見ると、ブロックのデザインがウエストン仕様になっています!(楽)
話を戻します。
エシュンのブロックの形や配置を見ると、リッジウェイとはだいぶ異なりますね。
そして、各ブロックの中には縦や横や斜め(なんとカーブまで!)の細かい溝が入っていますね。
更に、外側に配置された各ブロックの中には丸いホールまで!??
どんな機能があるのでしょうね?(興)
これらのデザインによって、高いグリップ力が生まれているのだと思います。
ところで、
ラバーソールのデザインにもエシュンの拘りが入っているのかな!?
ソールをよく見ると「MODELE DEPOSE」のマークもありますね。
意匠登録という意味らしいです。
という事は、拘りのデザインなのかもしれませんね。
クッション性
アウトソールの役目として、路面から足を守る事もありますね。
特に歩いていると路面から足に衝撃が伝わりますので、それが緩和されると体への負担がかなり違うと思います。
この点、レザーソールも革ならではの柔らかさがあるので、路面からの衝撃をある程度緩和してくれます。
カントリーシューズともなれば革を2枚重ねたダブルレザーソールもありますしね。
対してラバーソールはというと、
ラバーの硬さはさまざまありますが、概ねクッション性に優れていると思います。
最たる例はランニングシューズのような発泡ラバーでしょうか。(柔)
ただ、革靴ではそこまで柔らかいラバーソールは使われませんね。
靴全体の履き心地のバランスを考えての事なのか、
耐久性を考えての事なのか、
理由はよく分かりません!(謎)
ともあれ、一履き手としては、
ある程度の硬さもあった方が、革靴を履いている気分は高まりますね!(笑)
そして、HELIXはというと、
コマンドソールよりは柔らかいと思います。
革靴のソールらしい硬さがありつつ、踵の角なんかを指で押すと
グッ・・・・グニッ、くらい?
ゴムだなって感じられるくらいの固さ・柔らかさですね。
そのためか、歩いていてほぼ足音を感じないように思います。
着地の衝撃もほとんど感じません。
それでいて、グニャリとするほど柔らかくは無いです。
革靴らしい硬さのある柔らかさ、ですね!(笑)
今回はここまでです。
ではでは。