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キャップトゥダービーで! (95)JOHN LOBB ② Kilmory (C) ノルウェイジャンウェルト

 こんにちは。

 今日は曇りのち雨でした。

 気温も上がらず、冷たい雨でしたね。

 今季はぐずついた天気が多いような気がします。

 

 『ジョンロブ』のキャップトゥダービー「Kilmory」を取り上げています。

JOHN LOBB  Kilmory

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 国内の直営オンラインショップでも販売があります。

https://www.johnlobb.com/ja_jp/mens-shoes/kilmory-highland-sole#selection.color=Black%20Calf

 革の種類も豊富に揃っていますね!

 Black Calf、Black Moorland Grain、Burnt Umber Moorland Grain、

 Dark Oak Calf、Oxblood Calf、の5種類。

 

 三越伊勢丹でもLUXURYの方で販売されています。

selection.norennoren.jp

 

ノルウェイジャンウェルト製法

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 コバに注目をすると、

 コバと接するアッパーの淵にウェルトが被さっていますね。

 そこをよ〜く見ると、

 太めのステッチが走っています。

 

 そして、コバには出し抜いのステッチが走っています。

 

 これらのステッチはつま先から踵まで靴をぐるりと一周しています。

 ノルウェイジャンウェルト製法ですね!

 

 ところで、『ジョンロブ』でノルウェイジャンウェルト製法と言えば?

 そう、かつて存在した「コテージライン」ですね!

 こちらの記事を見つけました。(感謝)

ジョン ロブ幻の靴「コテージライン」が名品な訳 | MEN'S Precious(メンズプレシャス)

 上質な革と堅牢な作りでガンガン履けるジョンロブですね。

 僕も履いていますが、今なお現役です!

 当時は『Paraboot』や『HESCHUNG』に製造委託していました。

 両ブランドともノルウェイジャンウェルト製法を得意とするブランドですよね。

 

 そして、「Kilmory」はおそらく自社製造のノルウェイジャンウェルト製法ではないかと思われます。

 本国サイトの商品説明文にも言及がありますね。

https://www.johnlobb.com/en_eu/mens-shoes/kilmory-highland-sole

 「newly developed Norwegian welt」とありますので、おそらく。

 その内容は以下の通りです。

 ウェルトが2つの別々の方法でステッチされています。

 アッパーからインソールまで横に入り、

 ソールへは垂直に入っています。

 防水性優れ、アウトドアシューズに素晴らしい美をもたらし、カジュアルでありながらモダンな外観となっています。

 

 加えて、「コテージライン」の時にはサイドのステッチの存在感がカジュアルな印象を強めていましたが、「Kilmory」ではウェルトと同色なのでシックな印象ですね!

 そのため、アウトドアユースの仕様でありながら、カジュアルなドレスにも対応できる外観となっていますね!

 

 『JOSEPH CHEANEY』や『EDWARD GREEN』のキャップトゥダービーには珍しいヴェルトショーン製法がありましたが、

キャップトゥダービーで! (30)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM 2R(D) 底付け - 靴と歩む、僕の...

キャップトゥダービーで! (88)EDWARD GRENN ⑨ DUNDEE (C)ヴェルトショーン - 靴と歩む、僕の...

 イギリス靴ブランドでノルウェイジャンウェルト製法というのも珍しいのではないでしょうか!?

 ジョンロブでもパリの方だから?

 コテージラインの歴史があるから??

 ともあれ、ガンガン履けるジョンロブがシックなスタイルになって帰ってきましたね!

AIGLE

 

 ガンガン履ける要素がもう1つ。

 アウトソールです!

Highland sole

https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/10/ME2111_p96-97_sub1n.jpg

靴の名門ブランドが新しい試みをスタートしている【編集部で検証】 | MEN'S EX ONLINE |

 アウトソールには新しく開発された「ハイランドソール」が採用されています。

 レザーソールの前方とヒールにラバーが注入されているとの事。

 「グリップ力、クッション性が抜群」と評されていますね!

 

 この点、「コテージライン」のソールはオリジナルのラバーソール でした。

 それについて、こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)

ジョンロブ・コテージライン 2度めの退院(オールソール) - 靴について

 ソールを剥がした写真も見られます。(貴重!)

 ラバーソールの中は格子状になっていて空間があるのですね!(驚)

 だからクッション性があって、そこまで重く無く、快適な履き心地なのですね。(納得)

 

 あっ、今回は「Kilmory」の話ですね。

 「ハイランドソール」は「コテージライン」におけるラバーソールの感じとは趣が異なります。

 外観はレザーソールで、クラシカルな雰囲気です。

 コバの張り出したノルウェイジャンウェルト製法で、

 ミッドソールを挟んだダブルソール仕様ですので、

 クラシカルなカントリーシューズのようなダブルレザーソールの外観ですね。

 その上で、計算されたデザインのラバーを付ける事でクッション性と防滑性を上げています!

 

 そして、ラバーの色がネイビーというのもポイントですね!

 派手な色では無く、でもチラッと見えると違いが分かる、大人のお洒落を感じます。

 ただ、、ジョンロブらしいデザインかというと・・・

 そうでも無いような??

 

 また、出し抜いのステッチはオープンチャネルなので見えています。

 ラバーソールの場合と同じではありますが・・。

 

感想

 ムーアランドグレインレザーやノルウェイジャンウェルト製法から、「コテージライン」を思い起こしました。

 でも、ドレス用ラスト8995やシックな色味でまとまったデザインから、

 かつての「コテージライン」とは異なる、

 よりスマートで、ドレス感のあるデザインにアップデートされているように思いました。

 

 ガンガン履ける「コテージライン」のような仕様でありつつも、現代的なドレスカジュアルな靴となっていますね!

 

 ではでは。

三越伊勢丹オンラインストア


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