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キャップトゥダービーで! (30)JOSEPH CHEANEY ① CAIRNGORM 2R(D) 底付け

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 

 この前ざっと観たドラマが気になって、もう一度見直しました。

 『アストリッドとラファエル』です。

www.nhk.jp

 アストリッド(美人さん!)の一挙手一投足に魅了されてしまいました。(好)

 ファッションも良いです!

 次回が楽しみなのですが、明日の放送は休止なのですね。(残念)

 もう一回見直そうかな。(笑)

 

 前回の続きです。

 『ジョセフ チーニー』のキャップトゥダービーを取り上げています。

 まずは『CAIRNGORM」です。

JOSEPH CHEANEY CAIRNGORM 2R

 

 実はロングセラーモデルらしいです!

 

ヴェルトショーン製法

 本靴の底付はヴェルトショーン製法が採用されています。

 

 実は『クロケット&ジョーンズ』の「PEEBLES」を取り上げた際に登場した「Veldt」というモデルの中でも登場しましたね。

キャップトゥダービーで! (12)CROCKETT&JONES PEEBLES ② - 靴と歩む、僕の...

 基本的にはグッドイヤーウェルト製法と共通する製法ですが、違いはアッパーの端の使い方ですね。

 ヴェルトショーン製法ではコバと接するアッパーの端がコバの上に乗り、そこに出し抜いがかけられます。

 これによりアッパーとの隙間が無くなり、小石や土埃、雨水の侵入や染み込みを防ぐ効果が高まります。

 

 現在はヴェルトショーン製法を採用した靴を作っているブランドは少ないようです。

 中でも『チーニー』は積極的に取り組まれていますよね!

 特集された記事を読ませて頂きました。(感謝)

www.british-made.jp

 ”ヴェルトショーン”の語源はサウスアフリカにあるという説があるそうです。

 ケープダッチと呼ばれるオランダ系の移民族がサファリシーンで着用する”ステッチダウン製法”のフィールドシューズを”ベルトショーン”と呼んでいた事に由来されるそう。

 ”ステッチダウン製法”と”グッドイヤーウェルト製法”が合わさる事で派生したのが今日のヴェルトショーンウェルト製法です。

 

 因みに、ステッチダウン製法というのは『Clarks』の「デザートブーツ」でも採用されていていますね。 


 

 アッパーの端をコバの上に重ねて出し抜いをする製法ですね。

 

 話を戻します。

 アッパーをコバの上に縫い付ける、と一口に言えど、アッパーを全体に適切なテンションをかける為の意匠など熟練の職人技や専用のマシーンを必要とするそうです。

 その為、生産できる数も非常に限られる手の込んだ仕様とのこと。

 

 

ダブルウェルト 

 コバに注目すると、出し抜いのステッチは踵まで施されていて靴をぐるりと一周しています。

 ダブルウェルトですね。

 ダブルウェルトはグッドイヤーウェルト製法でもカントリーシューズ等で採用されています。

 

 踵にもコルク等の中物が入る事で衝撃吸収性が上がり、履き心地の良さに繋がります。

 踵のコバが張り出す分だけ大きなヒールとなり、バンパー的な役割や安定性も向上します。

 まさにアウトドアシーンに合った仕様ですね!

 さらにヴェルトショーン製法は雨水等の侵入も防ぐ構造ですので、一層です!!

 

コマンドソール

 イギリス『ITSHIDE』社の「Commando」ソールです。

 ゴツゴツとした迫力のあるパターンで、これぞコマンドソールですね!

 

 商品説明の一文が良い感じです。

 「雨の多い英国のぬかるんだ田舎道や荒れた山道、リバーサイドをものともせず歩ける厚みのあるコマンドソール。」

 カントリーシーンがイメージできますね!

 

 

 ちょっと話が逸れますが、アウトドアウェアを日常着として取り入れる「ヘビーデューティー」という言葉を聞いた事があります。

 以前少し書いたこともありましたね。

白いドレスシューズの可能性は!? (12) ALDEN ③歴史3 日本 - 靴と歩む、僕の...

 「ヘビーデューティー」という言葉は1970年代に雑誌「メンズクラブ」のイラストレーター小林康彦氏が初めて使った言葉だそうです。

 それはアメリカをはじめとする世界中の「現場」で使われていたアイテムを日本の街着ファッションとして取り入れた概念でした。

 

 あれからン十年・・・。(きみまろさん?)

 

 現代の僕の関心も、丈夫で長く使えそうな良質な靴やモノに興味が湧いてきています。

 そして、雑誌『CLUEL』や『FUDGE』や『LaLa Begin』等でもそういったファッションが提案されているように感じます。

 そういう意味では、現代のヘビーデューティーと言えそうかなぁ!?!?

 変化の大きな現代において、機能的で実用的で丈夫なアイテムが再び求められているのかもしれませんね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

おまけ

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