こんにちは。
今日も晴れました。
ここ数日は数字(気温)ほど寒くは無いような感じがしています。
お陰様で天気に恵まれているのでしょうね。
北京オリンピックの開会式が始まりました。
綺麗な光の映像が印象的ですね。
既に始まっている競技もあります。
選手皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できると良いですね!
それでは、シングルモンクに戻ります。
フランス靴編に入り、まずはJ.M.WESTONから始めました。
次は僕も好きなこちらのフレンチブランドです!
HESCHUNG
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『HESCHUNG』については、以前も書きましたね。
日本ではあまり展開されていないのですが、良質で洒落た靴を作る魅力的なブランドだと思います!
今回取り上げる靴も、カッコ良いです!
ラスト
特に記載が無いのでラスト名は分かりません。
程よいノーズ長のスマートなラウンドトゥです。
現代的なクラシックを感じるフォルムですね!
クォーター
クォーターの革の切り返しがあります。
ダービー(外羽根)がベースですね。
羽根から羽根の付け根、そしてソールへのカットラインを見ると、傾斜したストレートです。
しかも、全てダブルステッチで統一されていて、一体感がありますね!
前半(ヴァンプ)と後半(クォーター)の配分もバランスが良く、スマートなノーズ長が感じられます。
羽根は2〜3ホール分くらいで、スクエア寄りのデザインです。
角は丸みがあり、柔らかな印象ですね。
内側・外側ともに同じデザインの羽根です。
そのため、羽根を閉じると内外両側から甲を包むようなデザインとなります!
・・・
別に、ダービー(外羽根)だって同じでしょ?
勿論そうなのですが、
靴紐が無い事で羽根そのものに視線が行きませんか!?
レースアップですと靴紐で甲を締める感じがするのに対して、
革で甲を包む感じが伝わってきますね。
それが、ホールド感やフィット感、ひいては安定感を感じさせるように思います。
それを美しく魅せるデザインがストラップとバックルです!
ストラップ、バックル
ストラップは羽根から伸びているのでは無く、
羽根の上からベルトを締めるかのように、
ソールから伸びています。
そして、前述したように羽根を閉じると甲を包むようなデザインとなります。
その上からストラップで締める事により、甲をホールドする感じが一層強調されるように思います!
ストラップの幅と羽根の幅のバランスも、
羽根がしっかり見えるように、
でも太すぎて野暮ったくならないないように、
計算されたデザインですね!
さらに、バックルです!
ベルト通しのあるコの字型で、ピンが乗る辺には更に筒が被されています。
シンプルでタフな印象ですね!
また、インサイド側にはスクエア型のリングが有ります!
リングで下部からのストラップを一旦留めて、別に上部からのストラップも留める事で、それらを繋いでいます。
リングを使う事でストラップの微妙な動きに対応できる自由さが確保されるのでしょう・・
が、やはりデザイン的な意味が大きいのではないでしょうか!(笑)
内と外の両側に金属素材が付く事で対称的なバランス感が生まれますし、
金属が目を引く事でストラップを強調しますし、
内側に付く金属はなかなか見ない個性的なデザインですよね!
後ろ
縫い割りで、上端はドッグイヤーです。
きちんと真面目な作りですね。
コバは張り出していて、ラバーソールがしっかりと支えています。
どっしりと安定感のある後ろ姿ですね。
ソール
コバと接するアッパーの淵を見ると、太いステッチが靴を一周しています。
エシュンが得意とするノルウィージャン製法ですね!
アッパーの縁を走るステッチも白系の明るい色で、カジュアルな印象です。
アウトソールはオリジナルのラバーソールです。
そこまでゴツくは無く、タウンユースでも違和感の無い見た目になっていますね!
感想
エシュンが得意とするノルウィージャン製法で作られたアウトドアスポーツ・カジュアルなシングルモンクですね。
そして、革のベルトで留めるというデザインが、クラシックな旅行鞄やアウトドア、ミリタリー等をイメージさせ、タフなカッコ良さが伝わってきます。
そういう意味でも、内も外もソールからストラップが伸び、羽根の上から締めている事が効いていますね!
そんなタフなイメージを、スマートなノーズ長が上手く中和していると思います。
全体として都会的な雰囲気のある洒落たスポーツシューズに仕上がっていますね!
おまけ
本国サイトでは現在作られているモデルもあります!
HESCHUNG Bouleau
本靴とはクォーターの革の切り返しデザイン(羽根の付け根からソールへのカットライン)が違いますね。
今回はここまでです。
ではでは。