こんにちは。
今日は冷たい朝から始まり、昼頃から冷たい雨が降って、
夜は・・・何か白いのに変わってないか、、、。
スピードスケート女子500mで、高木美保選手が銀メダルを獲りました!(凄)
おめでとうございます。
高木選手、出まくってますね!!(嬉)
とてつもないパワーで、一つ一つが素晴らしい滑りで、超人的!!!
まだ大事なレースが残っていますので、コンディションを維持して会心の滑りができる事を願っています!!(願)
ベルルッティのシングルモンクを取り上げています。
今回はベルルッティならではのデザインが色々と盛り込まれたこちらのシングルモンクです。
Berluti オルガⅢ スクリット カリグラフィ
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『最高級靴読本Vol.4(2010年2月20日発行)』にも掲載されていました。
「オルガⅢコレクション」との事です。
フォルム
「オルガⅢコレクション」ですので、前靴「Rubini」と同じラスト(フォルム)でしょうね。
スッと伸びたスマートなノーズは長過ぎないバランスです。
現代的なクラシックといえる印象ですね。
そして一番の特徴はやはりスクエアトゥでしょう!
先端が明らかに横一直線の平なトゥで分かりやすいスクエアトゥですね。
ただ、前回の「Rubini」と見比べると、本靴の方が少しコンパクトなトゥシェイプな気がしませんか!!?
撮影角度の影響かもしれませんし、トゥデザインの影響かもしれませんが、
ひょっとしたら前回学んだ「前期」と「後期」の違いかもしれません。
でも、だとすると本靴のフォルムは「前期」っぽいのですが、
掲載された年代は「後期」の時期かと・・・。(謎)
キャップトゥ
トゥに革の切り返しがあります。
キャップトゥですね。
ただし、デザインが個性的です!
インサイド側が短く、アウトサイド側は長い、斜めストレートのデザインです。
シンプルですが、他に見ない大胆なデザインですね!!
それを魅せるかのように細やかなダブルステッチが施され、
ヴァンプとは色味を変えたダークトーンのパティーヌで仕上げられています。
ネオクラシックとも言えそうなデザイン性の高さを感じますね!
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クォーター、スクリット
クォーターの革の切り返しがあります。
ダービー(外羽根)をベースとしたシングルモンクです。
羽根から羽根の付け根、そのままソールまでのカットラインは一本に繋がったような斜めストレートです。
アウトサイド側から見るとトゥキャップの斜めストレートラインと平行しています!
シンプルなデザインですが印象的な横顔となっていますね!!(技)
そして、クォーターのデザインが凝っています!
ベルルッティオリジナルのスクリットが施されたベネチアレザーの上に、プレーンなベネチアレザーが重ねられています。
上に乗ったプレーンな革の切り返しも印象的な曲線です。
大胆なデザインのスクリットを敢えて隠すような、
隠される事でかえって目を引くような、
クラシカルなエレガンスを感じるデザインですね!
スクリットのパティーヌをダークトーンにする事で、より一層コントラストが強調されています。
ストラップ、バックル
ストラップは羽根の上から別革として付けられています。
インサイド側の羽根の中腹辺りに切り込みがあり、そこからストラップが出るようなデザインですね。
ドレスシューズらしい細めの幅で、スクリットは施されていません。
ベルトのように真っ直ぐで、先端はスクエアカットです。
羽根のカラートーンに合わせたパティーヌとなっていますね。
バックルも細身でエレガントなバランスです。
鈍い艶のシルバーです。
「B」を象ったオリジナルデザインが印象的ですね!
後ろ姿
スクリットレザーとプレーンなレザーの重ねデザインはトップラインに沿ってヒールまで続いています。
それにより、ヒールも重ねデザインのまま縫い割りされています。
上端はダブルステッチですね。
細やかなステッチラインが縦横に走り、丁寧な作りを感じますね。
ソール
シングルレザーソールにオリジナルデザインのハーフラバーが貼られたデザインでしょうか??
ラバー下端のラウンドカットからウエストへの滑らかな繋がりも綺麗ですね。
横から見ても殆ど目立たないくらい薄手のラバーですが、ソールパターンはスポーティーです!
ヒールのトップピースはVibramが貼られているのかな??
感想
シングルモンク、スクエアトゥ、斜めキャップトゥ、スクリット、重ねデザインのクォーター、「B」バックル、そしてパティーヌ、
といった、デザイン性の高い要素が沢山盛り込まれた一足ですね。
イタリア靴のような個性も感じますが、もう少しカチッとした感じもあるように思います。
その塩梅がフランス的なのかなと。
フランス的なネオクラシックを感じるシングルモンクですね!
今回はここまでです。
ではでは。