こんにちは。
今日も晴れましたが、昨日にも増して寒かったです。
日差しはもう春だと思っているのですが、、、油断大敵ですね。
前回チラッとご紹介した靴について書いていこうと思います。
冬のブーツと交代してこの春に何を登場させようかとアレコレ考えていたのですが、(楽)
ここしばらく僕が気になっているフレンチトラッドにも合うフレンチローファーに決めました!
HESCHUNG HELIX
『HESCHUNG』と書いて『エシュン』と紹介されるフランスの靴ブランドです。
フランスらしい音で僕は好きなのですが、一般的にはマイナーでしょうかね・・・。
パラブーツの影に隠れて(?)、なかなか注目されていないように思うのは僕だけでしょうか??
やはり英語名の方が良いのかなぁ?(謎)
何年か前、コム・デ・ギャルソンがコラボしたり、District(ユナイテッドアローズ)でプッシュされたり、と注目された時期もあったのですがね。
現在、少数ですがTradingPostで販売されていますね。
歴史
まずはブランドについて知るために、歴史をざっとチェックしてみましょう。
Une histoire de famille - Ateliers Heschung - French Shoemaker since 1934
1920年、ユージン・エシュン氏がフランスのアルザス地方で靴作りを始めました。
デットヴィラー村にある12の工場の1つで作業靴を作るカッティングワーカーをされていたようですね。
1934年、『HESCHUNG』が設立されました。
創業当時はノルウィージャン・ウェルテッド製法とグッドイヤー製法を手掛けていたそうです。
1952年、ユージンの息子ロバートが会社を引き継ぎます。
1950年代に入ると、ノルウィージャン製法の防水性の高さを活かしてスキーブーツを作成し、シェアを広げていきました。
その品質の高さが認められ、グルノーブルオリンピック(1968年)と札幌オリンピック(1972年)ではフランス代表スキーチームの公式スポンサーとしてスキーブーツを提供しました。
多数のメダルを獲得したフランス代表の活躍とともにスキーブーツのシェアを一気に拡大させ企業は大きく成長しました。
しかし、スキーブーツの素材が革からより軽いハイテク素材へと進化する中でスキーブーツの生産から再び革靴の生産へと注力していきます。
1986年、ロバートの息子ピエールが加わり、1992年に会社を引き継ぎます。
その2年後にはかつてのノルウィージャン製法とグッドイヤー製法を再導入しブランドの復活へと進みます。
1999年、コレクターであり高級靴の大愛好家であるThierry Duhesmeとの交友関係によって、パリサンジェルマンとリヨンにブランド初のブティックがオープンしました。
2001年にはRiveDroite(セーヌ川の右岸)にパリの2店舗目のブティックとショールームがオープンしました。
エシュンの靴はフランスの自社工場で熟練した職人の手によって作られています。
その技術力の高さから一時期ジョンロブのコテージライン(1995年頃〜2004年)を請け負っていました。
また、2014年にはアディダスのスーパースター45周年を記念した「Made in France」の特別シリーズの製作を請け負いました。
アディダス・コンソーシアム・スーパースター・メイドイン・フランス(adidas Consortium Superstar Made in France) | スニラボ sneakerlab
1970年代にアディダスの生産拠点がアルザス地方のデットヴィラーにあったようで、同じ地域にあったエシュンも当時生産を手掛けていたそうです。(へー)
ざっと以上です。
スキーのフランス代表チームやアディダスといった本格的なアスリート用のスポーツシューズまで作っていたのですね!(凄)
そう言われると現在のエシュンの靴にもどことなくその影響が垣間見れるような!??(笑)
その辺りについては次回に。
ではでは。
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