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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (123)Allen Edmonds JOSEPH ABBOUD

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 気温はそこそこ戻ってきて、暑過ぎず、寒過ぎず、

 ちょうど良い、と素直に感じました。

 

 前回の続きです。

 『アレン・エドモンズ』のシングルモンクを取り上げています。

 今回はこちらです。

Allen Edmonds JOSEPH ABBOUD別注

 

 インラインのモデルでは無く、別注品です。

インソック

 『JOSEPH ABBOUD』はNYのファッションブランドで、

 日本ではオンワードによって展開されていますね。

 

 ウィキペディアにも記述がありました。(感謝)

Joseph Abboud - Wikipedia

 1950年、マサチューセッツ州ボストンの生まれ。

 ラルフローレンでメンズウェアデザインのアソシエイトディレクターを務め、

 1987年に自身のレーベルを立ち上げました。

 90年代には2年連続でベストメンズウェアデザイナーとしてCFDA賞を受賞しました。

 その後、商標と名前と、会社と新ラインと、いろいろ紆余曲折があったようで・・・複雑なので割愛します。

 

 靴です!

フォルム 

 ラストに関する記載も情報も見つかりませんでした。

 

 見た感じは、

 幅は普通くらい、

 トゥへの窄まりは緩やかで、

 丸みのあるラウンドトゥはボリューム感もまずまず、

 ノーズ長は中庸くらいでしょうか。

 

 甲の立ち上がりが抑え目なのはアメリカ靴の傾向かなと。

 

CASETiFY

横顔

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)をベースとしたシングルモンクです。

 

 羽根の付け根の位置はやや後方寄りでしょうか。

 そこから上に羽根が伸びます。

 Vフロントのように角度が付いていますが、そこまで鋭角ではないですね。

 羽根も2ホール分くらいの幅と、内外の先端が重なりそうなくらい伸びていますね!

 やや大きめなバランスの羽根はファッションブランドならではのデザイン性と言えそうです!

 

 ソールへのカットラインも羽根と対称的で、後方へ傾斜したストレートです。

 「く」の字型のクォーターはクラシカルなシングルモンクでよく見られるデザインですね。

 

ストラップ、バックル

 ストラップは太めですね!

 内側の羽根は上下方向から窄まっているのですが、太めですね!!

 先端はラウンドです。

 

 対応するバックルも大きめです。

 ベルト通しのある「コ」の字型ですが、

 フレームに厚みがあり、

 ピンが乗る辺には筒状のカバーも加わり、

 ボリューム感のあるバックルになっています!

 まるでデニムに合わせるベルトのようですね!!

 

 クラシカルなバランスよりも明らかに大きなデザインで、

 ファッションブランドならではのデザイン性だと思います。

 

 

後ろ姿

 アウトサイドカウンターの革の切り返しはありません。

 

 ヒールは縫い割りで、上端はドッグイヤーです。

 『アレン・エドモンズ』のドッグイヤーは「耳」が長くピンとしていますね!

 

ソール

 底付はオールアラウンドグッドイヤーウエルト製法です。

 アウトソールはスタッテッドラバーソールです。

 アッパーがカジュアルなスウェードのシングルモンクなので、カジュアルなラバーソールも馴染みますね!

 でも、ゴツいタイプのラバーソールでは無く、比較的スマートなタイプをチョイスするあたりは上品なブランドの方向性を感じます。

 

 

感想

 明らかに大きめな羽根や太めのストラップ、ボリューム感のあるバックルは、ファッションブランドらしいデザイン性が効いていると思います。

 

 振り返ると、イギリス靴の『Church's』や、イタリア靴にも度々見られたデザインでもあります。

 ただ、これら欧州の場合は、ドレス感の中にアクセサリー的な要素を強調するような感じで大きめなバックル等が使われていた印象があります。

 対して、本靴はカジュアルな中に、よりカジュアル感を強調するような使われ方ですよね。

 こうした違いもアメリカのファッションの特徴が現れているように思います。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

AIGLE


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